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―中立亭―
[>>423カレー王の登場に店内の気温が俄に上がった。
ざわ・・・
ざわ・・・ ]
・・・・・・ユーイチ殿、ライスを超盛りと水を頼む。
俺は、この試練を乗り越えねばならぬのだっ・・・!
いざ、参るぞォォォォォォ!
[後に勇者となるかもしれない男とカレーの戦いは伝説となって語り継がれるのだが、それはまた別のお話]
[短く、それでも一番問い掛けて欲しかった言葉を投げて寄越したシャルロットの傍へと行き、目線を合わせた]
行ってきても、いいか?
[自分が弱い事は良く解っている、それでも出来る事をしたいのだと告げた]
―壊滅した地区―
[瓦礫の山に津波の後、焼け焦げた家屋。
切り取られた大地に湧き出る水]
…まあよかろう
[腕を横に振るうと、僅かに空間が揺れ動くがそれも一瞬でありどこにも変ったことはおきていない]
あら、おばあちゃま。
そういうのは嫌い?
じゃあ、昆虫にはやっぱり虫ピンかしら。
[謎の少女>>439の姿がやっと目に入れば、あらまあと声を漏らし]
この間ぶりね。
魔晶石はどのくらい消費したかしら?
売主として、ぜひ使用感を聞かせて欲しいわね。
[光弾と、ビルの半壊には、髪をそよがせて]
虫なら虫らしく、リンプンか音波でも使いなさい。
美しくないわ。
[四次元ポケ○ト取り出すのは]
[腕力をあげるブレスレットと、ランチャーのような形の杭打ち機]
標本にしてあげるわ!!
[アニュエラの店へ向かう道々で見かける町の人々の姿はあくまでも非日常な日常に立派に対応していた。
「異次元テクノロジィ」のせい(?)で、家族や知り合いが消えたという者はさすがに気にしてはいたものの「帰ってきたら父ちゃん、ヒーローになってるかもね」等と割と楽観している。
それが彼らの強がりでないことを神父は祈った。]
[光がおさまれば、繭から出て来たのは、真紅に染まった蝶
その蝶は、羽ばたき一つでビル一つを半壊にしてみせる]
悪趣味な…。
でも、結局は…その程度、なんだな。
[見た目に気圧されるも、半壊程度で済むのか、と思う...はきっとおかしいのだろうが]
結局は、片っ端から撃ち落とせば、良いんだろ ──ッ!
[溜まる魔力、持ち上がる弩
狙いを定めるは、禍しき色をした、蝶
魔力が溜まるまで、後6(6)分]
[たいした寄り道でもないので、失踪事件のあった辺りを回ってゆくことにする。]
…この辺りがそうですか。
噂にならないだけで“人間”以外のものも消えたりしているかも知れませんね。
[やはりおねーさんはその言葉を待っていたようだ。薄々感じてはいたが、なかなか言い出せなかった。
決断はしたけれども、返って来た答えは期待していたものとは違って。
ちょっぴり残念な気もするけど、そんなところが“らしい”と思うところでもある。]
「行ってきても」なの?
私はお留守番?
[わざと上目遣いでそう言ってみた。ずるいのは分かっているけれども…]
ふふ、そう簡単に行くかしらね?
[笑って、詠唱を開始した。いつの間にやら、メルクリスが甲冑の残りを展開していて安易にメイアルには近づけないようになっており]
其は光
命の煌き
そして邪悪を穿つ
聖光となりて
彼の敵を討ち滅ぼさん
[皮肉とも取れるような詠唱を終えると目の前の3人に向かって光が天から降り注いだ。]
[そして己の体も幻影のように掻き消えていく中、メイアルがいたほうをみる]
集まりに集まったり、か。
[薄く笑むと掌を向ければ、大地を抉り取った風刃が生まれ、アニュエラ、トミ子、カルロに向け放たれる。
初めから直撃をさせる気がない風の刃はしかし隙を作るのには成功しただろうか。
放ち終えると結果を見るでもなく魔王はその実像が薄くなり、*消えていった*]
[テレビに映る映像を見れば、密かに溜息をつく。]
この町自体を破壊しようなどとするものは、これまでおらなんだものじゃがのぅ。
この町は、善にとっても悪にとっても要じゃぞ?
ここがのうなってしまえばどうなるか、分かるじゃろうに。
[それこそが狙いなのか。そんなことをふと思う。]
[お留守番?と言われ、大きく頷きかける。
しかし、先の変装などの事を考えると彼女にも何かの考えや思いがあるのだろう。つまり]
思えば、私はジンロウTVとやらの場所を知らん。案内を頼めるか?
それから、危ないと思ったらすぐに逃げて他の正義のヒーローとやらの所へ行くと約束出来るか?
[そこで残されたグリーンサラダにフタをした。『また戻ってくるから』という意味でもある]
[そこにあるものではなく、そこからなくなったものを探すのは難しい。
それでも、踏み込んでみる。]
[――キラリ]
[何かが足元で光った気がした。**]
なんと、この力は……!
[光弾をばらまく蝶>>439を険しい表情で見詰める]
この蝶まで魔法を使うという訳かい……。
[絶望には程遠い表情でぼやくと、杭打ち機を取り出すアニー>>449に]
おや、アニーちゃんそういうのが得物なのかい。
[意外そうな声を出す]
ま、アニーちゃんがその武器で行くなら、アタクシは補助に徹させてもらうよ。
[早速撃ち出される呪文に、ぱっと白鳥の背に立ち上がり]
まじかるまじかる、日差しを受け止めよ魔法の屋根!
まじかる☆ばりあるーふ!
[杖を天に掲げると、平板のようなバリアが頭上に出現する。光の59%は受け止められただろう]
[>>423瞬時に、汗をかくほど暑くなった店内、そして目を灼く真夏の太陽のようなカレーを見て……悪ノリを深く反省した。
だがそれも一瞬、>>446熱い男の熱い宣言を聞けば、ウェイターとして為すべきことを思い出す。]
おっけー! 超盛りだな!
おっさん、どんぶり借りるぜ!
[どんぶりに、それこそ昔のアニメのご飯のように高々と盛り上げたライス、3リットルはいる特大のジャグになみなみと注いだ水を彼のテーブルへと運んでいった。]
がんばれ勇者! 負けるな勇者!
[涙目になりながらの応援は、今までで一番気合いが入っていたとかいないとか。]
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