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……可愛くなくて結構。
そういうのは、他に任せることにしてるの。
可愛いのが良いんなら、早乙女でも探しにいけば。
[それか、麻賀についていくか――と、やや険のある視線を向けて]
警護ね……。
突然消えるのに、守りようもないんじゃない。
[したいなら勝手にしてればいいけどと、呟いて。
焚き火の近くに腰を落として、埃っぽい書物の表紙に、指をかけた]
一時間ですね。了解です。
行方不明者が戻ってたりしたらいいんですけど...。
[何かいやな予感がしている。
気のせいだといいが。**]
――……、……っ!
[最初のページを開いた瞬間、ぞわり、寒気がした。
これは良くないモノだと、本能が危険を告げているような]
……?
[はらりと、一枚、メモのようなものが舞い落ちた。
拾ってみると、黄ばんだ紙で、文字も掠れ、ひどく読みにくい]
……第二幕は、……、しては、いけない?
[肝心の部分が読めない。何をしてはいけないという警告なのか]
……幕? 物語か、戯曲か何か?
でも、三神は、教義がどうこうって言ってたんじゃ……、
[どういうことだろうか、首をかしげる]
まあ、でも……、
聖書を、世界でもっとも売れたエンターテイメント小説って云う人もいるし。
[宗教の聖典が、小説のようであっても、おかしくはないだろうか]
……でも、まあ、キリスト教と無関係なことは、確かかな。
[としたら、教会というのは、ただのダミーなのかもしれない]
山奥の村、キリスト教会を装った聖堂で、ひっそりと信仰される異教――ホラーかミステリの世界だね。
[呟いたあと、実際、いま自分たちはホラーの世界にいるじゃないかと自嘲した]
じゃあ、一時間で…
あの、東さん達も気をつけてくださいね?
[ここにいれば安全じゃないというのは颯太が消えたと言う事実からも明らかだ。
そう、言うと教会の方へ向けて]
行こうか、露瓶ちゃん、光くん。
[懐中電灯をつけると教会の方へと]
……返事 なし か……
[木の側とか、
こわごわながら覗き込んでみるけど
隠れて脅かそうなんていう様子はないし。
ああ、もう
本当に、「1割の本当」状態じゃないか…!]
……石川君?
そっちの本、何か面白いこと書いてあった?
[気を紛らわすためなので
若干投げやり気味だけど。こんなところにおいてある本なんて、ぞっとしないぞ。]
― 焚き火の傍 ―
・・・。
[目の前で起きたことによほどショックだったのか
いつもの明るさはどこかへ消えて、
黙ったきり、ただ揺らめく炎を見守っている
一時間だけ教会へ行って行方不明者を探す班と
ここに留まる班と分かれて行動するらしいが
ほとんど耳に入っていないようだ]
[三神の落とし物を、美奈の後ろに隠れるようにして覗きこむ。
背中から、ぞくぞくと湧き上がってくる感覚は氷のように冷たいものだ]
(どうして?どうして先輩はこれを読んで平気で居られるの?)
[徐々に息が荒くなる]
この戯曲、ちらっと見たことがあります。魂を狩るとか、そういった内容ですね。呪われてる…
[やがて、目を離した]
……面白いかどうかは、人によるんじゃない。
一応、読み物ではあるけど……、
……少なくとも、私の好みではないね。
こんなもの、好む人がいるかどうか、知らないけど。
文体は綺麗だけど、おぞましい。
美しい単語で、冒涜的な描写が書き連ねられて。
非現実的なのに、それが心に浮かんでくるほど真に迫ってる。
――胸糞悪い光景が、夢に出てきそうだよ。
/*
ED:
悪霊エンド>◆生まれの▼さんエンド>無事生還エンド>マタンゴエンドというところだねぇ・・・。
今の状況
狼狼狼狂狂 占辻霊守村 血蝙 封公
真東奈?? 淡???? ?? 結颯
?
光は人間判定
どこかで仲間を吊らないといけないかもね。
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