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宝具じゃない。
……、宝具じゃない。
[>>412大事な事なので二度言った。]
…ええと、やっぱり今回も勘違いされたのか。
パピーも言ったが、マスターはこっち、だ。
[ショルダーバッグを少しだけ前に動かしながら、苦笑する。]
有効であろう、この上なくな。
[勝利だけを考えるなら消耗時を叩く事は最善手である。
しかし読めぬは己の従者の心情だった。]
しかし、私には貴様の意図が読めぬよ。
己で視界を狭めるなといったと思えば、
自由にして構わぬと今度は言う。
その意図を見定める事を含めて、
今は闘いを見守ろうではないか。
何かが見えるのだろう?
>>409
>でも、できそうなことなら、言って。
レティ「誰かと再契約できるまでの魔力供給をお願いします」
きっと切実
いらないわよあんなの。趣味じゃないわ。
というかあれ英霊なの? だったら最悪よ。あんななりでも幻想種確定ってことじゃない。
[セイバーを相手に、えー、という顔をしていると、少年が返答してくる]
甘いなんてことはないわ。ちゃんと警戒していたもの。
もっとも、わたしじゃなくてセイバーが、だけど。
――鋭い観察眼を、お持ちでいらっしゃる。
[使い魔、という言葉>>408に、其方へと緩やかに視線を向け。
返す言葉は肯定に近いもの。
彼が、恐らくパピーが数日前に2Fで見たという武人の英霊だろう。
…この観察眼も、武人としての有り様か。]
[ガラガラ、と崩れ落ちる彫刻兵。
視界の端に捉えれば、思わず悔しそうな声で、]
正直…勿体ないです。
親方の作品を、――… 壊したくはありません。
これだけの作品を彫り上げた親方は、
彫刻を生業としてきた英霊と思います。
私の時代にも…、偉大な彫刻家がいました。
隣国ではありましたが、その天才達の名は私の耳にも確と届いていました。
[足は止めず親方の方へ走るまま、声を届ける。]
ドナテッロ、ダヴィンチ、それから、…ミケランジェロ。
[―――ち、と顔の横を掠めたノミが頬に赤い筋を作った。
敢えて避けずに、投げられた方向、始点を見定めるため受けた。]
そこですね。親方!!
[球体の中、青い部分から水があふれ出す。
やがて5つの球体になれば魔力を帯びた青い球。
アーチャーがいた方向へ向けて飛ぶ。]
―西区 教会―
ナルキ モトコさま。
改めまして、私は吟遊詩人
――トゥルバドールのサーヴァントです。
[吟遊詩人はふわりと笑む。
細い、細い路なれど、見つけたのなら進むだけだ。]
はい。私もそうでありたい。
とんでもない、そのようなことを願うなど、
考えてもみないことです。
[首を横に振り、それから真っ直ぐ少女を見つめた。]
……ありがとうございます、
モトコさま。
もし、貴女の力を借りなければならない時が来たら、傅き願いましょう。
やはり龍なのか… が、宝具でもなく、英霊でもない……?
[意外だ。つまり、これが魔術師ということか。あるいは]
やはり使い魔か何かか?
まあ、何でも良いわ。安心しろ、龍など大事しようと思わんから。
龍の首の玉とか、首の鱗とか、誉れ欲しさに取ろうとするとろくなことにならんのだ。
そのくらいはわしでも知っておる。
[あのドラゴンがマスター。
つまり、マスタードラゴン]
何それ? もしかして幻想種まで聖杯を獲りに来てるってこと?
ドラゴンが万能の願望器でいったい何を願うの? それとも種族のサガで宝物集めの最中なの?
[ここでふと、あることにパピーは気づき、つぶやく。]
あれ、俺たちさっき未知のサーヴァントに会ったよな。
ここにもう1騎、見たこと無いサーヴァントがいるとすると、全部で8騎じゃないか……?
[7騎を超えるということは、9騎、あるいは10騎なんて事もありうるのだろうか。
パピーはその点が気になってくる。]
俺自身は、ホムンクルスや使い魔みたいなものよ。
一応、作った主人はいるが、令呪反応をみれば解るとおり、そいつは関係ない。
あんた魔術師じゃないのか?
魔術師で優秀な奴なら、一目見て見抜くと思うぜ。
[新たに出会ったのは、一人の少年だった。
さらにはセイバー達の姿もあって、ケイの口数は微妙に少なくなる]
――、竜だ……。使い魔?
[その姿がショルダーバッグから現れた時はさすがに驚いたが。
余り見た目には驚いているように見えなかったかもしれない]
使い魔って、幻想種でも大丈夫なんだ。
魔術師ってすごいな。
[素直な感想を口にして、興味深そうにその小さな竜を見ている]
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