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[狭い通路では使えなかった刀技――どうにか使える程度の広さはある。
腰を落とし、居合い抜きの構え。]
――はっ!
[一閃。その速さで僅か真空が生じ、刀の刃の届く範囲をいくらか越えて、軌道と水平に杭に斬線が走る。
遅れてがらりと杭が倒れる中を進み、鞘に収めてもう一閃。
それで全ての杭が片付いた。]
[微笑む女。 微笑むだと?]
手がかりは――特にないな
[見たことのない?いや、広間のキャンプでお茶をしていたうちの一人だ]
…ダテ殿達はどうした
[魅力的な微笑。 性的な意味で
少年の言葉を思い出す。遊んで欲しそうな、 だ
この場に、そぐわない
僅かに重心を変える。松明を持つ指を緩めた。いつでも、握り直せる形へ]
[鞘走る紅の刀身が薄闇に舞う。風を断つ。
罠の解除を試みるのではなく、檻を破壊してのけた忠興のやりように驚くも、]
そうですね、元に戻しては、また誰かが罠にかかるかもしれませんから。
──あなたらしいです。
[指を唇にあてて、くすりと笑う。]
[どんどん杭を片付けていく杭に感心しきり。ひそひそ話で近くにいる華奢な「恋人」に声をかける]
ねえねえ、あの人、凄いわね。しっかり守ってもらいなさいよ?
…私は、それは叶わないから。
[一瞬、「亡き」夫に思いを巡らせ、表情を曇らせる。]
そう。残念ね。
伊達とはここに来る前に、別れたわ。
始祖の幻影と戦う前ね。
始祖以外にも、吸血鬼がいるから気をつけろといっていたわ。
[ジェフの前で、アシュレイは淡々と話している]
お願いがあるのだけれど…
しばらく一緒にいてくれないかしら?
一人だとやはり心細いわ。
[男の警戒を解くように、そっと寄り添って弱弱しくいった]
/*
被吸血ロールと被処刑ロールを両方やるとか無理とか思ってたけど、
アシュレイはまだ血人だった(てへ
じゃあなんとか両正面作戦できるかな…早めにいなくなってくれれば [ネンパを送った]
[女性ふたりがどんな反応であろうとも、忠興の妙技を見たアルベルトは機嫌がいい。
銀髪の女性に話しかけられ、その言葉にしかりと頷く。]
ご挨拶が遅れました。
モナステリー修練士と申します。
あなたがここにいて知らせてくださったおかげで、リアンを救出することができました、感謝します。
あなたは…大切な方をなくされたのですね──
[彼女の口調から、それは永訣と察せられたから、わずかに声は落ちた。]
始祖の幻影?
[地上で一瞬感じた、恐ろしいほどの強い気配を思いだす。
お願い、と聞けば先を促すように僅か顎を引いたが、]
…止まれと言った
[そっと寄り添おうとするより速く、女の胸元へ松明の先端、焔を突きつける。
警告の動作]
君は俺をヒトと断じたようだが、俺にはそのような能力はなくてな
――自分が人間だと、証せるか?
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