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[後ろの三人を、さっと振り返り、うなづくと、ためらいを捨ててテープを剥がし、ドアノブを握った。
鍵はかかっていなかった。
思い切って一気に開けると・・・]
・・・誰も・・・いない。
ありがとう。楽しかったよ。
[にっこりと笑って、差し出された手を取る。]
きみにコーラスをやらせるのは勿体ないな。
歌えば歌うほど、今よりずっと上達しそうなのに。ふふ。
[そしてその手をぐい、と引っ張り……
彼の頬に、ちゅ、と軽く口付けた。]
……またいつか、わたしと歌ってくれるかな?
―メインスタジオ―
[張り紙に新しい情報を書き加える]
さてさて、こんなところか。
占い師ヨル:占い先不明、判定不明
占い師スヤ:占い先ルラ、判定は欠陥品ではない
「もうちょっとわかり易い書き方があるなら、誰か書き直しておいてくれ」とメモを残しておこう。
ところでカリョを探しに行った連中は大丈夫かな?
[リヒト達が消えていった先を何となく見つめた]
[ソヨの言葉に、深い意味があることなど、全く気づかずに]
・・・分かりません。
人狼が、こんな小細工をする理由が思いあたりませんから・・・。
恐らく、彼女が機能停止し、査定候補から外れたということで、本社の方がテープを貼ったのではないか・・・と思いますが。
ですが、一番分からないのは・・・。なぜカリョさんなのか、です。
人狼にとって、機能停止させる価値があるのは、コード持ち、中でも占い師や狩人でしょうに・・・。
・・・もしかして彼女は、人狼の正体について、何か知ってしまった、のでしょうか・・・。
そうですか?ありがとうございます。
――わっ
[]Tの言葉に嬉しそうに答える。手を引かれると、]Tの方へとよろけて]
――え、
[一瞬のフリーズして、顔が赤く染まる]
あ、うん。僕で良かったらまたいつか…
[続く]Tの言葉に慌てて頷いて]
えっと、僕カリョの事もきになるから、これで。
本部から頼まれた仕事をしないと。
[そう告げると、赤い顔のまま第3スタジオを飛び出してカリョの部屋へ]
―メインスタジオ―
ただいまー…って、みんなはまだかぁ。
[それからバクが追加した内容を見上げ、小さな小さな声で呟いた]
…僕は、スヤばーちゃんを信じてるよ。
ちょっと、さしでがましいことしちゃいました>匿名
あんまり、キリキリしてほしくないな〜と思ったので。
できれば、少し社員さんからのサポも欲しいなと思ったこともあったんですけどね…。
ま、ごめんちゃい。
ふむ。
そして人狼がどう出るか……
告発される可能性も、考えなくてはならないね?
……姿なき敵ばかり、か。
[ふう、と短く溜め息を吐いた後――
……くすくす、と笑う。嗤う。]
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