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[>>460そういうのが得物か、と聞かれると、微笑を向け]
あたしは何でも使えるし、何でもできる。
この世で一番美しいアニュエラ。
完璧で最高のアニュエラ。
命も、世界の半分の支配権も、この世の全ての富と栄誉も、ソデにしてきた女!!
[ダンダンダン!]
[杭サイズの針が、真紅の蝶へ向かう]
メルクリス!
「ああ、任せて」
[呼ばれた影の彼も、指先を振ると魔力を一気に正義陣営に向けて解き放った]
魔狼の牙
魔狼の爪
その力をもって
彼らを食い荒らせ
《魔狼撃》
[生み出された闇の力は2(3)へと向かっていった]
(1.カルロ 2.アニュエラ 3.トメ子)
[降り注ぐ光は半分以下に減衰したが、それでも無傷とはいかず。
追い打ちを掛けるように、風の刃>>455がこちらを狙う]
いかん、アニーちゃん!
[上方のみに展開したバリアでは、この攻撃は防げない。
咄嗟にアニーの注意を促すと同時に、次の魔法の構えへと入る]
まじかるまじかる、風の流れよアタクシに従え!
まじかる☆すとーむ!
[上昇気流を風の刃のある方向に生み出した。
二つの空気の流れがぶつかり合い、互いを相殺しようとせめぎ合う]
く、威力が……もう少し!
[これでは自分に向かう刃は防げても、アニーの方を守れない。
メイアルから意識を逸らし、出力を上げる事に集中する。
それは相手からすれば大きな隙と見えるかもしれない]
―回想とか―
なにいってんの!
おっちゃんのご飯はしっかりおいしく味わう用、こっちのチキンはそれなりにおいしくおなかいっぱいにする用だよ!
用途が違うから別腹!
だからそんな殺生なことは言わずにししゃもください!
[噴火したマスターの拳骨>>412を必死でかわしながら訴える。けど、あえなくししゃもは飛んでいってしまい]
あ…ああー…
[魂の抜けるような声でししゃもを見送り、がっくりとうなだれながら、もそもそとチキンに手をつける]
…チキンうめー!チキンうめー!
[涙目で半ばやけになってそんなこと大声で言いつつ。また拳骨が飛んでくればひょいひょいかわす]
ん?いや知らない人。
[カルロから、チラシを誰から?と聞かれても>>389。受け取った女性の変装を見抜くことはできなかったのだから答えようがなかったりする]
へー…そんなことンなってたんだ…。
[続いて語られた大量失踪の件には、ふむふむと頷いた。しばらくゆっくりTVを見るヒマもなかったから、知らない間にずいぶんいろいろあったんだなぁ、と、妙な関心を抱いたり]
…ってことは。
連れてかれた先がいいとこかどうか、かなぁ…。
[少し考えるようにしながら口にしたのは、どこか的外れなのん気な言葉に、聞こえたかもしれない]
え?いや、たとえば連れてかれた先がすっげーいい場所だったりしたら帰りたくないっていうかも知んないし。
ここしばらくあれこれ大変だったから、誰かが避難させてるのかもしんないしね?
[どこか深刻そうに話すカルロ>>393とは裏腹に、そんなことを言った]
なんにしてもどこ連れてかれてんのか分かればなぁ…
自分で行けば早いけど…戻って来れなかったらジャスティスできないし…
[悩むのは、そこだった]
[後ろを振り向けば空になったカレー皿、伝説がまた1つ創られたというのに実に残念な展開になったと思う。その傍らにはまだ残ったままの美味なピラフとフタをしたグリーンサラダ]
ユーイチ、すまんがそこのボックス席は予約という事で宜しく頼む。予約代金はまた後で支払う!
行くぞシャルロット、ジンロウTVはどっちだー!
[忘れないように、と植物用栄養剤のアンプルの残り3(5)本をポーチに入れて店の外へと飛び出して行った]
―それからしばらく―
…行かなきゃ…なんだけど…うーん…
[TVに映った見知った顔に、いつもならすぐ腰を上げるところだけど。今日は、少し、迷っていた。ちらりと目を向けるのは、ユーリの顔。
また、目の前で、なんてのは、いやだった。
けれど助けられた身ではどういえばいいか分からず。周囲のカレー騒動にも、気づかなかった。
そうして黙考することしばし]
いーや、次があるなら、今度こそ!
[決めて]
ンじゃおっちゃん、お代ここに置くからねー!
残りはドンファンくんから!
[告げて。結局食べられなかったししゃもの分も含めてきっちり半分。カウンターにおいていく。
ユーリは一緒に来ただろうか。来るというなら、もう止めようとはしなかった。ただ、メイアルの注文に応える前に]
…まずは先に行くとこあるけど、ゆーはどうする?
[充填完了、標的…真紅の蝶]
消し飛べぇぇえええ!!
[奇跡の顕現した時から、体の中にあった違和感。
それは、放たれた《魔砲》に強く出ていた事だろう]
…火力が、いや。
魔力が、上がってる…?
[《魔砲》は、以前とは比べ物にならない程の質量を伴って、蝶に襲いかかる。
それは、無事に蝶を貫いたであろうか]
[TVの中では、見慣れた顔がテレビジャックして次なる災害を告げていて。深紅の羽根のクリーチャーや、飛来する炎が次々ビルに向かう姿が映し出されている。]
JJ……大丈夫かな……。
[この店で分かれた後、しばらく見ていない友人の名前をふと呟いて。]
……なんか最近時計塔とか電波塔だけじゃなくて、ビルやら家壊されること増えてきたなぁ。前はちょっと通行止め我慢したり学校移動したりするくらいで済んでたのに。
[ちょっとした愚痴を、テレビの向こうの景色に溢した。]
[謎の少女が指を振るのが見えれば>>467]
[舌打ちひとつ。ガラスの白鳥を舞い上がらせて]
[杭打ち機を白鳥の上に乗せ、代わりにポケットから取り出すのは]
おいでなさい! ヴァルキュリーの乙女たちよ!
[ガラスで出来た美戦士たち]
[それを空中にばらまくと、あっという間に天使のような羽と長い槍を持った、鎧姿の女性が12体]
狼退治はアナタたちの得意技!
頼んだわよ!
[乙女の内11(12)は闇の力へ。残りは魔王の放った風の刃の元へ]
― 中立亭〜ジンロウTV移動中 ―
こっちですっ!
[二人でジンロウTVに向けて駆け出す。]
ん〜、おねーさんには半分くらいばれちゃってるから、隠す必要も無いですよね。
[走りながら本部へ通信]
トゲヤマさんっ!例のブツ、急ぎですっ!
場所はジンロウ町X:237(1000)Y:53(1000)のジンロウTV。到着予定時刻はおよそ2(10)分後。
頼みますですよっ。
[不思議そうにこちらへ視線をむけるグラジオラスに]
私自信は、戦えるような能力は無いですけど、自己防衛程度は必要ですから、本部にその為のアイテムを手配していたのです。
―3(30)分後―
[壊滅した街中を要救助者と避難所に逃げ遅れた人たちを探しながら。自転車がたどり着いたのは、抉り取られた一角>>403]
…なにこれ?
[海水が注ぎ込まれたそこは、池のようになっていただろうか。覗き込む]
[ユーリがそこにいれば、何か分かっただろうか。あるいは分からなかっただろうか]
…みんな、うまくやってくれてるかなー…
[先に出て行った者たちが闘う、ジンロウTVの方を遠目に眺め。呟いた]
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