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[ここから中央エリアは遠いこともあいまって、今回も赤い光は彼らには見えていなかった。
何よりコアを停めるものが持ち込まれているなどと誰が想像できようか]
地上に降りて何が起こったのか見てくる。
[リーダーがそう言うと、リーダーと同じ席に乗っていた情報通の仲間ともう一人が口々に「俺も」と言った。
南の方で弾幕が引き起こした光がほとばしったが、それどころじゃないとばかりに、リーダーは降下スイッチを押した]
幸いがあるとしたら……ルナのパイロットは他のパイロットとの協調性があまりない、という事か。
[近くを見渡すと、そこには白川重工のBF。
以前に参加者一覧で見て気になっていたBFであった]
これはまだ私に運がある、と思って良いか。
[白川重工のBFであるならば、力を合わせればルナを何とかできる程度の実力はありそうだ。
白川重工BFがルナの味方をするのは今までの経験からすればまず無いだろう]
確かあいつは、BFマニアの癖に自信満々で受けたBFのメーカーにことごとく落とされたからメーカー製のBFもまた目の敵にしている。
事実、白川製のBFを見てさっきと様子が変わってるな。
[先程までは自分にのみ向けられていた強い敵意が、自分だけではなく白川のBFにも向けられているのが見える]
『白川弐拾参式=改……。』
[ぶつぶつと自らの知識を披露できる事が嬉しいのか、悦に浸りながらスペックを呟き続ける]
[向きを変えるのが後0.5秒遅れたら、まともにブラスターを食らいひとたまりもなかっただろう。右半分の機体が破損したが、なんとかまだ飛べる。アルトキュムラスは体勢を整えると、ひゅん、と左右に振れながら後ろへ旋回。
烏羽の全翼機から、射程距離を測りながら距離を取る。]
『なんだ、調子が悪いんだなぁ。
ボクを落としてまで作ったBFがこの程度?笑っちゃうよね、ククククク……。
じゃあボクのマジカル☆ルナちゃんで倒して、ボクのすごさを見せ付けちゃおうっと……。』
[調子の悪い白川弐拾参式=改を見て、そちらを撃墜しようと色目を使ってきているのが伺える]
相変わらず卑怯な奴だよ。
調子のいまいち良くなさそうな機体を先に狙おうとするとは。
―南空域・中層―
[急ぎ昇って来れば、今度は追尾弾を迎撃するBFを視界に捉えた。触角を伸ばして拡大すると、それがメテログラフトである事に気付く]
…クロノさん!!
[その姿>>167に思わず身を起こしかけ、我に返っては再び席に着く。そのまた更に上空には水晶竜の姿も見えたからだ]
マリアさんも…。
スネイルネン、私……。
[バイザーの奥には、困惑の表情があるだろう。
パネルの上の両手は動かない]
―中央空域、中層―
[男は、ブラスターが当たった事に、少しきょとんとしていた。
そういえば、目の前のやつは…、そう思うと納得した]
さて、機体特性から火系は通じやすいみたいだが…
シュート。
[男は光を収束させ、距離を取ったアルトキュムラスに、西空域に追い込むように弾幕を張った。
しかし、それは漣のように、緩やかに。
西に何か仕掛けがあるわけではなく、中央空域に居続ける事のデメリットを考えての事だ]
っく、’rainstorm’照準:40度・・・ 発射!!!!
[重装甲の機体には、一番破壊力の大きい弾幕しかない。
相手の機も、下部が破損状態。
当たれば、ダメージを与えることはできるだろう。
だが、威力と軌道の複雑さと引き換えにスピードが足りない。
グレイに稲光が混じったような円形弾幕はランダムの軌道を描き、
クヴォルフィリアへと]
―― 南エリア/中層 ――
≪ウィルアトゥワはマリアへ告ぐ。
貴様、ヲレとやりあうつもりか?≫
[オープンチャンネルで通信。挑発。]
≪貴様とそいつ。
来るなら、まとめて撃ち砕いてやるぞ。≫
[ニーナにも合わせて呼びかけている。
機体はガタガタだ。
あともう一発でも撃たれれば、カ・エディーリの歯車は使い物にならなくなる。だが… まだ、手は残っている。]
[一部の弾幕が、アルトキュムラスが放ったrainstormに巻き込まれた。
おかげでそれを察知した男は、機体を動かそうと…]
チッッ
本調子じゃないってか。
これくらいで、ガタがきてんじゃねえよ!
[ドン、とコンソールを叩く。
このままではrainstormに巻き込まれるだろう。
ならば]
パージ!、パージ! パージ!
[装甲を全部脱ぎ捨て、烏は身を守る鎧を捨て、攻撃をやりすごす。
しかし、これは通常兵装でも致命傷になりうる事を意味していた]
シュウの様子を見ている限りだと、もしかして私の機体にもBFのコアを止められる、そんな物がついているというのか……?
[ただ通信に割り込んで入れるようにしただけ、その可能性も十分あったが、通信に割り込むのがその目的であったのならばあんなに大掛かりな設計書は要らない。ただ通信機器の部分だけを改造すればよい。
見た物は、通信機器の部分どころかBFのコアや装備にも関わっていた物なのだから。]
―― 南エリア/中層 ――
(…青。
海の青だったな。)
『…核は私の丁度後ろに、あるんです。』
[空に上がる前に聞いた声。]
マリンブルー・スネイル。
まだ残っていたか、チキュウ人。
[中央エリアから、アンギャルドが近づいてくる位置を確認しながら、クロノはシャーロットに呼びかけた。]
/*
>>*8
いっそう意味が判らなくなったよ!
そもそも何故智狼希望したしってくらいにまで。
い っ た い ど う す れ ば い い ん だ
少年 ロジャーは、改造好き シャノン を投票先に選びました。
―南空域・中層―
[は、とオープンチャンネルを流し。続けて自分の名を呼ぶ声に身を震わせた。クロノからの呼びかけだ>>179]
はい、なんとか…
それよりも、何故ピットインしないのですか…!
そのままだと危険ではないのですか!?
[接近しながら、次いでクロノに呼びかけた。慌てている為にきちんとクロノへと伝わったかどうかは怪しいが。]
――南エリア/低空→中空――
[黒騎士は低高度、特殊エネルギーフィールドの縁を這うように飛翔する。直上に張り付かれれば致命的な不利、だがこの時点では他に手出ししてくる機体は居そうになかった]
――あの機体。ラント製の。
[その原因を見上げる。中距離から遠距離の間合い。格納庫で見たときよりも、それは随分とダメージを負っているように見えた。それでも――]
まだ戦意は、尽きてないんだ、ね。
それを考えるとやっぱり、私の機体にもあったと考える方が自然なんだろうな。
[通信だけであれば、機体も壊せとは言わない。
機体のことについて言及されたのならばきっと、この期待にもシュウと同じような能力を付けさせられたのだろう]
……BFのコアを停止させることの出来る能力か。
とりあえずは今目の下にいるあの月に使ってやりたい気分だがな。
[恨めしそうにルナを見る。
自分と戦いたい、という機体よりも弱っている機体から先に攻撃するそのやり方が気に食わない。
これならば何の呵責も無く打ち落とせる物ではあるが、いかんせんルナは攻撃をしてきたらそのまま攻撃を返してくるような代物だ。こちらがBFのコアを破壊しようものならば、もしかしたらカウンターでこちらのBFコアが破壊されることもあるかもしれない]
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