812 凍れる水車と奇跡の夜
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( 185 ) 2011/12/23(金) 16:49:00
私……私、リディヤだよ
[ヘイゼルの眸をじっと見つめ返して笑う]
そう、かくれんぼしていたの?
ラビさんが、鬼さんなんだね
( 186 ) 2011/12/23(金) 16:55:00
『なあ。お前、彼女にはもう……………してんの?』
[お節介な服飾仕事の仲介者。
男が女と近しくなったことに驚き、おめでとうと言ってくれた男が、
(男にとって)この間持ちかけてきた問い掛けだった。
年齢的に、『行き遅れ』とも言われかねない女を気遣ったらしい。
全くもって無頓着な男にやっぱりとため息をつきながら、
はっきりしとけ、と尻を蹴飛ばすようにして、急かしてきた。]
[どうやって、などと仕事の合間に考えていた。
気がつけば、教会の壁にもたれていたのだが。]
( 187 ) 2011/12/23(金) 16:55:36
泣きたい時に、泣いたらいいのよ
笑う子は、笑わせておいたらいいの
……笑う子だって、きっと本当は
泣き虫さんなんだから ね
[あれ、ナタリーちゃんって今、このひと言った?
でも調理場に居たナタリーは男の子だったような]
[懐からハンカチを取り出して少年の目元を
柔らかく拭う]
ううん
いってらっしゃい、ラビさん
( 188 ) 2011/12/23(金) 16:55:54
あ、そうだ
イライダさんって、わかる?
その人が、アップルパイ作ってくれてるから
食べてきたらいいんじゃないかな
たぶん、ホールにあると思う
[そう告げて、少年がその場を辞すなら
小さく手を振って見送って]
[ホールの場所を知らないと言われたら示すだろう]
( 189 ) 2011/12/23(金) 16:56:07
おねえちゃん…おねえちゃんも
誰かにこうやって慰めてもらったことがあるんだ
[>>158の言葉に目をぱちり]
怪我いたかった?
もうだいじょうぶかな
いたいのいたいのとんでけー
[リディアの手を両手で握って呪文を唱えると最後にぱっと手を離して両手を頭の上へ]
お友達のロランが僕がこけた時はいつもいってくれるんだ
そしたらおかしくなっていたいのなんか忘れるんだよ
[まっさらな子供はあどけなく笑う]
( 190 ) 2011/12/23(金) 16:57:11
[ はああ……っと、盛大に溜息を吐く。
頭痛がしてきた。]
( 191 ) 2011/12/23(金) 16:58:01
アップルパイ すごいや
食べてみたい!
[さっき食べた事なんて覚えてない…ぱっと明るい顔になるとよだれでも零しそうな満面の笑顔]
よーし!
ぼくは勇者様!
ここは 知らない教会
きっとここはすっごい秘密や
アプルパイのたからものが隠されてるんだよ
さぁ さがさなくっちゃ!
