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(ザザッ!!ザザザザザザッ!!!!)
そいつァごもっとも!
(ザザッ)
悪ィなァ。生憎とオレッチ様ァ過程を楽しみてェ派なんだよなぁ。強ェやつ。綺麗なやつ。そーゆーのがブッ壊れッから面白ェんだ!
クソ弱ェドカスなんざブチ壊す意味もねェ!
[男が声を上げる間にもノイズは広がっていく。そのノイズが、刃に舞い飛ばされる。もはや姿を認めることさえ困難になった男は一層笑みを深くし、高鳴る笑い声のようにノイズはその勢いを増す]
その点、お前ェは上出来だよ、クソ犬。そうでなくっちゃなんねェ!
(ザザッ!ザザザザザっ!ザザザザザザザッ!!)
(ブツッ)
[その笑い声が、ノイズが、一線の元に、断ち切られる。男の体が、二つに裂けた。ノイズとなるわけではなく、本当の意味で、真二つに]
[頷くTobey、場を指すCornelius。二人の行動にiraという存在とその居場所を確認する。]
MARIA、書庫の位置データ座標は把握できますか。
[問う。女中は頷きを返した。望まれるなら、座標をポップアップすることもできるだろう。
しかし実際に順路を知っている者の案内のほうが早いだろうことは明白で、それ以上の命令-commands-は下さなかった。]
[レーザーアイはMARIAをひたりと捉えたままだ。それを意図もせず、男は両アバターを追い、書庫へ向かうだろう。]
……そう。
[Corneliusの意志は固いように見えた。
それ以上は何も言わず、書庫のある方向へと戻る。
空白の空間が視界に入ったなら、未だブロック状の変形を除去し切れていないハートが、警戒を示すように縮こまる。
思考プログラムに損傷を与えられるのは、余り快い経験ではなかった]
― 2F/書庫へ ―
Chlonoise Vincentは、HurtfulHeart Tobey を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
死亡フラグを積極的に立てるよりは、積極的に殺しにいってほしいのだけど、様子見が多いみたいね。
吊り・襲撃も共に、後でどのようにも描写出来るのだから、何時死ぬかについては気にしなくて良いと思っていたのだけれど。だからこその、PL視点票でもあるけど、辻褄合わせが悩ましいのかしら?
投票を委任します。
gula Corneliusは、LostOne. Charlotte に投票を委任しました。
[書庫―回想(トビ―が逃げた頃)]
…逃げテもらっては困ル。テスと、にならない…
[Ant-lionは逃げようとするトビーを追いかけようとする…が、頭を抑えて蹲る]
ガ…ッ…時間切れ…か!鍵の効果が薄れた様だナ…
仕方ない…この体…一時的にお前に返そう。
[少女の体が倒れ伏し、何度も痙攣する。やがて…]
…なんだったの…?
Ant-lion…私がBabylonのキャラクターってどういう事…?
私は…ナンシーに作られた…ヒトを守る為のプログラムで……!!
[少女は、倒れ伏したまま、力なく何度も床に腕を叩きつけた…]
表面化したプログラムと共に行動するのは面倒でしょう。
傍に参りますよ。
一点私たちの方に集ってきてくれる方が、排除も楽でしょうし。
[男は書庫に向かいながら、ant-lionに通信を投げる――]
すマん。
…本来、このAnt-Lionだけなら、この様な手数は掛けないノだが。
好きな囚人を消去してクれ。
もしかシたら、このAIのせいで力を上手く発揮できないかもしれないが…
[書庫か、この近くにある二つの光点か。
行き先を思案していると、ふいに、先ほどとは違う空間の歪みを感じた。
同時に展開しているフレームに多量のノイズが奔った]
『っ! かなりの量のノイズが発生……発生源は光点の一つ……防御をっ!』
[即座に展開された〈FANFARE ECLATANT〉のフレームから輝きがあふれ私の周囲を包むと、しばらくしてノイズはおさまった]
『様子を見に行く?』
……行ってみるか。二人に気付かれないように。
LostOne. Charlotteは、Kenneth "thenoise" を投票先に選びました。
[少女は冷たい床のオブジェクトの感覚を感じながら、涙を流し続けている。
あの少年AIは無事だっただろうか?
もし、AIが死ねば、その制作者も…
思考は堂々巡りをし…徐々に少女の体から力が抜けていく…
]
ぉぁ?
[男の目が、自らの“切断面”へと向けられる。驚きによってか、表情が消えた。それに合わせるように、ノイズも急速に収まっていく。しかし]
(ザッザザザヂヂッ)
[男の顔にふたたび浮かんだのは、たとえようもなく楽しげな、満面の笑み]
(ザッ!ヂヂヂヂッ!!)
面白ェ!面白ェなァ、手前ェ。
どうやったんだ、コレ?
(ザザッ)
そーかそーか。
(ザザザッ)
流石のオレッチ様も、手前ェがブチ壊れんなァ初めてだ!
ああ、どうなんだろーなァ、(ザザ)手前ェがブチ壊れて何の意味もねえクズに変わるってなァどんだけ楽しいんだろうなァ!!
(ザザザザザッ)
[楽しげに楽しげに男の言葉は止まらない。笑ったまま。男の体が、崩れていく。自らの名が示すとおりの、ノイズへと]
―2F/書庫―
[それは書庫と呼ぶにはあまりに何もない空白だった。
Tobeyが警戒の色を示す。たしかに、この"塔"をこれだけ綺麗に壊せる力ならば、直接食らえば甚大なダメージを受けるだろう。警戒に越したことはない。]
[白の中心には、少女の姿がある。
iraであろうそれに、視線を向けた。]
― 書庫 ―
[”空白”を前に、先導するTobeyの歩みが鈍る。
目的の座標と一致する、書庫]
――あれが…?
[虚無。
全ての情報を消し飛ばされ、data0のまま空間に穴を開ける虚ろに、目を奪われる。火に誘われる蟲のように、書庫に足を踏み入れた]
― 書庫 ―
……アイラ?
[少女は、床に倒れ伏していた。
名を呼ぼうとして、どちらを呼ぶべきかと迷うが――結局、エントリーネームそのままを呼ぶ事にした。
今の様子は、自分に攻撃を仕掛けてきたあの人格とは、違うように感じられたから]
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