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[諦めないと告げ、口元に揺れた手紙。]
読めない……?
[笑みを浮かべる手紙狂いに、そんなわけが、と言いたいのを堪えた。
唇を結んで、やる、と言われた手紙を受け取ろうと、指先に煙草を指した手が伸びる。]
[少女に、あれが翼人だ、と告げる前に。]
…………な、
[ふたりのやりとりに、驚愕する。
なのに反面、これでなにか分かり合えるならいいじゃないか、と思う自分もいた。
なにかが通じ合う存在があるのなら。
それが見付かる距離にあるのなら。
お互いに、認識できるのなら。]
[少女達の会話に気を取られていると、もう自分の役目は果たしたような落ち着きと居心地の悪さが残った。
ステンドグラスが、鈍く、
その場にいる者たちに、
光を投げかけている。
花はもう、どこにも咲かないだろうに。]
[後から後から涙は零れて。
理由が分からないから、止められなかった。
両肩を掴まれて戸惑うように眸が揺れる。]
わ、私…………、
あたし、
[ランスの指が、霞色の眸から零れる涙を掬う。]
あたし………………、
[───言葉にならなくて。
ランスの胸の中に倒れ込んだ。
傘の持ち手が手から離れる。
零れた涙が、灰色の地面に、ぽたり ぽた 濃い色を作り。]
[別の男から声を掛けられて我に返る。]
……なにが、…………いや。
あたしにできることなら、やるよ。
説明はあとでいいからさ。
[明らかに、想定されないような事態が起きたあと。
自分を取り戻した女の動きは素早かった。
どんなことがあろうと、最後まで後悔しないと。
決めているのだから。]
………………だから。
あたしは、誰にも祈らない。
[誰にも聞こえない、小さな声で。誓った。]
歌い手 ナデージュは、研究者 トロイ を投票先に選びました。
手紙狂い パースは、毒舌家 セルマ を投票先に選びました。
/*
セルマサンが格好良いですね。
ただこの村の元凶は、神(世界そのもの?)なので、悩ましいかも。
カイン神は見てると維持神ぽいところもありそうかしら。
[司祭に比べれば、助け起こしている男の方はまだ顔色が良いといえた。
勿論、こんなときに調子の良いものなどいないだろうが。]
水は……ああ、これかい。
[井戸水は使えない。
浄化された飲料水は貴重なものだった。
ことに、医療や教会にある水は純度が高い。
村で使われている水の容器はどこも共通だ。
裏口近くにそれを認めて、盥を満たした。]
『あなたを愛しています』
[受け取った手紙は大切に、引き出しの奥へしまってある。
それが誰によって綴られたものなのか、
男にはわかってしまっていた。
そして手紙狂いへ向けて、無邪気な笑顔を見せる]
『ありがとう』
『きみとであえて、よかった』
[男のことを示す記号…、
名前はこの村に来てから司祭が付けてくれたもの。
だから、この手紙は、つまり]
[それからは、
手紙狂いがこの村へ来た記念日が来るたびに、
相手の元へ封筒を持っていくようになった]
『私に手紙をくれたひとに、届けてほしい』
[中に宛先を示す記号はなく、手紙すらなく。
押し花でできたしおりが一枚、入っているだけ。
もしも断られたり無理だと言われたとしても、
毎年そうして置いて行く。
…だけど、今年は贈る花がない]
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