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だが既に『TECAR』による完全な異次元能力があるのにも関わらず、どうしてそんな半端な使い方をしているのだろうか。
『TECAR』の方針は理念に反する邪魔なヒーローや怪人は皆殺しであった。が、それに従うつもりのないエルヴァイラ……相手を気遣うというより部下の怪人達に残虐行為を行わせたくなかったからだが思案した妥協案であった。『TECAR』の技術は使えず、独自の技術を使う苦しさがそこにあった。
よって二つの組織のエゴがぶつかり合うここでは、二つの異なる異次元テクノロジーが存在していたのであった。
やっぱり気になるようね。
でも、お代は結構よ。別のクライアントから、成功報酬を約束されているから、二重の報酬はいらないわ。
あなたにとって有益な情報か無益な情報かはわからないけど、
ポーク班長、その能力で消されちゃったらしいのよ。
私のクライアントは、どういう訳だか知らないけど、その騒ぎを大きくしたがっているらしいの。
私の望みは、その騒ぎを大きくすること。
この話があなたにとって価値があるなら、協力していただけないかしら?
という取引よ。
よっし、ンじゃあその線でいってみよー。
[試してみるだけならば、チャンスはまだまだありそうなのだ。提案するユーリ>>312に、即答で頷いて]
じゃあ、ゆー、ちょうどいいからソイツ
[と、指差すのは、ちょうど今ユーリが踏んづけた魔物]
凍らせられる?
それができたら、ちょっと避けといて。
[提案。冷気を伴わせつつ、高速で投げつけてぶつけてみようって魂胆だった]
/*
多分普通のRP村なら赤や灰で書くことだと思うのですが、全部さらけ出してます。
ホント、ここ雑談にしか使う気ないですわw
了解しました。
[とん、とさらにその頭部を踏み台にして飛び]
瞬間冷凍《トランザイレ・フリージン》ッッ!!
[カキィン、と魔物は凍りつき、白い凍気を纏う。
そしてユーリは空中を蹴り、軌道を変えてそこから少し離れたところへ。]
消された……。
本当にそうなのかの?
[離れた場所から聞こえる
謎の女の言葉にしばらく考え込んだ後]
邪魔したのじゃ。
また何か必要になったら、寄らせてもらうのじゃ。
[道具屋からの去り際、自立移動機能付小型偵察チップ
「すとーKING」を謎の女にセットしておいた]
あら。真面目なのね。
[このアニュエラなら、間違いなく両方からふんだくるだろう]
[しかし、そうであっても]
[騒ぎを大きくする、しかもこんな方法で、となると、この相手は間違いなく]
[悪]
[それも、魔王ならこんなせせこましいことはしない。彼はただ、力任せに、素直な破壊をするだけだろう]
[おばあちゃまの敵]
[しかし]
分かったわ。
とはいえ、あたしは中立。全面的にというわけにいかないわ。出来る範囲になるけれど、それでもいいなら、ネ。
ともかくは、その話、もう少し詳しく聞かせてもらいましょうか。
[騒ぎを大きくする]
[形のない取引はたやすい。場合によっては、『協力したから現状があるのだ』と言い張ればいいだけのこと]
[打算を元に、微笑を向けた]
ん。ありがと。
それじゃあ…
セぇー…のっ!!
[頼んだとおりのことをユーリがこなしてくれるのを見て>>318、気合を一つ入れなおし。気合ついでに先ほどの[[1d5]割り増しほどの速度で、凍りついた魔物を上空へと投げつけた8(20)]
…いける!
[っぽい。上空を眺める限り、多少なりと効果アリと見て。即座に次弾争点に移った。
…結局、その攻撃もすぐに対応されてしまい。歯噛みしながら持久戦に戻ることになるのだが。それは、もうほんの少し後の話**]
はいッ!
[飛んだ先で次弾を凍らせ、カンナギへとパス。10(20)!
しかしそれ以降はてんで駄目で。]
むぅ……ッ
合体技は2撃が限度のようですね……
[個々の攻撃は覚えられているためか、合体前よりも対応が早いようだった。]**
そうねぇ。
二人っきりになった事ですし、本当のことをお話ししましょうか。
そもそもポークって、悪の組織に所属していたらしいのよ。
私のクライアントはその組織なの。
一般人から見れば、「こんな事をするのは悪の組織に違いない」って見えるでしょうけど、
問題は、消された張本人が悪の組織って事。
クライアントは、黒幕が何者なのかをつかみかねているらしいの。
騒ぎを大きくしたいってのは、あくまでも手段。
騒ぎを大きくすることで、情報を表に引き出して真の黒幕の尻尾をつかみたいらしいのよ。
だって、悪側から見れば正義のヒーロー連中ってこういう時にもコソコソ隠れて行動を起こすから、仮に正義側に黒幕がいた場合、自分達が一方的に不利になるじゃない。
そんな事態を避けたいらしいわ。
中立の立場にいるあなたにとっても、正義と悪のどちらかが圧倒的勢力を付けるよりも、両者が拮抗している方が利害は大きいんじゃないの?
方向性は異なるけれども、あなたにとってもそんなに悪い話じゃないと思うのよねぇ。
―回想・中立亭―
まさに悪の元凶たる威厳を纏っていると思わんか!
