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[やがて立ち上がったドンファンの言葉>>327と、その後の告白>>330に、眉を上げる。]
あやつ、まさか伝説の…
[飛び出していく背中を見ながら、ぽつりと呟く。
それから、魔王に、にやりとした視線を向けた。]
これはなかなか面白いことになりそうじゃな。
あやつが正しく継ぐ者になるか、見極めねばならんじゃろうて。
……ヴァイスめも、それが分かっててここへ寄越したんじゃろうな。相変わらず、食えん奴よ。
─回想─
[魔王から視線を外して呆けていると。
店主が投げるグングニル(モップ)が当たって吹っ飛ぶ、ドンファンの姿。
ある意味此処まで来ると…学習しない、を通り越してる様な気がしたとか、しないとか]
…でも、ドンファンさんって体力あるよなあ。
[懲りない事はとりあえず脇に置くとして、しみじみとそう呟いた。
戦い方からして体力勝負な彼だから、それはまぁ、当たり前ではあるのだろうけれど。
ふと、そんな声が聞こえたのだろうか。
はたまた、視線に気が付いたのだろうか、彼から声を掛けて来ただろう。
食事に誘われれば、応えて、一緒に食べる事にする]
―???→中立亭―
こんにちはー。
[気楽な様子で入ってきたのは、白の髪の少女と影の男。流石に先日の戦闘の事もあるしと店内を見回し。青薔薇もカンナギも居ないか念のため確認……居ない事を確かめてからカウンターに向かい。]
マスター。
あたし達2人に、アールグレイ。
2つともアイスミルクティーにして貰っても良い?
[やがて注文が出てくれば、軽く飲みながら寛いだ様子で。その状態は魔王ニュースが流れても変わることは無く。]
─回想・その少し後─
[出されたピラフは、何時もより、輝いて見えた気がしました]
──ッ!
[何やら凄い事になっていそうなピラフに、自然と期待が高まる...。
既にがっついているドンファンも、メニューは違えど、美味い美味いとがっついていて
...も、ぱくりと一口]
うーまーいーぞー!
[妙な声が漏れたとか、漏れなかったとか]
うん、美味しい。
何時も美味しいけど、今日は更にって感じだね。
[同意する様に、美味である事を何度も口にしながら、けれど手を動かすのは止めず
98秒後には、綺麗に空になった皿が、其処にはあった事だろう]
[食事が終わり、一息ついた所で、彼から『拳の魔砲応用(>>325)』に付いて尋ねられれば]
うーん。
そうだ、ドンファンさんは遠当て、って…出来る?
[確認する様に問えば、きっと肯定の返事が返って来ただろう
ならば、後は大体が応用で済みそうだ、と、構造的な物を説明していく]
今は、小出しに細かく撃ってるんじゃないかな。
しっかり気を溜めて撃てば、多分…魔砲に負けじ劣らず って感じになると思うんだけど。
[『ほら、か○はめ波みたいな』と、熱血漢御用達であろう某アニメを喩えに出して。
今までは疑問符を浮かべていた彼も、きっとアニメの喩えで理解したのだろう。
成程、と手をうっている様だった]
急ぐんでしょ、大丈夫、中心街なら直ぐだよ。
─おいで、《魔法使いの腕/天翔ける翼》
[現れる大きな鳥に乗る様促して]
良く分からないけど、さ。
何となく、大変っぽいのは分かるよ。
[彼にそう声を掛ければ、彼が断って走ろうが、素直に乗ろうが
中心街へ、一直線に向かって行く]
……ふーん。
[ニュースを横目で見ながら。のんびりと紅茶を飲み。ベルガモットの癖のある香りを楽しんでいた。メルクリスに行かないのかと問われれば]
ん、大丈夫だよ?
だってほら、あたしはあたしで次の準備があるんだし。
だからまずは、お手並み拝見って所?
[連日の魔王城と、前回の隕石・火災騒動でだいぶ正義側も疲弊しているだろう。そんな事を考えながら、ふと思うのは青薔薇の事。彼女は、どうも他の面々とは違っているようでもあり]
[…止む事の無い《腕》の打撃、しかし、其処まで効いている様には見られない]
…と言うか…効いてない…?
[対魔的な結界でも張られて居たのだろうか、思った以上に《腕》のダメージが通らない。
何度か当ててからは、攻撃自体が通っていない様で]
なら、思いっきり当ててやる…!
[迫り来る魔物をドンファンに任せ、魔力を弩に込める。
効かなければ…の思いは、...に焦りとプレッシャーを与えて行くだろう]
充填完了、発射準備OK…当たれ、当たれ、当たれ、当たれ、沈め…!
[続けてドンファンに向けて、叫んだ言葉は]
ドンファンさん、今から撃つから、それに乗って! 気合で!
