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『戦わない?』
[コーネリアスの疑問符つきの言葉(>>109)と同じものをECLATANTも発した]
『それは困るよ、アタシの存在目的の一つに反するよっ!』
騒ぐな。それくらい分かってるよ。「今は」戦わないという意味だ。
[矛盾には気付いている。
殺し合いの側の参加者がいようといまいと、相手を倒さなければ生きられないのには変わりないのも分かっている。
だが、現実よりもずっと「ゲームのよう」な現況に、私の心の奥底が興味を示して、訴えかけているのだ。
――遊ぼう、と。
仲間を集めて、敵を倒して、それから――
私が思案にふけっていると、唐突に四枚目のフレームが展開した。
補佐AI権限で、解析が行われる**]
― 外 ―
『ハ、まるでゲームだな。まだるっこしい。
好意的な見方をすれば、政府や統制機構に対して反感を持っている人物の仕業か。』
悪意的に見れば?
『情報が足りんよ。だが閉鎖されている筈の電脳空間に混入を行なったのなら、バグを突付いて「サイバージェイル」へ警告を与える何らかのテストかもしれん。』
White Hat Hacker(ホワイトハットハッカー)のように?
[ pierrotが、ニヤリと笑う。
もし後者の場合であれば、この鍵は偽物の可能性もあるだろうし、本物である場合、贈り物を送ってきた相手はサイバージェイル内の混乱を楽しんでもいそうにも思えた。]
[ その時、]
!
Babylonが!
[ 閉鎖空間が明滅を繰り返す。塔内部の照明も明滅を繰り返し、異常が起こっているように思えた。]
これ……どういう事。
サイバージェイルが何か手を打ったということ?
[ 明滅は一瞬で直ぐに終わった。
その明滅は、「サイバージェイル」ではなく、iraがsupernova explosionを起動させた事による高負荷によって発生した状況だったが、その事はまだ分からずに。]
……私、行くわ。
ここにいても、何も分からない。
[ 手の中の◆黒い水晶を胸に抱く。]
ピエロ。
私だけで、セラフの力を扱えないなら……、
力を、貸して。
[ pierrotを見つめ、助力を求める。]
『駄目だ。』
どうして?
『今のままのアンタ、知った上での選択を行なっていないアンタには、俺の力は貸せない。』
!!
『順序だ。何事も順序が大切だ。』
分からず屋。
何を、これ以上何を知れば良いというの?
私は、LOGICの一つで、他の何でもなかったわ。
彼が解放される、このゲームに全力を注ぐつもりだった。
けれど、彼も誰も生き残らないって…そんな話を、あなたから聞かされたわ。
けれど今、何かを……何かが変わるかもしれないものが、私の中にある。そして、変えられるかもしれない対象も今分かってる。なのに、それを確かめないまま、ここに居るままなのは、嫌。
― 階段 ―
>>118
[自らの手に広げた解析データとCaroleのそれを比較して、avaritiaが情報交換に回路を集中させている間、ソレは微笑みながらECLATANTを眺めていた]
エクラタン?
蟲?
[妖精の薄い翅が震える様を、近づいてまじまじと見つめる。
否定の言葉が返って来たなら、不思議そうに首を傾げた]
もしも、LOGICの運命が変わるなら、私は…
『それじゃ、駄目なんだ。ロッテ。
アンタがセラフを口にしないままだと生き延びれんのは、俺が重々承知だ。俺が補佐につくべきだ。
だがそれでは駄目だ。』
……、では、何が必要なの?
『死だ。』
死?
『アンタを完全にするには、「死」の概念が必要だ。』
……、私に、back upが2つあるのは、そういう事なの?
もう分からない。
あなた達も、LOGICも、一体何を考えているというの。
私は、LOGICのAIだよ。
それ以上の、何を求めているの。
[ 時計盤が閉じられる。閉じられた目から涙が一筋、流れた。
涙は雨と混ざり合い、雫となって落ちる。]
私は、LOGICに生きて欲しいだけなのに。
[ 悲しみの篭る声。]
妖精?
[くるりと回るECLATANTに指を伸ばしかけたところで――]
!
[塔が、悲鳴を上げた。
発生したoverload>>116に、世界そのものが明滅する。
処理の一部を塔世界に依存しているAIが、明滅に引き摺られて目眩に似た酩酊感を誘った]
――…
なに……
[一瞬で、世界は正常の機能へrecoveryする。
ソレは軽く首を振る仕草で余韻を振り切ると、歪みの中心、2階の方へ虚の瞳を向けた]
― 外 ―
……。
私、行くわ。
[ 長い長い沈黙の後、俯いて再度告げる。前髪が表情を隠していた。]
『アンタの覚悟とやらは、俺には分からんよ。俺は人間の魂を模倣したようなAIじゃあない。繊細には出来ていない、特に人間の感情を理解出来るようには作られていない。
LOGICには、それがなかった。抜け落ちていた。』
[ 首を左右に振る。]
ううん。
LOGICは、ちゃんと知ってた。
LOGICには、ちゃんとあったよ。
心は、魂は、抜け落ちてなんかなかった。
『だが製作者への評価は常に「人間らしさはない」。
「まるで機械のようだ」。』
そんな事はなかった。
『だから、アンタを見初めた。
自分から失われたもの(Lost One.)を思わせる、アンタを。
アンタが居て、どれくらい製作者の心が救われたのか、アンタは知らない。俺にこうして託す事でしかアンタへ伝えられなかった。』
……。
[ 雨降る中、pierrotを見る為に顔を上げた。]
『だから俺は、順序を守っている。アンタが知ってなお、選択が出来るように。その選択が、LOGICを裏切る事になったとしても。』
……。
お願い。
私を信じて。
順序が違っても、必ずそこへ辿りつくから。
必ず、……。
[ 雨が二者の間を隔てている。]
私に言ったよ。
「アンタは選択が出来る」と。
〔 気丈に立つ少女は青白い肌をしている。頬笑みとClock-eyeが引き立てあい、現実感を失わせ幻想的だ。纏わり付く自らの属性に気付く事なく、電子の海に落ちていた。〕
私に、教えて。
前に進むために。
『まだ早い。だが俺にも選択肢はそう残されてねぇな。
一度の自滅後でも遅くはねぇが……。
いいだろう。受け入れられないと思うが、アンタの「選択」だ。』
[ pierrot=lucida。
pierrotの皺のある小さな手が、白い手に置かれた。
pierrotの足の方から、内側へテクスチャが折り込んでゆくように小さくなり、白い手の上には、◇白く透明な、光を宿す水晶。]
私、我儘ね。
[ ぽつり、呟いて。
◇◆ふたつの水晶を――――――――――――――――――]
― 2F ―
[――近距離防衛用のプログラム。
プログラム本体の防御力に、周辺環境を構成するdataを上乗せする事でそれは完成する。
外観に周囲の環境が反映されるのはそのためだ]
[単純な具現化ではない以上、AI本体との距離に反比例して防御力は低下する。
それでも、ほんの数秒ならば足止めになってくれる事を期待したのだが――]
――――?
[空白。思考回路の欠落。
一瞬、何が起こったのかさえ把握出来なかった]
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