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[知ったサーバントが、一人の少年へと視線を送る。
そして、こちらにも視線を向けてきた]
こんばんは。
無事だったみたいね。大丈夫だった?
[昼間見捨てたので気にはなっていた。
英霊が一般人相手に手こずるなんて、露ほども思ってはいなかったけれど]
[――目の前の参加者達。そして新たに増えた気配。
よもや、2組が手を組んでいないとも限らないのだ、このまま膠着状態を続ける訳にもいかないだろう。
ふ、と短く息を吐くと、見据えていた視線を外し、一度だけ瞬いた。]
……、そちらに話し合いの余地があるなら。
この場は戦いを収めないか。
――あまりにも此処は人が多い。
[やたらに無関係の者を巻き込むのは、魔術師の本懐では無い筈だ、と言葉裏に含めて、言葉短く数メートル先の相手へと。
――まさか己がマスターだと思われているとは気付かない。
尤も、先に妹尾に遭遇した時も似たような事があったのだから、少し考えれば判る事ではあった筈なのだが。]
――――――…………。
そうだな。
邪魔立てが入るなら、我が槍を以って沈めよう。
[呟きながらも、視線は二人の戦いから離れない。
二度目となるアーチャーの戦い。
――その手には、彼女が自らの『武器』と語った魂二つ。
初めて見るキャスターの戦い。
――現出した紋様の輝きは、まるで天に煌く星図のよう。
意識に留めながらも、その全てを記憶の端から封じていく。
決して忘れ得ぬように。決して利用せぬように。]
ところでレティを説得する際に言おうと思ってたことと真逆の内容からほぼ同じ方向に話を進められている件>>368
これあたし紹介するだけで後を託せる感じで楽になった予感。
[ 管理者は疑問も尤もだ。
けれど、クレティアンは迷わず静かに告げる]
――私の血潮は詩歌《うた》だから。
奇跡でなければ、
飢《かつ》えはきっと癒せない。
譲れない願いが、あるのです。
……それに。
[ふと、澄んだ強い眸の輝きを湛え]
……蒼き英霊に謂われました。
私は――騎士なのだと。
なればなおのこと、
道を曲げるわけには、いかない。
[――目の前の参加者達。そして新たに増えた気配の持ち主が彼らと言葉を交わすのを見やり、僅かに眉を寄せた。
…よもや、2組が手を組んでいないとも限らない――
ふ、と短く息を吐くと、見据えていた視線を外す。]
……、そちら側に話し合いの余地があるなら。
この場は戦いを避けたいんだが、どうだ。
――あまりにも此処は人が多い。
[やたらに無関係の者を巻き込むのは、魔術師の本懐では無い筈だ、と言葉裏に含めて、言葉短く数メートル先の相手へと。
…まさか己がマスターだと思われているとは気付かない。尤も、先に妹尾に遭遇した時も似たような事があったのだから、少し考えれば判る事ではあった筈なのだが。]
まあレティのことだから時間に余裕あるうちに準備万端でいつでもおっけーにするかなとは思ってもいたけれど。
[要するにこの人、誰かの成長を促す系の発言したかっただけだろ。]
[ノミを薙いだ風が、ビルの壁に彫られた彫刻にもぶつかれば数体砕けた。しかしまだ全然数がある。一体誰がこんなに彫ったのか――、ふとノミが思い浮かび、もしやと思う。]
親方が彫ったんですか、これ。
[瓦礫の裏に向けて声を投げる。
陣を浮かべたまま、親方のいた方へ歩いて追うが、
相手が走っていると気付けばこちらも走る。]
――、… 逃げているわけではないんですよね。
なら、念の為…壊していきますか。
[側面に聳える廃ビルの壁に彫られた彫刻に向けて、
球体から気流を操り、鎌鼬と為して斬るように壊しながら追いかける。
音が追うので恐らくこちらの位置もバレバレだ。]
あの二人か。
昼間は随分人にもみくちゃにされそうになっていたが、どうやら無事だったらしいな。
[女二人の方を見て、リリンが近づいていくなら共に向かう。鎧を着た姿ではなく、いつまの武士らしい着物姿のまま]
一組ならともかく、二組では下手に仕掛けられんな。
下手をすると双方敵に回る。
それはいかん。あまりにも面倒だ。
[初顔合わせの方の少年は、彼がマスターなのだろうと推測した。]
[提案する少年を眺め、目を細める。
自分と同じくらいの年齢だ。この子ももしかしたら……セイバーの男色趣味の、守備範囲かも知れない]
話し合い、ね。
たしかにこんな場所で戦おうとは思わないけど、何を話し合うの?
有益な情報でもあるのかしら?
うむ。見ての通りじゃ。
見事なタイミングで逃げてくれたものじゃったな。
なに、おとなしくせいと言えばそれだけで問題ないものじゃしな。
[からからと笑う。あるじがどうにかした、とは言わず>>376]
話し合い、の部分は
ノコノコ顔を出した以上は問答無用で戦うぞオラァ!
っていう方針でなければ、って意味だったんだが
上手く説明できる自信が無いぞ!
[頑張れ日本人]
[かぐや自身は判断をしないのであるじを見る。尤も、今は情報を集めたいというのは、あるじの意向として変わっては居なかった>>379]
このいくさは、理性的な者が多いの。
[バーサーカーを前にしているとは知らず、だいぶ外れた事を言いながら。マスター同士の話し合いと認識すれば、かぐやは必要以上には口を挟まない]
ありゃ。眼鏡の風だけでもう壊されてるな…やっぱ大理石がよかったな。
[砕ける彫刻の音に小さく舌打ちして。そして聞こえた声には大きく答えた。]
ああ。いい仕事だろう?
――堪能するといい。
[その言葉が皮切りとなったか。キャスターの近くに立つ、槍を持った衛兵の像がぐるりと向きを変える。そして手に持つ槍をキャスター目掛け投げつければ。
剣を持つ彫刻の兵隊も次々と動き出し躍り掛かる。遠くからは四方八方より弓持つ兵士像が弦を引き絞り、矢を放ち始めた。]
これ、組んでる奴らの襲撃じゃねぇだろな……。
[2人だろうか、近づいてくる令呪の反応に気づき、バックの中で身を固める。]
邪魔立ては本来貴様がすべきなのだがな。
どちらか、或いは双方が弱ったタイミングでな。
[戦争である以上それが最善手である。
しかし、これまでの様子では聞き入れるとは思えない。
ならばと令呪をいつでも使えるようにせざるを得なかった。]
別に、責めてるわけじゃないのよ。
[ふ、と笑ってみせる。]
好きにすればいいわ。
だって、今あなたはここにいるんだもの。
当たり前に私と話して、誰かを失ったことを悲しんで、完璧じゃなくて、何かを望んで存在してる。
この世に存在してるのが奇跡なのは、誰も彼もそうだわ。
例えば、私とかね。
ただ、私が不思議に思っただけ。
…話し合い…というのは言葉が不適切だったか。
聞く耳があれば、と。そういう心算だった。
此処で戦おうと思わない――という言葉だけで十分理解はしたが。
[己と年齢が近そうな少女の言葉>>382に、ゆるりと首を振った。]
…時折、場所や環境を問わず、遭遇となれば即座命の取り合いを好む輩もいるからな。
[そのサーヴァントにすら、やはりマスターと勘違いされたままな事には気付かない。]
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