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― マンハッタン ―
[天に届く程のビルディングを見上げたのは初めてで、
御上りさんと言われそうなくらい、人工の景色に
見入ってしまったところで。
フィロ>>255の声に、はっとして振り向いた。]
そうね――、
[競売、というものにも興味は惹かれたが。
セルリアン>>263の言葉にぱちりと瞬き、少しだけ迷うように思案してから]
じゃあ、アタシはセルリアンさんと
街を見て回ろうかしら。
――あのお店って、カフェー、よね?
[実際にはその場所はファーストフード店だけれども、
その辺りまでは深く考えずに。
ツバキはフィロと一度別れ、セルリアンと共に店に向かった。]
IRPO隊員 アザミは、強さを求める武術家 ジャッカル にうしろゆびをさすことにしたよ。
[>>265]
正しく、ね。
なぁ、アザミ。『正しい』ってなんだろう?
俺も、昔は正しさに、正義に憧れたよ?
それこそ風呂敷をマントにヒーローごっこさ。
でもさ。たとえば、「怪我をして死にそうな者(ヒューマン)が居ます。直ぐに輸血をすれば助かります。
ですが、決まりとして、資格を持ったものしか、輸血という治療行為は出来ません。ですが、資格者を待っていては患者は失血死してしまいます」
こんな時。
「資格は無いけれど、輸血処置のスキルを持っているからあえて治療を行うのが、正義なのか」
「規則は規則だから、資格を持った者が来るのを待って患者を見殺しにするのが正義か」
[一拍。大きく息をついて]
正義と言うのは実は存在自体が矛盾を孕んでいるのだと、俺は思うよ。
[視線をアザミへと向けた]
【ジャスティスK】
了承しました。
[決闘する内の一人が合図をする>>270などと聞いた事もないが、ジャスティスKは受け入れた。
その程度のハンデは、ハンデではないと判断した]
給与が増えないのは、自身の努力不足でしょう。
その原因を私に求めるのは筋違いだと判断します。
[1つめの指摘は論理的に切り捨てたが]
……。
[2つめの指摘には、即座には返事をしなかった]
─ →マンハッタン・競売会場 ─
分かった、そんじゃあとでなー。
[競売には来ずに外で待つことにしたらしいセルリアン>>263とツバキ>>274と別れ、フィロは競売会場へとやってくる。
ビルの最上階にある競売会場には、噂を聞きつけた『キューブ』目当ての者達がひしめき合っていた。
入場時に見た目の幼さから一度入場を止められかけたが、係員に対してちょっともそもそひそこそ話をすると、何とか中へ入ることが出来た。
こういう時は所属組織の力がありがたいと思う]
『キューブ』はトリか…。
競争率高そうだなぁ、大丈夫かこれ。
[競売品のリストを眺めながら席へとついて、目的のものが出品されるのを待つ。
一番の心配は落札出来ないことではなく、本物かどうかを見極められるかどうか。
フィロが一番緊張するのは恐らくここだろう]
【ジャスティスK】
[「クレイン博士が、ジャスティスに殺された」、ならば否定出来た。
博士は「より多数の人類の為」に犠牲になったのだから、博士を殺したのは「人類」だと言える]
[だが、「ジャスティスが、クレイン博士を殺した」、ならばそれは別の言葉で取り換え用のない事実だった。
可能な限り、嘘はついてはいけない事になっている。
嘘は、思考回路で無駄な容量を食う]
[だから]
はい、そうです。
[肯定した。
そして、GOの声と同時に、範囲射撃を実行した]
[ジャスティスは剣を効率よく使用する為にデザインされた機体だが、銃器・重火器を使用できない訳ではない。姉がかつて残したデータは、彼にフィードバックされている。そして、ジャスティスはこの決闘において、あらゆる武器を使う事が許可されている]
[これは正義の戦いで、間違いない]
─ マンハッタン・競売会場 ─
[競売が開始されてしばらくはただ眺めるだけ。
出品されている物は著名な絵画やいくつもの宝石が散りばめられたアクセサリーなど、どれも高級なものばかりだった。
フィロは正直、これらに大枚をはたく好事家達の気が知れない。
だから最後の品が出てくるまでは、詰まらなそうに競売の流れを見詰めていた]
ふぁ……まだかよー…。
[これ以上は退屈すぎて寝てしまう。
そんな状態になりかけた時、ようやく最後の競売物がお目見えした]
なーんてね。
[深刻な。
刺すような視線は一転。
へらり、と笑う。]
アザミ、それよりもジャスティスの現在位置!
何処に居るかって解らないの?
ジャスティスがクレイン博士殺害犯って解った以上は、身柄を確保しなきゃならないんじゃないのかい?
[尋ねる。
ジャッカルが居なくなっていることに、此処で気が付いただろうか。 ]
っとと!
……あれが、『キューブ』か。
[会場が沸き立つのに気付いて、慌てて椅子に腰掛け直す。
実物が壇上に設置されたが、この珍しいアイテムを過去に見たことがあるわけでもなく。
考古学の知識もあるわけではないため、見極めはほぼ直感頼みとなってしまう。
じっと見詰めてフィロが降した判断は、2(4)
1:本物かな、落札しよう
2:本物かな、落札しよう(実は偽物)
3:偽物っぽいな……止めた
4:偽物っぽいな……止めた(実は本物)]
[メイアルが戦っている。
ケヴィンも、戦っている。
支援を、頼まれたのに、動かなければ]
[スカートをぎゅっと握った。
そこで……ふと、ポケットに何かが入っているのに気づいた。指先で探る……それは……>>1:7術封じの精霊石]
あ……。
クーロンの藪医者 ゲンは、強さを求める武術家 ジャッカル にうしろゆびをさすことにしたよ。
割と自分で作った資料wikiが自分で役に立ってるなう。
タブで開いておけば、攻略本を見るより、ワンタッチででるからやりやすいー。
[>>279範囲射撃を竜燐の盾で防ぎながら、スライディングで攻撃する!]
ほう!今までそうやって悪を倒してきたのかね?
面白い!じゃが、ワシはそこら辺の悪と同じと思ったら大間違いじゃ!
[スライディングが47%の確立で当てる!]
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