[>>189手を振るリディアに手を振ると]
じゃあ リディアお姉ちゃん
バイバイ ありがとうね
[ホールを目指して転げるように走り出した]
( 192 ) 2011/12/23(金) 17:01:24
[悩むようにぶつぶつとぼやいて、
はやく、とついてくるひげ面カエルに背を向ける。
家へ通ってきていた、あのお節介な娘あたりなら
聞けたかもしれないが、とても今更だった。
それでもこの光は、そのために此処にあるのだろう、
と思ってから気がついてみれば、欠片の一つも、
傍にいたはずのフィグネリアの姿もなく。]
……………………。
[お前のせいじゃないだろうな、とカエルを睨んでも、
反応はないというか、妖精の視線はどうやら男に釘付けらしい。
ちっとも嬉しくない。
再度背を向け、歩き始める。]
( 193 ) 2011/12/23(金) 17:06:02
一度もなった事がないのか、忘れちまったのか――……
そんなんで喰事出来てたのか、オマエら。
[ 瞑目する。
――深呼吸、のち、獣。
服は霧散し、そこには黒銀の毛並を持つ大きな肉食獣が現れた。]
( 194 ) 2011/12/23(金) 17:06:20
……グルルル、
[ この姿では、人間の言葉は話せない。]
( 195 ) 2011/12/23(金) 17:07:14
…………ふふ
いたいのいたいのとんでけー、かぁ
[もう大丈夫なのになぁ、と思いつつも
少年の気遣いは、嬉しくて
少年が去りし後、手を置かれた頭を撫でた]
[痛い事も苦しい事も、なにもかも
忘れてしまったように見える少年
これが正しいなんて、思わないけど]
[でも――――
私にできるのは、きっとここまで
ここからは、少年と逢ったばかりの
私の役目じゃ、ない]
( 196 ) 2011/12/23(金) 17:17:46
― テラス ―
[色々と、不思議な事が起こりすぎた
不思議と思わなくなっている自分は
どこかおかしいのだろうかと]
[少し外の空気に当たろうと、その足はテラスへ]
こんにちは、はじめまして。
[今日初めて見る顔>>178へ、ぺこり、頭を下げて]
寒くないですか?
ホットミルクでも、飲みませんか?
[にこり笑って、とてとて、歩み寄った**]
( 197 ) 2011/12/23(金) 17:18:08
村長の娘 フィグネリアは、愛しい男の元へと駆け出した。
( A53 ) 2011/12/23(金) 17:19:50
[ついてくるカエルは、追い払うような仕草をしても、ケロッとしている。
もう少し臆病な性質じゃなかったか、と思い出しながら
諦めて足を踏み出せば、そこは小部屋だった。]
…………?
[自宅にも似た、落ち着く雰囲気の一室。
窓から見れば、教会の一階にあるらしいそこ。
彼女が、自分を呼ぶ声がした気がした。]
( 198 ) 2011/12/23(金) 17:20:09
[どこ通ったのか、また移動したのか、目の前には男の姿]
ミーシャ
[男のまわりにも桃色の光をみて、なんだかただ幸せでふうわり微笑んでその名を呼んだ――]
( 199 ) 2011/12/23(金) 17:26:12
[>>179問われてねだった奇跡の花のことも、今はきっと忘れてしまっているわ。
奇跡の花――それはけっしてよく深き人間が望んだ奇跡を呼ぶものではなかったけれど――女は奇跡の花の真実を知らず、ただ純粋に男の紡ぐ花の姿がみたかった]
( 200 ) 2011/12/23(金) 17:32:01
…… ネーリャ。
[どこまでが気のせいか、真実か。
わからぬままだけれど、そこには>>199彼女の姿があった。
柔らかな頬笑みに、惹き寄せられるように歩み寄り。]
[ささやき声を、おとす。]
( 201 ) 2011/12/23(金) 17:45:41
― リディヤと話す前。 ―
[鈴が、動かないのにしゃらんと音を立て。]
…?
[思わず足を止めて、振り向けば。
髪に花を飾る、オリガの姿>>170]
………かわいい
[薄桃の花が、何と言う名であるのかは解らない。
でも、その少女によく似合っていて、思わず声に出た。
…が、語彙の貧相なレイスでは、中々二の句が告げず。]
あの、……とても、似合ってる。
えと、…か、かわい、くて、……えと、
[素敵だと言いたいのは、伝わるかどうか。
照れたように頬を染めて、視線を忙しなく動かしていた。]
( 202 ) 2011/12/23(金) 17:52:05
―現在・ヨールカ付近―
[盛大な溜息>>191に、しょんぼりと眉を下げつつ。]
あ、あの、……ご、ごめんな、さい……
[確かに、自分に自分が何処に居るだなんて聞かれたら
なんとなく変な気分になる、…かも、しれない。
もう少し考えて――と言っても。
考えたところでレイスは恐らく把握できなかったのだが。]
( 203 ) 2011/12/23(金) 17:52:32
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