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[ヴェスの傍にしゃがみ込み、見上げるようにして話し続ける]
自分が赦せないならば、そうすることで埋められるというなら、それも方法だとは思う。
だが、ずっとそうしていると疲弊するばかりだ。
心許せる者がいるなら、共に過ごして、共に笑って、泣いて、想いや感情を共有するのが良い。
ヴェス、君にも赦される権利はある。
これまでもずっと、そうやって自分を責め続けてきたんだろう?
[前髪が流れ、隙間から白銀の瞳がヴェスを見上げた*]
― スラム街 ―
[カジノ。その言葉に、ユウヅキがフリーズした。]
……
[次の言葉が出るまでの間、ユウヅキの顔を見ていることになるのだが、その表情は、セーガとどこか似ていた。
……やっぱ、兄弟じゃねぇの?
どこか、確信めいたものも生まれつつあった。]
……は?あ、あぁ。
マジ、だけど。
[フリーズの後、マジで言ってる?そんなことを言われれば男は、少し戸惑ったように、自身の首筋へと手を触れ、そう言う。]
……そ、そこまでは考えてなかったけど、
そっか…ありえる、んだな。やっぱ。
[ほぼ、思いつきというか、思い浮かんだ言葉を言っただけのようなものだったため、そう言って。]
ん?
[名前を呼ばれれば、そう返事を………]
……………は?
[パチと、瞬き。ガシィ!!!と肩を掴まれ、
少し後ろへ仰け反る。]
………ま…
[ユウヅキの目は据わっている]
……マジで言ってる?
[出てきた言葉は、先程>>64ユウヅキが言った言葉。
そして、意味も同じだ。*]
― 回想:事件から1週間後(ヴェスの家で)―
[ヴェスの髪を見ていたとき、なっげぇよなぁ。とか、
伸びたなぁとか。そんなことを思っていた。
男の髪は伸びて、邪魔だなと感じたら適当に切ってしまうため、
そこまでは長くはない。が、襲撃事件から結ぶほどではないが、髪は少し伸びていた。
食事時、声をあげたとき、ヴェスの笑い声が漏れれば、]
わ、笑うなよ!
[そう言うも、その後、男も笑う。
教えていいのかな。そんな言葉には、
『いいんだよ。』と、そう言っただろう。
一人で泣くな。その言葉に、うんと答えるヴェスに、
男は手を伸ばしその頭をぐしゃぐしゃと撫でた。]
― 回想:事件から1週間後(ヴェスの家で)―
[カウンセリングについての話は、
次も受けるかどうか迷っているというヴェスに。]
お前が、嫌だって思うなら…
やんなくて、いい、と思う。
[男の中でこの時、心へ持ち上がった不安が、そう言葉にしていた。]
─ 下層区域 ─
[箱の中身の開示について>>77是を得ればリルも頷き返して。
アルバイトのシフトが今日だと聞けば、軽く目を瞠った]
それはまた…。
大変な時に当たったものだ。
何事もないことを祈るよ。
[確実に何かは起きる気がするが、そんな風に言っておいた]
まぁな。
細々した事件なんて日常茶飯事だし。
[大変だがやりがいはある。
そうでなくばこの仕事はしていない]
あぁ、引き止めてすまなかった。
[立ち去るイルマ>>78にはそう言葉を向けて見送った]
そう簡単には行かないか。
[羅針盤が反応した時は、もしや、と思いもした。
だが現実は甘くなく、振り出しに戻ってしまう]
画像が手に入っただけ確認しやすくはなったが、……っと。
ヴェスから返信があったのか。
[あの後返信はないだろうと思っていたのもあり、ヴェスから返信>>1:180があったことに気付かなかった。
端末を操作し、返信内容を見る]
………………
[黙り込んでしまったのもむべなるかな。
画面に現れたのは想像していなかった返信だった]
何かやけに素直じゃね?
[ヴェスが”可愛い”と言う単語を使うこと自体想像し得ない。
そう言えば最初の返信>>1:175もどこか子供のような文面だった]
大丈夫なんかな。
[逆に心配になったと言う*]
/*
投票襲撃が見えているので、モニカ落ち前提行動にも見えているのですが、それは全員の共通意識とはなっていないので……といったところ。
ある程度、進行を進めた上での進行具合を見て、そこで改めて皆で決めて頂けたら、で思っています。
/*
しかしこれを見ていると、めっちゃ頑張ってスティはヴェス返信書いていたのだろうと思うので、むべなるかなであった。
― 回想:事件から1週間後(ヴェスの家で)―
仕方無くない、だろ。
……
[持ち上がり続ける、不安。
それが、現れたのはその後。
男が見せた動揺、不安。ヴェスの手が伸び、頭に触れる。]
………っ…
[はっ、と詰まったような息を吐き出した。]
― 回想:事件から1週間後(ヴェスの家で)―
……わ、悪い…
[そう言って、しばらくし、落ち着けば、
話は切り替わり、セーガへの話へと。
探し人がみつかるといいな。そういうヴェスに、
ん。そうだな。
[と、穏やかに笑う。
箱の中に箱。それに関しては、『気になるよな…』と。真面目な顔で。
カジノに行くつもりはなく、ヴェスのぼんやりとした考えは、この時は知らないが、まさか、本当に行くことになるかもしれないとはこの時、思いもしていなかったのだった。
そして、眠気にまた襲われ、眠ってしまい、その日は終わりを告げた。*]
─ 中層・大通り ─
[中から深呼吸する音>>79が聞こえる。
壁作りは功を奏したらしい]
落ち着いたー?
[声をかければ、頭冷えた、と声が返って来る。
それを聞いて、『影身』はにぱーっと笑った]
良かった。
ね、セーガ。面白いことしてあげよっか。
[言うが早いか、影で出来た壁をそのままセーガへと迫らせる。
四方から壁が押し寄せてくるような光景をセーガは目の当たりにするだろう]
[ただ、圧迫されるかに思われた衝撃をセーガが受けることはない]
はい、でっきあーがりー。
[気付けばタキシード姿だったセーガの身体は、いつものコートのような服装へと変化していた。
尤も、顔や髪型はそのままだが]
影で覆ってるだけだけど、まぁさっきよりは人目気にならないんじゃないかな。
カジノ行くまで手伝ってあげてもいいよ?
[タキシードで行くと言うならば能力を解除するが、願われるなら言った通りにカジノまでカムフラージュする心算でいる]
[何故そこまでするかというと……単に暇なだけだったからだとか*]
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