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>>40
[猟犬の記憶はロックされている。無論、ヴェニデに"調整"を完全に理解する技術力は無い。故に中途半端なものだが]
―――・
[笑みが張りついたまな、互いにドッグファイトのようにHBで横にそれて回避。ショットガンの音が鳴り響く]
[戦闘が感覚を鋭敏にする。回りこむ動きを察知。
装備は互いによく似ている。攻めるなら似た動きになることは予想できる]
[パルスマシンガンでAPを削られながら、こちらもHBを断続的に吹かせて横や後ろを狙いながらパルスガンを発射する]
[数が少ない分、衝撃力や破壊力はパルスガンが勝る]
[向こうも軽量なら、これは痛いはず…]
>>43
[どうやら相手は読み合いをする気らしい。
まぁいい、乗ってみよう。あの機体だけなら逃げる事ができるし…ここはビル群。単純に考えれば飛び回れるこちらに地の利がある]
(…とはいえ、仕掛けた方がENを食うわね…)
(…壁越しにロックする事はできないし…)
[と、そこまで考えてぴん、と閃いた。
そうだ、ロックせずに狙い撃ってやればいいのだ。
ロックオンサイトを下に向けて、ほんの少しだけビルと距離をとる。
そのまま、道の方向に向けてノーロックミサイルを発射した。こいつはロックしなくても、勝手に対象を狙ってくれる武器だ。おそらく、すぐにロランの方向に頭を向け、追尾しながら飛んでくれるだろう。
回避の為にHBを使ったのなら、その瞬間に飛び出せばいいと思った]
>>46
[オリガのいる方に突撃すると、何かのミサイルが発射されたのが見えた。計画通り、上へ急上昇して一気に避け、ハンドガンをぶち込み――]
――ッ!!
[だがその正体は追尾弾。一瞬だが反応が遅れて避け損ない、脚部に爆発が起こる。安定した着地は難しいかもしれない]
ちっ……だがまあいい。兵装に問題はねえ。
[オリガの機体に向けて、爆発の振動も収まらぬうちにハンドガンをぶっ放した。この距離なら狙いをつけずとも数で当てられる]
>>47
(ハンドガン―――!)
[連射される弾丸に焦る。直撃。多少異常にAPが削られる。
ハンドガンの反動は地味に鬼門だった。少なくとも防御はかなり低下する。もう向こうの攻撃はすべて貫通すると考えていいだろう。
一撃もあたらないくらいの気持ちでやらなければ駄目だなと思った]
『…―やるじゃない!』
[けど、ここでは死ねないのだ。
幸いこの距離はこちらの距離でもある。攻撃を叩き込むチャンスだろう。
HBで軌道修正をしながら、壁を蹴って更に近づく。
時折ブーストを切って急下降して、またビルを蹴って上昇してという事を繰り返して三次元の立体起動をした。
そうしながら、ショットガンとライフルを乱射した。ショットガンで防御力を下げ、ライフルでダメージを与える。
かく乱しながらのこういう攻撃はこちらの得意技だ]
>>48
[ハンドガンでAPを削り取り、本命を叩きこむ準備をする。向こうが撃ってくるショットガンとライフルは、無理に全てを避けようととはしない。ただライフルの弾丸だけを下げ、ショットガンはほとんど無視するように動いて隙を窺がう]
中々小器用な動きだが……お上品なんだよ!
[三次元的な起動を一息に捕える事は出来ない。だがその動きに使うものは一撃で破壊できる。動きから次に蹴るであろうビルを予想し、その少し下をミサイルで爆破した。これで相手は足場を失う。
それによる動揺を見越して一気にブーストをかけ、今度こそ刃を叩きこみにいく!]
>>44
漸く、準備は済んだ。
余計なダメージ貰っちまったが…
[HBで遮蔽物間を移動する]
[敵機の位置は既に補足済み、ENを回復しているのであろう]
[真正面からは攻めない、敵から見て10時の方向からBDとHBを折り合わせ接敵をはかる]
反撃と行こうかあ!
[射程内に捉えれば、KURENAI mdl.2を撃ち込む]
[掠り当たりでも構わない、弾かれようが盾があろうが削り殺すのがKURENAI mdl.2の恐ろしさ]
>>49
[ミサイルでビルを破壊するという器用な技をされた。
中々器用というけど、よっぽどロランの方が器用じゃない!と、コックピット内で絶叫して――
…少しだけ、意識を研ぎ澄ませる。
このままじゃ、死ぬ。二度目だ。
それは避けたかった]
『死にたくはないからね…!』
[ライフルをパージして、急いでハンガーのANOTHER MOONと取り換えた。
壊れた足場を蹴る事はできない。HBで軌道修正をして、迎撃態勢を整える。残念だが、刃を回避する余裕はなかった]
(なら、刀の力比べよ!)
