情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
そろそろですか…
[隣に座っていたシリルに声をかける]
私は降りる準備をします。
…ここは、一人で行動したほうがよさそうです。
[ププモアの説明>>#7 >>#8を聞いて、シリルを見た。
その顔は、とても穏やかな笑顔]
では、また…
[にっこりと笑って、サロンをあとにした。]
― 荒野 ―
…選ばなかった過去…
[飛びながら、ふと、物思いにふける。
あの時ああしていれば、と思った瞬間は、思ったよりわたしにもいっぱいあるのだと思う。
例えば…。]
(彼の。)
[と、顔を上げた瞬間、駅はもはや見えなかった。
周りは真っ暗だった。
そして目の前に、風雨にさらされた感じのぼろ屋があった。]
まさか…
これがわたしの…
[呆然としながらも、ぼろ屋に向ってふらふらと飛んでいった。**]
[スターライナーの昇降口に向かうと、
ププモアが心配そうな顔を向けてくる]
私の目的はこの駅で降りることです。
…戻って来られるように、祈っていてください。
[穏やかな笑みを残して、スターライナーから降りた]
― 森 ―
[駅舎から出ると、森が広がっていた]
ここは……
[一歩外に出る。なぜか懐かしいと言う感覚がして、どんどんと歩いていった。]
― 駅舎 ―
やっぱ・・・行く?
[もちろんというようにスッチーもうなずく。覚悟は決まった]
あっち・・・
[風でスッチーを包み込んで、飛び去った]
スッチーは遺言状を貼りました。
[話の内容はよくある話だった。
父と義母の話からよぎるのは政略結婚なのか。
父と母の話からよぎるのは、
血を絶やさぬことは共通なのか。
当たり前のよくありふれたものが過ぎ去る。]
(何も残らない。)
[心が消える。]
(死んでしまうと、君も何も残らないの?)
アラルースアはどこの星系だったかな。
[ひとりだと感じていたなら。
ある人物からかけられた言葉を思い出す。
メルヴィの頭を撫でるのを止めて、
頬から髪の毛の間へと両手を差し入れた。
親指で涙の溢れた目尻を拭い頬を撫でる。]
地球のクリスマスか・・・本当に懐かしいのう。
巨大な樅の木でクリスマスっぽいのなら私たちはさしづめ蒼い石をプレゼントしたサンタクロースというところかのぅ。
はーはっは。
[と高笑い。]
― 昔の思い出 ―
ナッツは鋳物のティンク一族として木炭の灰から生まれた。
最初の30〜40年は、ようせいの森で、仲間たちとようせいの仕事のものづくりをやったり、外の様子を色々教えてもらったりして暮らしていた。
そして40年を越える頃、森から出て、夜に人間の子どもたちと空を舞うようになった。
子どもたちは、大体ナッツのことを夢だと思った。
ナッツもそれでよかった。
元来ナッツは人間の子どもたちと遊ぶのが好きだし、一晩ずつ、いろんな子どもの様々なお話を聞くのはとても楽しかった。
そんな中、彼に出会った。
はじめて会ったとき、彼は16歳だったと思う。
彼は親の影響で整備士を目指して工学を勉強しており、いろんなところでナッツは人間の技術に感心した。
また、彼は飛び方の考案が天才的だった。
彼が飛ぶたびにいろんな飛行方法や街の絶景ポイントを探し当てるのをみて、ナッツはいつも、次も彼と飛びいたいと思った。自然と毎晩彼と飛び回るようになった。
彼も大人になり、ナッツの光で飛べなくなった。
しかし、ナッツは彼と一緒にいた。
彼は家を出て、荒野に打ち捨てられたぼろ屋を格安で買い、ナッツがいつでも安心して来れる場所を作ってくれたのだ。
彼は原付で少し離れた街に通い、今度はナッツが彼の仕事にようせいの技術をアドバイスしたりした。
ナッツは他の子どもたちと空を飛んだり、ふらっとようせいの森や他のところに遊びに行きながらも、たいてい彼の元に戻ってきた。
そして黄金の30代。彼は自家用軽飛行機を購入した。
再び2人は2人で好きなように空を飛びまわった。
幸せだった。
― 食堂車近く廊下 ―
……っ。
[自分よりも大きな手で頭を撫でられる>>241と、また涙が零れそうになる。
耐えるように唇を噛んでも、抑えきれなかった雫がまた一筋溢れた。]
ア、ラルースアは、ウェグ星系列のクヤデという星に領土を持っております。
[気持ちを落ち着けるように、ゆっくり言葉を紡ぐ。
クヤデは緑や動物が多く、農業や酪農など、自然のものを活かした産業が盛んな星だ。]
私と母は糸を紡いだり、紡いだ糸で織物を作ったりしておりました。
40代。彼は足を悪くして、軽飛行機を売った。
しばらくして仕事もやめ、ずっとぼろ家にいるようになった。
ぼろ家の周りで細々と食物を育て、その他のものは、退職金と飛行機を売った金で、半月に1度家まで来てくれる雑貨屋から購入するという生活を送るようになったのだ。
それでもナッツは彼と一緒にいた。
小さな畑ながら、彼と春夏秋冬を楽しんだ。
彼が50代になったかというときだった。
彼は季節の変わり目で具合を悪くして、3日くらいベッドに寝たきりになった。
彼は、ずっと近くにいて欲しい、とナッツに言った。
ナッツは、ずっと近くにいるよ、と彼に言った。
5日目も彼はベッドから起き上がれなかった。
ナッツは心配になり、ふと思い出した。
ようせいの森のようせいのお医者さんも、人間の名医と友達だった。
ナッツは彼に、薬をもらってくるね!と言って、ようせいの森に向かった。
やはり少し心配で気がせいて、普通なら2日かかるようせいの森まで1日でついた。
ようせいの森のお医者さんに聞くと、ここから3日かかる森の中に、彼の知り合いの老婆の名医がいるという。
場所を詳しく聞いて、お礼を言うと、ナッツは全速力で老婆の森に向かった。
なんと、1日でついた。
老婆は温かくナッツを出迎えた。
彼の様態を話すと、老婆は、それならわたしは治したことがあるよ。安心しなさい。と微笑んでナッツを撫でてくれた。
老婆は1か月分の薬をくれて、季節の変わり目だから万一のこともあるし、早めに持っていっておやりなさい、とナッツに声をかけた。
老婆にありがとう!とお礼をいって、まずはようせいの森に向かおうと老婆の森を出たとき、急に気温が下がり、雪が降り出した。
雪はすぐに猛吹雪になった。
20年に一度の大寒波の到来だった。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新