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望みを叶え 望みに抱かれて逝くのがこのセカイ
帰りたいと願ったのなら
帰れたはずだよ。
[何故なら自らが作るセカイなのだから。
幻に抱かれながら夢は消える
その者と共に
私の知るこのセカイはそのはずだった。
実際、グレイヘンほどではないにせよ、私もこの目でいくつもの夢の終焉を見つめてきた。
なのに──]
おひさまの子
キミは最初から翔べたのかい?
ボクとキミは出会ったときから友達だったかい?
太陽は輝くのだろう? 照らすのだろう?
自らで自らを陰していては太陽にはなれないよ?
おひさまの子
[大嫌いだ、友達じゃないと彼女は言う。
ならば、何故嫌いな者が、友でない者の思いを知らぬ事を気に掛けるのだ? とそう言葉無き言の葉は続く]
[零れたくしゃみ、気遣うように岬守を見る]
だい、じょうぶ――……?
[眠たげな表情が一瞬、危惧の色の中に霞む。
まじまじと、戻っていく後ろ姿に視線を送り。
やがて食事を持って戻ってきたのにも、
美味しい寒天を喜ぶよりも気遣わしげな視線が先に立った]
…………山?山って……ミズキの……?
[その言葉に、仮面の奥で目が瞬く。
もし、泣き痕が残っているようなら
そのことにも目を瞬かせて。
もちろん、笑みの様子と声にも瞬いた。
この前カスミとあった時、
ミズキが通りすがったことを思い出せば
友達になりたいとは言っていたが……
友達に、なりに行くという風じゃなく見えた]
ん……?ああ さっきまで、ハルのところにいたから。
綺麗な桜の木、現れてね。
………君にも綺麗なものや、
やすらげるものが、今は必要に見えるけど?
[けれど、今は昼で。
彼女が好きな星は見えない。]
[終焉を予見していないのであれば、こんな言葉はかけなかったのかもしれない。
彼女は太陽ではない。
太陽に憧れているのは知っている。
けれど、太陽たらんと欲すれば、より速く
彼女は駆け抜けてしまう。それは消えゆく夢のセカイには似つかわしくないのだと、そう思っていた。
けれど]
ローザ?
…そういえば、少し長いわね。
夢の中でもみかけてはいないの?
[たしかに、不眠不休と似たような状態だ。
かなりの負担がかかっていたとて不思議ではない]
ヴェルの様子みるのと一緒に、
シンがいつ起きてもいいようにしておくわ。
あとの子はまたそのあとにも調べておく。
[新入りの無口な少女はどんな顔でそこにいただろう。
あるいは、どうしていただろう]
ローザも、だいじょうぶ――?
[さりげなく、声を掛ける。
歪みはじめた世界。
やって来て間もない少女の体は無事保たれるだろうか。
瞳の色は、憂いを乗せて]
[顔を上げる。]
ともだち………?
[呆けた声で呟いた。
その言葉が自分に向けられたものだとは、
到底信じられなくて。
ぼんやりとグレイヘンを見つめた後、勢い良くかぶりを振る。]
友達――なんて、
なんで、そんなに馬鹿なんだ。
私なんてどうでもいいだろう。 私なんか………
[世界の異変は始まっている。
けれど、世界の終焉を望むものは
少女の中にいるだろうか?
終焉を望まない少女の願いを
世界はできる限り叶えようと、
弱った者を吐き出して延命も考える。]
[ ―――友達。
そう呼べる存在なんて、無きに等しかった。
小さい頃から入院続きで、
学校にはろくに通えない身体。
院内学級のこどもたちは、ひとり、またひとり、消えて行く。
病が治ったのか、それとも―――
それは、夢の中から消えて行く少女たちの姿にも似て]
うん、ミズキちゃんのお山ですよう……。
[花水木の少女の名が出ると、どうしてもしゅんと肩を落としてしまう。
仮面の向こう、目を瞬かせる様子は見えないが、
さっきまで泣いてたことを思い返して、]
あ、でも、これ、はミズキちゃんのせいじゃあないですよう。
[自分の顔を指差しながら告げる。説明というには言葉足らずな一言]
わあ、ハルちゃんのところでお花見をしたんですねえ。
[少女が訪れた時にはなかった桜の木、しかしそれを変だと思うことはなく]
きれいなもの、やすらげる、もの……、
分かりました! お水ですねえ!
[そう言った途端に、身体が現金にも喉の渇きを訴える。
思い浮かべるのは、昨日いろんなことがあった、丘のふもとの水辺]
それを、カスミがほんととおもってるなら。
ミズキにわらわれなくないから。
ミズキのまえでは、なかないの。
カスミはミズキに、ひどいことなんか、させたくない。
だとしたら。
[自分を卑下する言葉を吐く少女を真っ直ぐ見上げて]
ミズキはカスミより。
“ミズキなんてどうでもいい”のほうがだいじで。
カスミを“ばか”にしようとしてる。
だから。
カスミのことを“ばか”にできるんだ。
カスミは“どうでもよくない”って。
いってるのに。
――どうでもよくないミズキを。
カスミはゆるしてるのに。
[花水木に、背を向ける。
そうして荒れる海を見た。
誰もいない遠い海の果てを見ながら。
渇いた瞳で、まるで泣くのを我慢しているかの*ように*]
[ミズキの名前にしゅんとする。
それなのに山に?
……辿り着けないのは、
いこうと思う意思に対し
沈む気持ちが引き起こした現象だろうか?
泣き顔の仮面の奥で考えて。]
僕なんて、ご覧のとおり泣き顔晒しっぱなしさ
[説明に泣き顔を
さしてくつくつと笑ってみせる。]
そうそう、綺麗な水は、
顔を洗うにも最適だね。
……塩水で顔を洗うのは
目に染みるからあわないから……丘のふもとに行こうか
[彼女の言葉に、奇しくも
ダハールが思い描いたのも水辺。
姉がシンの所に行くといっていたのもあって]
[黙り込むミズキと背を向けるグレイヘン
交錯する思いと思い
交わるのか隠れるのか太陽と月
海も哀しいのか 海も泣くのか
その様相を確かに変えて波は寄せて
そして退く]
……
[沈黙の中を、小さく頷いた彼女の鈴の音が奏でる。
私はその背をそっと抱く。
奏でる鈴が二重に重なる。重なり征く月と太陽を模したように]
終わりは何時訪れるのね
[終わりははじまった
ではおわりのおわりは……
その刻は近いのだろうと 私の身体は朽ちることで告げていた。
熟れた果実のような薫りが微かに──]
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