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[>>113、>>119漁夫の利を狙うグレンの言葉に、返すセシルの言葉。
降りかかるべき攻撃が無い事に気付く事も無く。また、赤と金の間で不安定に色が揺らめき始める。心の揺れは顕著にその瞳に現れ。]
―――ッ、俺が何の為に!何処に居たって関係無いだろ……!!
[抑圧されていた感情は一気に熱の籠った叫びへ。
のしかかる重圧が不安定なモノへと変わりながら。見られたく無いと願った者が――其れも深く自分が何処かズレた存在だと再認識させられる様な姿で現れれば、その内の衝動すら感情の方が凌駕するも――制御から魔力が外れかける。
其れこそ、決意の差、であろうが。幾ら自分を律したって、そもそもの心の部分は其処まで強くも無く、寧ろ脆いもの。再び問い掛けられる声に、重力場は不規則に変動しかけ。
恐らく、こんな感情を発露させたのは二人の眼前では恐らく初めてであろう。孤児院に入った当初は、其れこそ頻繁にではあったが]
……どうせ俺には帝国しか居場所が無いんだッ…!!
少なくとも帝国は俺を受け入れてくれたから!!
――他に俺みたいな存在、何処も行く所なんか無いんだよ…!
[いろんな感情が綯交ぜになって、周囲を見なければと思うのにそれが出来ない。いつもなら容易にできる、のに。]
帝国なんかに戻るくらいなら、ここで死んだ方がマシね。
[呟きは聞こえただろうか。
彼女を見る目はどこまでも冷たく、そして響く銃声は自分の鉤爪に命中する。]
……貴方の甘さも優しさも。
反吐が出るくらい、大っ嫌い。
[精一杯の笑顔を浮かべる。まるで昔のように。
昔ならその一言で彼女に大打撃を与えられたが、今はそんなに弱くないだろうと思って。]
磔にされた聖女。ねえ、素敵だと思わない?
[軽く地面を蹴り、造りだした銀に光る刃を手に握りながら千早の方へと。
感情に乱されているせいか隙だらけのまま。もしも仕留められたならばと考えるが、この体勢と勢いでは傷を与えられても深手さえ負わせられないだろう。]
シエラは頑張り屋さんだから。
しっかりしなきゃ、って思いすぎなのよ。
だから、自分のことに
いっぱいいっぱいになっちゃって、
狭いけれどとても繊細な世界に、ね?
そんなに背負うことはないのよ。
皆がいるわ。1人じゃないわ。
[ 声色は穏やかに、
黒曜石のような瞳を閉じながら。
「 もう少し甘えないとね。」
と優しく微笑む。 ]
グレンは、エリィゼ を投票先に選びました。
アレクシスは、エリィゼ を投票先に選びました。
クロロは、エリィゼ を投票先に選びました。
クルークは、エリィゼ を投票先に選びました。
コトブキは、エリィゼ を投票先に選びました。
[ 彼女の話を聞いた後、いつだったか。
ツリガネとアルフの訃報を耳にする。
そのときシエラは側にいただろうか。
身近な人間の死はさすがに堪える。
しかしそれはふつふつと憎しみへと。
( ――あの子達の仇は、必ずとらないと。)
白衣を脱ぎ、ソファへと掛ける。
着慣れない軍服は肌に合わず動き辛い。
昔からのスタイルのまま、
シエラの回復を待ってから医務室を後に。
攻めるなら個人的に動きやすい
夜にしよう、と何もなければ練習場にて
夜まで戦闘準備とアップを始めた。 ]
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