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診療所の孫 遠馬桜綺は、甘い物は正義 倉重晋の代わりにはなれなくても、りっぱに調理をこなす心づもりはあるよ! となんだかアピールしてみた。
[晋くんが振ったクッキー缶のラベルはなんと書いてあっただろうか。
私も近くの缶を手に取る。ラベルにはラベンダーとローズ、と書いてあった。
缶のデザインはぱっと見でどんな物なのか分かるようになのか、
薔薇とラベンダーがバランス良く咲いている花園が描かれていてとても可愛らしい。]
そうだね。味の想像がちょっとつかないけど…
素敵なお茶会になりそう。
[今度、合うかどうか実際に試してみようか。
その時に、晋くんを誘える勇気は…私にあるのかなと考えてしまって。
頭をぶんぶんと振り、思考をシャットダウン。]
1980年が昭和レトロかぁ……そうかぁ
レトロな時代にすでに生存してたってことかぁ…だよなぁ
[中身もあれでちゃんと女の子なんだよ、とだけ付け足して、ごめんの言葉には緩く首を振った。
男の子には解りづらいかも知れないからそれ以上、私も追求しない。
漫画に関しては無理に貸すつもりはないからありがとうに頷くに留め]
あ…うん、ごめん。女の子同士だと結構気軽に見せ合ったりするから、その癖で。
ちょっと配慮が足りなかったな。
[つい、と反省。
可愛いって自覚と一緒で、女の子だって自覚が若干足りないとね、っていえば解る?なんて花緒については問いかけて]
……本当に?
[そうは聞いても私は遠慮したい。
差し出したスプーンから自分もかき氷食べてからあれ、これってと気付いて真下仁奈った]
うん、遊ぼう。泳ぎはね、出来るんだ。
ただ、タイムは酷いけど…そこ、競所じゃないしね、今日は。
[誤解招く、に大丈夫パレオしか脱がないからと。
噎せて背中を擦ってもらえば落ち着いてから、食べ終わったかき氷の入れ物をゴミ箱に入れて海の方へと。
のぞき込んで来る彼の目を見返して]
例えば水着のね。青か、オレンジか、くらいなら。友達が青がいいなら私はオレンジでも良いんだ。
だけど、時として選んだ裏で誰かが傷付くことが合って……。
後悔してる部分としてない部分。
でもやっぱり…誰も傷つけない選択って言うのは、難しいのかな…って。
選んでから気付いたこと、選ぶ前に気付いてたら私はどうしてたんだろう。
[考えても答えなんてないんだけどね、と柔らかく笑う]
― カラオケ>>@40 ―
そ、そう……?
私、歌褒められたことないのに。
……ううん、たっくんがそう言ってくれるなら信じなきゃね。
[拓己の賞賛と拍手に高揚しながらもいったん否定しかけて。
しかし先ほど自分で拓己に言ったことをを思い出したから全力で納得。
とは言え――]
えぇぇっ!?
それは、いくらなんでも……。
[問題がはるか山積みなのは間違いない。
自分に歌の才能があったとしても、見えない身でバンドなんて可能なのか。
拓己以外のバンドメンバーが理解してくれるのか。
どう考えても無理がある――]
………………。
[しばらくの沈黙ののち――意を決して唇を強く結んだ]
たっくん……
もう1曲だけ、聴いてくれる?
私はハンデを背負ってる。
けどたっくんは私を誘ってくれる。
すごく嬉しいのに、見えないから無理だって思った私がいる。
たっくんに応えられるか――自分で、試したいの。
[マイクを持って立ち上がり、スペースのあるところに。
入力のために曲名を告げるようなことはしなかった]
―調理のご相談―
謎のマカロン氏には、大正っぽいマーク入れたらいいんじゃない?
[具体的になんなのかは分からない。
どう? 模様って付けられる? と志乃へ訊いてみながら、慶太のスマホを覗きこむ]
お品書きはそれっぽく書くかもだけど、内容自体は時代考証ない感じじゃないかなー。
オムレツいいねー、オムレツ。それっぽい!
あ、ごめん。
人数の隔たりが大丈夫そうなら、私も当日は給仕の午後でお願いできるかな。
[大分遅い、と自分で思いながら]
……小さい頃から家に古い映画のDVDがあってね。
事故で目が見えなくなったフィギュアスケーターの子の話。
私、画面が見えないのに、吹き替え版もなくて英語ばかりなのによく見てた。
その主題歌――カラオケには配信されてないみたいだから、曲ないけど……頑張って歌う。
私1人だけで、あなたと並び立ちたいの。
「Looking Through The Eyes Of Love」
[曲名をつぶやくと小さくリズムを取り始めて。
思い描いた頭のなかではピアノの伴奏が始まった。
そのイメージでは自分でもわからないが奏美が弾いていたかもしれない。
やがてゆっくりと歌い出した―― http://goo.gl/CmBZQU
想い人にいつか伝えようとしたかった、和訳の歌詞で。http://goo.gl/CgDCKU **]
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