[大分無茶な事をだったかもしれない。
しかし、魔砲が効かないなれば…ダメージを通せるのはきっと拳のみで
彼は咄嗟に言った無茶にも、見事に応えてくれたろうか
熱血系には、気合の一言って便利なんだな…とは思っても、絶対に口に出さない様にしよう]
いけぇえええええ!
合体秘奥義! 魔拳砲『撃滅』!
[魔砲が着弾、爆ぜるとほぼ同時。
彼の拳が、巨大な腕と矛に甚大なダメージを与えてくれる事を祈って7(20)]
― 自宅 ―
[カンナギが予想以上に動いているようなので、これ以上自ら手を出す必要は無いかもしれない、と考え一時帰宅。バスルームへ直行]
[シャーーー]
自分で自分がわかんないよ。
……………………おにーちゃん。
[冷たいシャワーで頭を冷やしながら、つぶやいた。]
[部屋に戻り、本部との通信を開く]
トゲヤマさん、アレ、ありますか?
「なっ……、まさか。」
ううん、まだ大丈夫ですけど、念の為、です。
「………アレは使わないんじゃなかったのか。」
あのコ達は出来るだけ起こしたくないけど、何が起こるかわからないですから。
「あぁ、少し時間がかかるかも知れないが、待っててくれ。」
お願いしますです。
[通信終了]
[変装を解き、いつも通りの姿に戻って中立亭へ向かう**]
[カウンターに腰掛けて、策謀を巡らす。考えていることは2つ。まずは青薔薇の姫への対処法。正直、正面から戦っても《暗黒逆十字》クラスの攻撃で無いとダメージは深くないようで。それならば……と考えていると、メルクリスに次はどうするのと問われ]
次、ねえ。
隕石・雷・火事と来たから。
次はどんな趣向で行きましょうか。
[そう言った目は薄く笑っていて。次はどんな手段で正義の陣営を混乱させるかと考えているようであった。ふと、グラスを軽く持ち上げて]
……ふむ。
案外とこれは面白いかもしれないね。
[飲んでいた紅茶を眺めながらそんな事を呟いた]
─回想・アニュエラの道具屋─
[女性>>323の言葉を聞いて]
つまり、ポークを消したのは正義側。ないしは正義側の可能性が高いと。
そしてその力は、現在のジンロウ町の勢力図を塗り替える可能性が高いと。
[悪だの正義だのはノイズ……という言葉には、ふと親近感を覚える]
[ああ]
[アナタにも、自分がいるのとは違う場所に、守りたい人がいるのね、と]
アナタのクライアントが、本当のことを言ってるかどうかはともかく……。アナタは本心で話しているようね。
分かったわ。
ならば協力の手始めとして……。
「全宇宙邪悪連合ネットワーク」の最新情報(匿名メモ)をご覧なさい。
「明家計画」の異常についての情報が乗っていたわ。
「ジンロウ町に住む住民を全て排除」
これって……、そのテクノロジィが関係してそうじゃない?
─回想・アニュエラの道具屋─
それともうひとつ。
おそらくこれは、まだあたししか知らない情報。
町の情報筋>>1:756 >>1:758から、喫茶まろんのコックさんと、最近あそこを良く手伝ってるシャルがつながってるという情報が入ったわ。
それも、実の親子だっていう話よ。
シャルは……悪か正義かはっきりしないけど、何かの目的を持って動いてる可能性が高い。
場合によっては、喫茶まろんが、中立でなくなる可能性も……。
[その話が、エルヴィの放った怪人が流したものとも知らず]
[目の前に本人がいるとも気づかず]
[大真面目]
―ジンロウ町・中心部―
カルロ様!シンマイ様!
[駆けつけた援軍にほっと肩を撫で下ろし。
二人の初めての共同作業――もとい、合体秘奥義による最後の一撃が、巨大なる魔物の胴体を打ち砕き。バチバチと火花を散らし、ドゴォオオンと絶大な轟音とともに爆ぜる。
爆発に背を向け、勝利のポーズを決めるドンファンの姿がそこにあっただろうか。]
お見事です、お二人様。
それではあとはこの……
凍れる息吹の障壁《プロテクト・オブ・ブリザード》ッッ!!
皆様、中へ!
[全員を障壁の中へと退避させ――]
極寒の地の氷の神よ、我に力を与えたまえ。
言葉は氷柱、氷柱は剣。身を貫きし氷の刃よ、今嵐となり我が障壁を壊さん!
永 久 絶 対 究 極 氷 結 風 斬
《エターナル・フォース・ブリザード》
[相手は死ぬ。]
[非情なる永遠という名の猛吹雪が、残った魔物たちを一瞬にして凍りつかせた。]**
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