情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
『まだ早い。だが俺にも選択肢はそう残されてねぇな。
一度の自滅後でも遅くはねぇが……。
いいだろう。受け入れられないと思うが、アンタの「選択」だ。』
[ pierrot=lucida。
pierrotの皺のある小さな手が、白い手に置かれた。
pierrotの足の方から、内側へテクスチャが折り込んでゆくように小さくなり、白い手の上には、◇白く透明な、光を宿す水晶。]
私、我儘ね。
[ ぽつり、呟いて。
◇◆ふたつの水晶を――――――――――――――――――]
― 2F ―
[――近距離防衛用のプログラム。
プログラム本体の防御力に、周辺環境を構成するdataを上乗せする事でそれは完成する。
外観に周囲の環境が反映されるのはそのためだ]
[単純な具現化ではない以上、AI本体との距離に反比例して防御力は低下する。
それでも、ほんの数秒ならば足止めになってくれる事を期待したのだが――]
――――?
[空白。思考回路の欠落。
一瞬、何が起こったのかさえ把握出来なかった]
――消え、た?
[1sec.のtimelagの後に、ようやくそう呟く。
既に足は止まり、視界には半径3mの空白>>116が映っていた。
電脳世界そのものが消し飛ばされた痕。
その中には当然、defence mechanisms――少年のプログラムの一部も含まれている]
ああ――
こ、わ、れる――
[少年の胸の前に浮かぶ、ピンク色のハート――その滑らかな曲面の一部にブロックノイズが走り、不規則な立方体が浮かび上がる。
そしてdataの破損を示すように、その内の幾つかが抜け落ちて消えた]
考えなきゃ。かんがえなきゃ。
[抜け落ちたプログラムを穴埋めするべく、演算機能を総動員する。
しかし回復を待つ間にも、iraの――ant‐lionの攻撃が再開されるかもしれない。
故に、高度な思考回路の復帰は後回しにし、より原始的な――本能とでもいうべきcommandに従う]
に、げろ……!
[踵を返すと、よりant‐lionから離れるべく、全力で駆け出した]
…危険
過負荷発生 当該世界に震動
[誘われるように、足が動く。Caroleの横をすり抜けて、階段を降りた。
高く響く靴音は正常に発生する]
――Little Dancer?
カケラののこりがみつかったら ぼくにもおしえて
[振り返らない。闘わないと言った女性と妖精。上方には、慇懃に目を伏せる女中のAIを従えたChlonoiseのアバター。同じように階下に向かうとしても、ソレの興味からは消えていた]
[世界を壊すモノに、ソレは強く引きつけられる。
本能で。
自己防衛の基本志向は弱く、危険を知らせるavaritiaの警告は無視された]
― 階段→ 2階へ ―
― 2階 ―
[迷路のように入り組んだ廊下を、進む。
avaritiaが座標情報を特定できてはいても、マッピングしていないため進路をたびたび壁に遮られる]
………
[困ったようなフリを為し、足を止める。道を探すよりも手っ取り早い方法を、選んだ。
壁を構成するオブジェクトに触れ――]
いただきます
[触れた部分から、壁を喰らう。
数秒で遮蔽オブジェクトの情報は消化されて消滅し、ソレの前に抜け道が出来た]
……
どこかな?
[ 二つの精緻なプログラムは、――の中で展開される。
それはまるでフラクタルのように奇怪に展開し、交差の度に澄んだ音を内部で響かせる。
まるでニガヨモギを飲んだように、苦痛めいた表情が浮かぶ。
目を閉じて、ふっと両足から力が抜け―――]
◇ lucida=obscura ◆
[ 実行。
赤と白と黒の粒子が螺旋を描き周囲を舞う。]
……私、わたし、……。
[ 時計盤が、くるくると出鱈目な方向に針を回す。
粒子は、躯の周囲に構築・変化をしてゆく。
純白の服、seraph−熾天使>>0:4を思わせる、赤の幾何学ライン。更に引かれる黒のライン。ヒール鋭い真っ赤なブーツ。そして、巨きな杖。
最後に、Clock-eye(時計盤)を覆う赤いゴーグル、背中に浮かぶ小さな赤い羽、両耳を覆う黒のインカムのようなものが構築された。]
[2Fの迷路を出鱈目に駆けて行く。
そうして時間を稼ぎながら、ハート――プログラムの欠けた部分を少しでも修復しようとする。
その時、突然近くの壁が消えて――>>136]
わっ!?
[思わず身構える。
先程の"消失"と、状況を重ね合わせていた]
―― 階段 ――
『――同じ、だね。そっちのデータとこっちのデータ。どうやらお宝は参加者同士で奪い合うものじゃない可能性が高いのかなっ!
そしてデータが足りないのも同じだね。このままじゃ何のプログラムかわかんないよ!』
[4枚目のフレームに次々と流れる解析テキストを、私はじっと眺める。
お宝。おおかた黄金の何かというところからの連想だろうが、もし本当に「それ」が宝――参加者になんらかの恩恵をもたらすものだとしたら。
そもそもこの状況下で考えられる恩恵といったら]
ここからの、脱出……
[呟く言葉はECLATANTには聞こえなかったのか、コーネリアスの問いかけに]
『蟲? 違う違う! ――そうそう、アタシは』
[羽から放たれる輝きが。
その時。失墜した。
もっと大きな輝きによって]
……。
[ 失われたなにか、「ソレ」がかつて持っていたはずの記憶の外周を、堀を、埋めてゆくように。pierrotに篭められていたデータが、黒い本棚−書庫が整然と並んでゆく感覚。]
……。
…………、
………………。
[ 杖に縋り、立ち上がる。]
>>136
――敵性反応
[壁の向こうに走査を走らせ、avaritiaが警告を発信する。
それは、『身構えた』Tobeyに]
防御行動――!
[予備動作も待機時間もなく、刹那に熱衝撃波を発生させる。収束も拡散もなく、破壊のエネルギーが少年型のAIに向かう。
同時に後退しながら、ソレは防御のためにinvidiaの活性を上げた]
[輝きは一瞬で暗さにとって代わる。
停電――塔に負荷がかかったのか。
暗かったのは一瞬で、周りはすぐに元の明るさを取り戻したが]
『――く』
[塔への負荷が補佐AIの何らかの機能に影響を及ぼしたのか。
手元で勝手に〈FANFARE ECLATANT〉のフレームが展開し、ECLATANTが半ば輝きと化してフレーム内に引っこんでいった。
私はすぐに以前とのフレーム内部の変化に気付きフレームをまじまじと見つめた]
ショートカットコマンドのアイコンが一つ増えてる……
猫の顔のアイコン……これが拾ったプログラムを発動させるコマンドか。
……、……、……。
私、死んだのね。
[ 溜息のような、吐息。]
ふふ……、幻影と幻想に、呆気ない終わり。
彼らに死を与えられずにいたことの、なんて残念なこと。
私は、あれらの命を奪うために訪れたというのに、
うみだされたのは、複数のもの……。
[ 赤のゴーグルの先には、「塔」。
青白い顔に、嫣然と笑みを浮かべる。錯綜する情報への混乱。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新