うむうむ、正義としてはこのような御仁と相見える事こそ本懐というもの、魔王殿からは色々とべんky
『こんの、ものを言う時と場所はわきまえんか、愚か者がー!!!』
どぅらぇごっはぁぁぁ!? (ヒュゥゥゥ・・・ドゴーン!)
[自分の知りうる限りの情報を分かりやすく説明した魔王の紹介に満足しているところに飛来する、>>221店主のグングニル(モップ)が見事にヒットして吹っ飛んだ。]
ぐぅ・・・おぉ、カルロ殿もこちらに戻っておったか。
せっかくですし一緒に食事を楽しもうではないか!
[付近にいて魔王をじーっと観察していたカルロにも声をかけ、一緒に食事を取る事にした。]
―まだ回想・中立亭―
[店主お任せメニューを選んで出てきたのは1(4) 【1.カレーうどん 2.カレーピラフ 3.ジャスティス定食カレー風味 4.モンゴリアンカレー】]
むむぅ・・・!?
店主殿ォ、なにやら今日の料理やたら美味く感じますぞっ!!
具体的には普段の100%増しに美味いですぞぉぉ!
カルロ殿もそう思わんかっ!?
[出された料理にがっついてる最中、>>243>>244魔王はアンクルとカウンターで会話をしているようだ。]
そういえばカルロ殿、先日話した拳での魔砲の応用についてなのだが、やはり実戦あるのみだろうか?
[暫くカルロと魔拳技についての話を続けた]
―まだまだ回想―
[店に設置してあるTVから緊急のニュースが流れ出る]
ぬ、魔王殿のニュースか?
本人がここにいるというのにニュースが流れるとは違和感があるな。
さて、どのように壮大な悪事と試練が待っているのか!
[画面には天から突き出される巨大な腕と矛。 その周りを守るように固める魔物達の群れが映っている。 そして予言のような文章を読み上げるキャスターの姿]
――――――ッッッッ!?
[...は「ガタンッ」と椅子を倒し立ち上がって文面を見つめている。 周りの者が突然何だと見るならば、その表情で今までになく真剣に強張っているのが見てとれただろう]
―回想―
『全ての世界。砂褐色の空。鋼色の月。
鳴り止まぬ不協和音。その矛に震える大地。
災いは巡る先に翼を下ろし、黒の根を張るだろう。』
[店内の視線が集まる中、カウンターに腰掛ける魔王に向かって低く呟くように言葉を紡ぐ。 魔王は心底興味深げに笑いながら続きを促すだろうか]
『滴り落ちた涙。射貫かれる聖女。
世界は絶望に塗りつぶされている。
そして、全ての世界が、死ぬ』
魔王殿、あの文章―――予言はこう続くのではないか?
―現在・ジンロウ町中心部付近―
カルロ殿、あそこだっ!!
どうやら既に戦闘が始まっているらしい、カンナギ殿達か!?
[魔王の返答を聞くや否や、飛び出すように中立亭を出た。 その際に「己の力だけでは到底足りぬ、頼む!」とカルロへ助力を申し出て一緒に行動している。]
あの空に浮かぶ巨大な腕と矛に攻撃を与えればよいのだな!?
カルロ殿、周りの魔物共はカンナギ殿達にお任せして、我々はアレに直接攻撃を加えましょうぞ!
[>>309前方ではカンナギとユーリが魔物相手に戦っている姿が確認できる。 辺りは噴水から吹き出る冷気に覆われ魔物の動きが鈍くなっているようだ。]
先手必勝! ウオオオオオオォォォォォォォ!!!
爆 砕 連 弾 !
[隕石へと放ったものと同じ連発の遠当てを、上空の腕へと全力で放つ! 6(20)13(20)9(20)1(20)]
[凍て付く不安定な足場と焦る気持ちから思った程の破壊力を得られずに歯軋りする。 続けて攻撃するも効果は無いようで・・・]
くっ・・・俺の力ではこんなものなのかっ!?
未熟、余りにも未熟・・・!
カルロ殿、そちらをサポート致す!!
全力で魔砲を放ってくだされぇぇぇ!!!
[後方に控えて魔力を充電するカルロの付近に降り立ち、群がってくる魔物達を拳で迎撃していく。 その顔には普段とは違う焦燥ともいえる色が帯びていた。]
このままでは・・・まずいのだっ・・・!
―回想・中立亭―
[>>327 謎の文章を読み上げ、続けて魔王へと問う]
あの文章は前半に当る物・・・そして後半は今の物。
これは俺の家―――いや、この『力』を持つ者に継承されてきた予言なのだ・・・魔王殿はなにか、知っているのではないか?
此度の騒動、魔王殿からは世界を滅ぼす悪意を感じぬ。
では何故このような事を起こすのか・・・そして何故、あの文章をこの時に使ったのか・・・俺には分からんのだ!
俺は未熟者故何も知らぬ、教えてくれ頼むっ・・・!
[幼い頃より続けてきた修行、そして口伝された世界の終末を意味する予言。その先に繋がる糸口が、この町には繋がっていた。]
―回想・終―
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