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そうね、なら貴方はそれで良いや。
[そう言っていると、青薔薇がいつの間にか目の前に現れて]
あら、こないだ振りじゃない。
お姫様。
[にっこり笑って青薔薇を出迎え。言葉を続けながら]
この前は良い所で邪魔が入っちゃったけれど。
今日は誰も邪魔は入らないだろうし。
あたしと遊びましょうか?
[そう言って青薔薇にも微笑みかけた。]
にかいどう?
「にかいどう!」
〈だれそれ〉
《さー?》
[青薔薇に二階堂と呼ばれるが、...の事だとは気づかないまま、青薔薇の上をくるくると回る。]
ますたー?
「ますたー!」
〈ねーますたー〉
《ぼくのはなしもすこしはきいてよー》
[青薔薇が出て行こうとすれば、それを止めるアンクルの周りで騒いだりして、アンクルを妨害してみたり。効果があったかは知らない**]
カンナギ様! ――と………… とおりすがり様!
[匿名性の高い名前はメイアルのことらしい]
お花の方は……!? っ……!
遊び、ですか。 ジャンケンでしたら、構いませんが……
そういう遊びでは、ないのでしょう?
[ジャンケン、と言われれば笑みを見せながら]
そんなのでお互いに納得のいく決着が付けられるなら良いんだけれどねえ。
そうも行かないでしょう?
[困ったように笑うと、彼女に黒剣を向けて]
――ええ、そうですね……ッ!
[黒剣が飛んで来れば、だん、と地を蹴り飛び上がり]
戦闘形態解放《デュエル・フォーメイション》!
[凍れる剣《アイスブランド》で叩き落とす。
サァ……ッ、と闘気の凍気が白く煌く。]
この前の続きでも、なさるおつもりですか?
─ジンロウ町、2(20)丁目辺り─
[バトル警報の発令されていた地域から、まろんに向かう途中…だったのだが]
遠い………。
って言うか、微妙に迷ってる気がするんだけど。
[誰に言うでもなく、ごちる。
縦横無尽に駆けずり回る某ジャスティスとは違い、広きジンロウ町を完全に把握している訳でも無い...は
見事に、迷っていた]
えーと、こっちがさっき来た道で。
こっちが、多分、駅の方で。
こっちが…?
[頭に疑問符を沢山浮かべながら…。
暫くすれば、徒歩を諦め、空から向かう事を選ぶだろう。
しかし、《声》を紡ごうとした、その時]
[唐突な轟音と共に、空から降って来たのは、隕石(>>1:761)や炎(>>15)
余りに唐突すぎて、呆然とソレを見やる…も、直ぐに我に返り]
何かハルマゲドン起こってるんですけど…とか、言ってる場合じゃない!
《殲滅の弩》、《対なる白》
──両起動。
続け、我の意思繋ぐ黄金の両の手よ。
《魔法使いの力/意思を持つ両の腕》
[自らは弩を、召喚される腕には白磁の二丁を。
降って来る隕石に、...が片端から砲撃を加えれば、両の手が砕けた飛礫を小さくしてくく。
順調にソレは繰り返され、1(10)程の隕石を破壊したであろう]
[しかし…己を狙う凶弾には、気付いていなかった。
後ろから狙う、怪人の放つ弾は…]
[16 55↑にて外れる(頬を掠める) それ以下であれば、凶弾の餌食に]
──ッ!
[…唐突に腹部にはしる、鈍い痛みと鋭い熱
怪人の放った弾は、見事に腹部を貫いただろう
激しい痛みに苛まれる...、既に魔法を操れる状態でなど無く
煌く両の腕は消え、《銃》達は、アクセサリの姿に戻り…。
カラン、と乾いた音を立てて、その場に落ちた]
ま…まだ……。
まだ、炎だって…消さないと…行けない…の……。
[隕石が降り、炎が燃え盛る町の様子だけが目に届く
そんな災禍の中、何も出来ないまま…。
──徐々に、意識は遠ざかっていった**]
─ビル街─
[カカッ、カカッ、カカッ……]
[ビル街に走る、場違いなガラスの蹄鉄の音]
おばあちゃま……。嫌な予感がするわっ、無事でいて……!!
[そこへ、異様な形になった倒潰寸前のビル]
……!
あ、あれは……!もしかして、第1(48)話で使った、時間停止の魔法?!
るーこ様!!
[動揺のあまり、役名で叫びながら、ビルが倒れようとしている方向へ、ユニコーンを急がせる]
[+裏+通りで、トメ子を発見!]
おばあちゃま!!
[ユニコーンから、滑り下り、動けないトメ子を、抱きしめる。ユニコーンをしゃがませると、必死でその上に押し上げた]
[トメ子の硬直が解け、ビルの崩壊が再開するまで、後──4(5)分]
[ユニコーンに、自分も乗り込もうとしたところで、近くから赤ん坊の泣き声を聞く。逃げ遅れたのだろうか]
……。
[素直な気持ちで言うと、自分とトメ子以外は、どうなってもいい]
[しかし、これと似たようなシーンが、19(48)話にはあった。あの時、るーこは身を挺して子供を庇って……]
[ここで、赤ん坊を見捨てたら、トメ子は何と言うだろうか]
[いや、トメ子の時間は止まっている。黙っていれば気づかれない]
……!
[悩んだのは、80秒。結局アニュエラは+半+]
半:安全圏にトメ子を下ろして、泣き声の下へすぐ引き返した。
丁:トメ子を乗せたまま、声の方へ向かった。
─時間停止解除まで、後2分─
おばあちゃま、ここにいて!
[見つけた正義側の防御シェルターに、トメ子を寝かせると、アニュエラは倒潰するビルの陰の中に戻った]
あたしとしたことが……、まるで正義みたいなことを!
[舌打ちしながら、ユニコーンを駆けさせる]
─時間停止解除まで、後1分─
どこなの!泣きなさいよ!助かりたくないの?!
[ふいに止まった泣き声に、目標を見失う]
[このままでは、自分の身も危険だ]
[戻ろうと思ったときに、たくさんのミニサイズの服が干されている民家に気づく]
─時間停止解除まで、30秒─
[シャーン!という音を立てて、ガラスのユニコーンが、窓をぶちやぶる]
いた!
─時間停止解除まで、後10秒─
[ユニコーンから下りる暇もない。すり抜けざまに掻っ攫う]
[赤ん坊の抱き方なんて知らない。手綱を持ってないほうの腕で、不恰好に抱く]
[美しいアニュエラに相応しくない姿だが]
[今は構っていられない]
─時間停止解除まで、後5秒─
[シャリ……シャリ]
[無理をさせたユニコーンから、ガラスが破片となって落ちていく]
後少し……頑張りなさい!後少しでいいのよ!!
─時間停止解除─
……!
[ミシミシと音を立てて]
[空が落ちてくる]
[アニュエラはまだ、ビルの陰の中]**
道具屋 真アニュエラが「時間を進める」を選択しました。
……!
[向かい来る刃をすんでのところでかわす。ぴし、と頬に一筋、亀裂が走る。]
斬魄剣《ソウル・スティンガー》の一種のようですね。
[幻影の身体に血が流れることはないが、す、と指先で拭うような仕草で瑕に触れ]
――なるほど。
ひとつ、宣言させていただきましょうか。
[無論、かわしきれなかった訳ではなく―――― か わ し き ら な か っ た のだ。]
あなたに、世界は壊せません。
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