[黒い刀身が唸る。結局はこいつ任せだ。
ブーストを吹かして飛んでくるロランと、同じタイミングで押し付けるように刃を振った。
ブレード同士がぶつかり合うなら――いったいどちらが勝つのだろうか]
>>50
(―来たか!)
[予想通り、相手はKURENAI mdl.2を打ち込んで来た。だがそれは読み通り。こちらもその対策は打っている。否、対策というには聊か強引ではある。]
(これも"歯車"らしい俺の戦いだな)
[そう考え、こちらも戦闘モードに切り替え装備を再度MURASAKI mdl.1に入れ替え―)
舐めるなっ!
[こちらも飛び出し、相手を捕捉するや否やMURASAKI mdl.1を打ち込む。片方はチャージなし、片方はチャージした後に打つ。これにより時間差を演出しつつ…]
っつ!まだだっ!
[引き撃ちできるタイミングでSu-J-A28も放つ。
無論、いくつかは壁に阻まれるだろう。だがダメージレースで勝っていた状況を考えれば、数発でも当たれば致命傷なりうる。]
<<機体がダメージを受けています 回避して下さい>>
[そんな無機質な声と、相手のショットガンにより金属がひしゃげる音が聞こえようともここで退く事は許されないのだ。退けば、負けだ。]
>>51
『そうかよ。――生への渇望を胸にして、死ね』
[もっともそうなるのは自分かもしれないしそれはわかっている。「LB-66 MOONLIGHT」の非常に高威力の斬撃が「ANOTHER MOON」とぶつかりあう。
威力は――全くの同じだった]
ハッ……!
なら、俺の勝ちだなぁ!
[剣自体の切れ味は互角。ならば生身で剣を振るう事も出来る自分に負けはない……そう思い、弾かれた勢いすら利用しての再びの斬撃を放った]
>>54
[互角!?
最高出力のこれと同じ威力の刃…そんな、まさか――!]
『なぁ…っ!ついてな…!』
[蹴ろうとして、もうENが残っていなかった。ビルを破壊された時につかったHBのせいだ。
そしてそれが、文字通り致命的なスキであった。
もうオリガには月光を躱す余裕など残ってはいない]
『ぃ………!』
[嫌、という叫びと、鉄の焼き切れる音がした。
コアと脚部が真っ二つに切断されて、引きちぎれた。
下半身は地面へとまっさかさまに落下して、道路を転がりながら爆散。
上半身はブースターを暴発させ、ビルの上へと転がって、二転三転した所で、火花と焦げ跡をそこらじゅうに残しながら停止した]
>>55
……終わったか。
[相手のACを真っ二つにした後、残った上半身を見る。コックピットのオリガがどうなったかは知らない]
予想外に粘ったが……ま、後はあんたの悪運に期待するんだな。
[この後彼女が生きようが死のうが自分の生存にはさして関係ない。ほんの一瞬だけ厨房で鳥料理を食べた事だけ思い出して、周囲を警戒しながら次の敵を探しに向かうだろう]
>>52 >>53
[相手が選択した武装は、TEライフル
これは予想外だった]
この距離でTE銃とは、舐められたもんだなあ!
[多少の被弾等意にも意にも介さない]
[チャージしなければ真価を発揮出来ないTEライフルでは、近距離の旋回戦に対応できない]
[それは肩のミサイルにも言える、HB1回だけでロックオンサイトを抜けるからだ]
[ロックに時間がかかる故に]
[逆に、此方は広範囲、高密度、高速射のKURENAI mdl.2]
[そうなれば、文字通り一瞬である]
≪機体がダメージを受けています 回避してください≫
[comの警告メッセージが響き、引き撃ちする敵機からミサイルが発射される、しかし―]
知ったことか!
[CIWS"SL/CWA-243"を起動、相手がステルスならこちらは高迎撃率]
[赤極細のレーザーがミサイルを迎撃していく、抜けて来た自機から1時の方向に気持ち回避するものの]
[全弾貰ってしまう、が大した数ではない]
[唯相手に肉薄する事だけ意識し、散弾で猛追する]
くたばりなあ!
[装甲には、ダメージが鮮明に表れていた]
>>57,>>58
―――くたばるのはそっちの方だ。
[全て布石だ。今までの行動も。"何故この距離でTE武器を選んだのか""肩のミサイルはロックオンに時間がかかる"と思わせるのも、全て。
武器を入れ替え、AM/RFA-130に。
そもそもさっきの連射で弾は大分少なくなっているのだ。だからあの"らしくない"行為確実に全弾当てきる為の誘いだ。
そう、猛追する相手の移動パターンなぞ見極められる。単純な突撃と同じなのだから。
後はトリガーを引いて、ただあいつが動かなくなるまで撃ちつづけるだけ。
…こっちがくたばるのが先か、そうでないかのチキンレースだ。警報音が五月蝿くても、どうでもいいのだ。
今この瞬間は、目の前の敵を踏み潰す事だけを考えろ―]
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