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(別にこのまま何もせず、人狼と共に滅びようとも皆が選ぶのなら俺は気にしない)
[そこまでは口には出さなかったが]
俺は腹が減ったが、夜食は必要か?
もし良ければ、手伝ってくれ。
[代わりにそんなことを口に出していた]
人狼からすれば、物を壊すのも、人を……。
[その先を口には出来ない。
けれど、聞いた人がいれば、何を言いたいのかは予想できるだろう]
難しいわね。
考えてるだけじゃ、何も変わらないって解かってるのに……。
[知識が、行動の足を引っ張る。
良くある事だ。
今の自分は、まさにその状況――]
でも、考えないと。
[考え無しでは、居られない状況だ。
自分にとっても、それは同じ]
イライダさんはいろいろ知ってるから、頼りにしてるんだから。
[その言葉に何の力も無いことはわかっていたけれど。
力強く頷いてみせた]
[ロランが食堂に姿を現して、夜食を作ると言うから]
イライダさん、食べません?
元気出して、襲われたら、フライパンでひっぱたいてやりましょう。
[みんなも。と、言って、野球のバットでも振る仕草。
空元気でも、出ればいいと。
だから無理に食べろとは言う気はない。
それから、ロランに]
責任、とらないと駄目なのかな。
[あまりに責任と繰り返すから。
伺うような上目遣いで訪ねた**]
……ロランさんの言う対処、は
誰か一人を選べって事よね…。
[気が重いからか、そこから先に思考が進まない]
出来るだけの事は、しようと思ってるんだけど、ね。
[そしてロランと一緒に厨房に入る。
何を作るのかは、ロラン任せ、だったけど]
/*
うーん。
実際の所、役職的な動きが何も出来てないなぁ。
村人のつもりで、こう…流れに乗ろうとか思っているのだけど。
PL視点だとガチっちゃうから、そこを抑えているかんじ(笑
/*
人狼ですから。
積極的に議題を進めることはしないと思うのです。
特にナタリーは、たぶん、この騒動が終わらない=人間全部喰われるということも、きちんとわかっていない気がする。
明日になったら、慌てだしそう。今更と笑われながら]
[イライダとナタリーの会話は夢うつつに聞いたように思うけれど、自らが占い師であるとは未だ確証を持っては告げられず、口にすることはない]
…イライダさんは、なぜ研究をしようと思ったんですか。
[食事の準備が整ったなら、起こされる。
軽く食事を口にしながら、たずねるのは研究の内容ではなく、彼女自身のこと。
もしも、そう、確証さえもてたなら、彼女は人狼の牙の前に身をさらそうとも自らの見た真実を告げるだろう。
それはきっと、明日のこと――。
静かに思い出話に耳を傾けたなら、自室へと戻るだろう]
―食堂→オリガの部屋―
………ロランさんだって、村人だよ。
[繰り返されるロランの言葉に、少しだけ違和感を覚えて。窓から視線を外し、首を傾げながら彼にそう告げた]
僕、オリガの様子を見てくるね。
[人狼への対処も気にかかったけれど。でも、それ以上に気になるのは少女の様子だった。
夜食を作りに行く面々へ頭を下げ、自分は使用人の少女の部屋へと]
―明日の明け方近く:自室→イヴァンの部屋の前―
[調子が悪いこともあってか部屋に戻ったならストンと意識を失うように眠りにつく。
夢に見たのはイヴァン―否、妖魔の姿]
そんな…。
[思い出されるのは昨日のイヴァンの常とは違った様子。
時間帯も考慮することなく、イヴァンの部屋へと向かう]
…イヴァン!?
[彼はどんな様子でいたのか、なんだかそのときのことは曖昧で…]
[ああ、今までとなにが違ったというのだろう…彼が人ではないと知ったことが?
見えぬはずの彼女の目がその瞬間だけ視力を取り戻す。
――最後にみた彼の表情は寂しげだったのか満足げだったのか、彼女の目に焼き付いて、再び光は失われる。
床に座り込んだ、彼女を取り残して――。
この一幕を今はまだ誰も知らない]
― 夜:ロストヴァ家・マリーヤside ―
[泣き濡れた彼女の元に、母親からもたらされる赤い花嫁衣装――姉が彼女のために仕上げた。
急いで仕上げていたのだという、母親の言葉に姉の思いを知る]
姉さんも、何かを感じていたのね。
[こんなものよりも姉にいてほしかったと思ったけれど、これは姉の思いのかけらと思えてぎゅっと抱きしめる]
あきらめないわ。
[無力な己を痛感したけれど、それでも彼女は宿へと足を運ぶことを止めないだろう。
姉と再会を果たすまで――それがどんな姿であろうとも]
― 終幕・了 ―
―オリガの部屋―
[慣れないノックの音を響かせた後、そっと彼女の部屋へ。
寝台には青ざめた顔で寝込む少女の姿があっただろうか]
……オリガ、大丈夫?
[人気のない室内の空気は、酷く冷えている気がして。彼女の枕元に椅子を引っ張ってきて、見守るように腰かけた]
驚いたよね。急に、こんなことになって。
[白い息を吐きながら、彼女に声をかける。
返事は無かったかもしれない。それでも出来るだけ平静を装って、彼女が少しでも元気が出るように、語りかける]
オリガはアナスタシアさんのこと、慕っていたものね…。
でも、君のことは、僕が守るから。
だから心配しなくて、良いから。
[訥々と告げる声だけが、室内に響く。しばし、音は途切れて。
凍ったような空気が二人を包んだ]
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