812 凍れる水車と奇跡の夜
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わあ!
[声があがった。
ふたりにはずっと聴こえていたであろう、子どもの声。]
すっげー!
レイス、かっこいい!
[灰青のけものへと伸びる、小さい手。
耳と尻尾は狼のままの、
ぼさぼさの金髪に左だけ開いた灰青の瞳の、
10歳くらいの少年がそこにいた。]
[全裸で。]
( 211 ) 2011/12/23(金) 19:11:02
[女が聞きたい言葉はたったひとつ。
じっと男の顔をみつめた]
( 212 ) 2011/12/23(金) 19:11:14
すごいよキリル!
レイス、すっげーかっこいいよ!
[はしゃぐはしゃぐ。
自分が人間の姿になってることには、まだ気づいてない。]
( *51 ) 2011/12/23(金) 19:21:07
―ホール―
[男はアップルパイを2(3)個口に咥えたまま、
置物と化した天使のたまごをじっと凝視していた。]
―――――――……。
[ぶつぶつと囁きながら、
此処ではない何処かの誰かの姿をその中に
見つけようとするかのように。
また、少しばかり前のやりとりを思い出してもいた。]
( 213 ) 2011/12/23(金) 19:26:23
― 玄関 ―
……おかしいな。
なんで雪を払っても元通りにならないんだ、これ。
[頼みにヴァレリーがどう答えても、ひとまずは
頷いて別れただろう。
外にまで出ることはせず、正面出入り口で
鞄に降り積もった雪を落としていく。
しかし鞄の形が現れても、表面は霜が降りたように
ガトーショコラ状態。おまけに払ってもびくともしない]
中身は…?
[開きにくくなった鞄を無理矢理こじ開けるようにして
確かめるが、幸い中のものは凍りついていなかった。
その時、再び背中に吹きつける冷え切った風 +チョキ+]
( 214 ) 2011/12/23(金) 19:27:53
え、そうなの!?
うそー!
[どんくさい、と評した言動と
かっこいい顔というのが、どうも頭で繋がらない]
ダニール先生は! かっこいい?
一緒に居るんでしょ?
[姿は見えなくて良かったです
これでも一応女の子なので
さすがに男の子の全裸は見せない方が良いのです]
( *52 ) 2011/12/23(金) 19:30:56
―回想・1階廊下―
謙遜すんなって。
あ、でも。そこで「当然です」とか言われたら
俺の怒りのメガトンパンチが飛んでたかも知れねえ。
…じゃあ謙遜した方がいいのか。
でもそういうのあんま好きじゃねえしなあ。
[メーフィエの遠慮がちな返答に、>>148
意味の解らない理論で更に返す。]
ま、そこがお前の良い所だしな!
だけどもっと自信持って行けよ、ナメられんぞ。
[そして結論はこの一言だった。
ニカッと笑ってその話は締める。]
( 215 ) 2011/12/23(金) 19:33:21
ダニール先生もかっこいいよ!
黒くてね、金色!
すっごいおっきい!
[なにが、とかまったく付属しないのである]
( *53 ) 2011/12/23(金) 19:35:18
[さて、メーフィエの鞄の異様な状態について問えば
帰って来た答えは想像もしていなかった事で>>149]
何かの悪戯って、それはちょっとタチが悪いぞ。
そんで、お前だけそんな悲惨な目に遭ったってか。
なんて言ったらいいのか良く解らんが…お前、
ほんっっっっと〜〜〜〜〜〜〜に
……なんかに巻き込まれるの得意だよな。
[それはキーラの悪戯の被害も大いに含んでいた。]
( 216 ) 2011/12/23(金) 19:38:56
ああ、なんだ。
それなら……。
[眼を閉じて頬によせられるかさついた手に己のそれを重ねる]
( 217 ) 2011/12/23(金) 19:41:43
へー、凄い!
おっきい人なんだね!
[金髪で大柄な黒服を想像
イメージに一番近いのはヴァレリーか]
そーだ
クレーシャってどんなのなのー?
何着てるの?
後で、探すよ!
( *54 ) 2011/12/23(金) 19:45:10
[そうして立ち話をしている間に、少しばかり手の感覚が
曖昧になって来た。
…あまりにも重いガラス細工だった為、痺れたのだ。]
ってちょ、メーフィエ、悪いんだけ………
あ、丁度良い、助かった!!
なんか段々と重みが増してるような気がするんだよ、これ。
えーっと、とりあえずホールに置いておくか。
それからはまた改めて考える。
[メーフィエに助けを求めようとした所で、
彼の方から手伝いの申し出があったので、>>150言葉に甘えて
2人で巨大なガラス製のたまご(羽根付き)をホールへと
運び入れた。]
( 218 ) 2011/12/23(金) 19:46:09
うわ、でかっ
[ホールに現れたヴァレリー達を目にして、一発目
非常に可愛くない言葉が漏れる
唖然と見つめる先、でーんと聳えるは巨大卵
ガラス製、奥が透けて見える]
何ですか、その……オブジェは
[よく見れば形は可愛いが
圧倒的な存在感が強烈過ぎた
図書館に置く?
そんなスペース有りません]
( 219 ) 2011/12/23(金) 19:47:27
[女の問へ、ゆっくりと答えを。
指を女の頬へ添わせ、思うところを正直に告げた。
女へ囁きかけた答えは思ったようなものではなかったから、
視線は少し下がっていたが。
何か間違えただろうかと思う矢先、女の手が重ねられて。]
( 220 ) 2011/12/23(金) 19:48:17
["形"に囚われている不安に、あなたの言葉を見失うこともないでしょう]
( 221 ) 2011/12/23(金) 19:50:41
[新たにやって来るヴァレリーたち。
そして卵型のオブジェ]
まぁ綺麗
[優雅に微笑むのみ
とりあえず余り驚かない体質らしい]
( 222 ) 2011/12/23(金) 19:55:23
―回想―
[雪に彩られたクリスマスローズを髪に飾り、レイスの方を向く。
彼の反応>>202には頬を赤らめ、はにかんだ笑みを浮かべる]
(……ありがとう)
[そうゆっくり口を動かし、笑顔を浮かべたが、果たしてその言葉は伝わっただろうか。
幸せそうにレイスの手を握り、並んで歩いた]
―回想終了―
( 223 ) 2011/12/23(金) 19:57:53
―現在―
[突然ダニールの姿が黒銀の獣へと変じ>>194、目を見張る。
それまでも鋭いオーラを持った人と思っていたが、突然の変身に驚き、思わず息を飲んだ]
(あれ、でもこの感じ……)
[前にも、何処かで……。
それまで人だった者が、獣に変じる。
そんな事が、前にもあったのではなかったか……。
そして、レイスの“しょくじ”という言葉。>>204
何かが脳裏に閃いては消えた。
後に残るのは、僅かな喉の痛みだけ]
( 224 ) 2011/12/23(金) 19:58:04
[レイスの言葉>>207に、顔を見上げる。
レイスが言うならばそうなのだろうか。
ざわつきかけていた心を落ち着け、ゆっくりと深呼吸をする]
(…………彼が言うならば、大丈夫…)
[そう自分に言い聞かせ、息を整える。
そして、自らの目の前で、レイスまでもが四つ足の獣へと変じるのを、固唾を呑んで見守った]
( 225 ) 2011/12/23(金) 19:58:20
[目の前で起こった出来事が、信じられなかった。
ここに集うのは、3匹の狼。
自分がまるで場違いな世界に来てしまったような気になり、三つの姿を交互に見やる。
その内二つは自らの目の前で人から変じた姿であり……であるならば、残る黒狼も元は人であったのだろうか。
そういえば、彼はクレストと呼ばれていなかったか……?]
(……まさか…)
( 226 ) 2011/12/23(金) 19:58:42
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