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――南ブロック 商店街――
忍神町商店街…と。
[アーチ状に掲げられた看板を確認し満足げな笑み。ほら問題なく辿り着いた。]
さて薬屋は、ええと、サ、サトミタ、ダ…。
[片仮名はなんだか読みづらい。手にした紙に書いてある店名を拙く読み上げながら商店街へと足を進めた。]
―中央区→商店街方面―
あまり露骨だと、
お嬢さんが怯えてしまいますよ。
[ >>99>>96吟遊詩人ら一行の視線を受けての各々の反応、詩人は日本の文化を詳しく知らない。貴人に侍るとはいえ、セイバーの思考に辿り着けなかった。今のところは。]
……?はい?
[ 望月の問いかけに、
吟遊詩人ははたと目を瞬かせた。 ]
根源――灰色の君のマスターが
言及していたことですね。
魔術師が拘泥し、求めるもの。
――……楽しい、かどうかは吟遊詩人である私には些か難しい問いですが。そうですね、……誰も見たことのない景色であるならば、心沸き立つのではないでしょうか。
― 西ブロック 図書館入口 ―
[正面の扉から誰かを担いだ状態で堂々と入ってきた鎧姿の男。
間違いなくサーヴァント。しかも、戦士風だ。
片やこちらは一般市民と然程変わらない服装。白黒できめている。]
…………
[そうか、ここまでの違和感は流石に視線を集めるのかと納得した。
本を閉じた状態でついつい見ていれば、男の視線がこちらに向いた。]
――…っ、
[こく、と喉が動く。
口をゆっくり開きかけると、受付の方を向いた。
タイミングが悪かった。]
みちるがいた方が大変でしたかね…
[肩を落として、こちらから一歩、二歩と近付く。
近付く程にサーヴァントだとばれてしまうのだろうけれど、
鎧姿の男の言葉を放っておく事は出来ない性分だ。]
―― 道を、お探しですか?
――…、
[微温湯に浸った水槽の中を唯一人、その“異質”だけが平然と歩み近付いてくるのを、驚愕に榛を僅か見開きながら、どこか茫然と眺めていた。
――時間の概念すら歪んでしまった 感覚。
それはあたかも、彼の周囲だけ別の次元に切り取られたかのような]
[投げられた問いに、はく。と僅かに唇が動く。
零れた空気をぎこちなく飲み込んで、一度ゆっくりと息を吸った。
向けられた鋭い眼光に、榛を僅かに細める。]
…、その問いをしてくると言う事は
君も、この聖杯戦争の参加者という事で――相違無いと考えても?
― 1F西・図書館 ―
[受付が明らかな戸惑いを見せている。だがランサーは堂々としていた。両のまなこで見下ろし、質問が届かなかったのかと再び口を開こうとして、]
む。
[かけられた声――空間に迸る膨大な気配に、振り返った。]
……………そうですな。
『ダイガク』という場所を探しているのだが、…………。
――とは言え、貴君にたずねても栓無きことか。
[一見、この街の住人と溶け込む服装をした男。
だが全身から発される従者気《オーラ》は隠し切れぬもの。
眼鏡の奥。涼やかにも映る瞳をまっすぐと見つめる。]
―南ブロック・ホテル付近―
[近くに令呪の反応は無い。とすれば、これはチャンスなのだろうか、とパピーは考える。
しかし、ここは人通りが多く、目の前のサーヴァントに得体の知れない気配を感じているのも事実だった。
この距離なら、パピーの存在に気づいているのだろうが、口を閉じてヘイズレクへの回答を待った。]
[正々堂々ってなんだっけ?]
この聖杯戦争が異質、か……。
そうね。たしかにあんな塔、事前に調べたどの資料にもなかったわ。
この町も変。三年前に消失したのはいい。けど、なぜそれを再現するする必要があるのかがまず分からない。
というかそもそも、三年前のあれは事故でしょう? 協会に出された報告では、ここでの儀式は失敗したってことになってるはずよ。
それがなぜ今になって、聖杯がここに顕現しようとしているのか―――考え出したらキリがないわ。
[まあ、それでも聖杯は事実ここにあるし、聖杯戦争も機能している。
であるなら問題ない。たとえ聖杯がガラクタでも、戦いにさえ勝ち抜けば武勲を得られるだろう。
さっきのサーバントのことを問われれば、しばし考える。その間に店員が来て、蕎麦を置いていった]
……分からない。
一度戦ったけど、リュートを奏でて騎士を喚び出していた。
わたしはキャスターだと思ったし、あの英霊が他のクラスに適正があるとも思えないけど……そうね、クラスの重複という可能性もあるのかもしれない。
勿論。
僕はアサシンのサーヴァント。
[あっけなく、彼はクラスを口にした]
君は・・・・・・なんて聞いて素直に答えてはくれないだろうね。
一応、僕は今の時点では君に敵意を持っていない。
ただ、この聖杯戦争と聖杯の異質性についての話と、そしてお願いをしにきた。
単刀直入に言うと、僕は僕の願いを君たちが汲んでくれるなら、君たちに全面協力をしようと思っている。
さらに言えば、僕が最終的な勝利者である事にもこだわらない。
悪い話では、ないと思うけど。
ふぅん。
まあいいわ。
[あまりぴんとこなかったのか、とりあえず今の欲求に忠実に、クレティアンの腕にぴたりとしがみついて隣を歩く。]
― 西ブロック 図書館 ―
[きつねが手袋を買いに行く絵本を無事に探し当てたあと
足は児童書の書架の間を行く。
日本の騎士とキャスターは言っていたが、みちるにそんな心当たりはなく。
けれども別のものには心当たりがあった]
きしじゃなくてー。
おさむらいさんだよねー。
みちる、あったまいーぃ。
[勝手に自己満足しながら向かった書架には”にほんのれきし”の掲示があった**]
飲むかは解らないが聞くだけなら聞くぜ。
[不可解な提案を聞き、さすがに口を開くことにする。]
しかし、異質って言っても、現状片翼で現れて皆に気にされない、あんたの方が、かなり異質だとは思うけどな。
[思った事をそのまま口にした。]
[黙って二人の魔術師同士の話を聞いている。向こう側の英霊はどうしているだろう。
真正面から古風な貴族の姫君を思わせる彼女に顔を合わせるのは、一応英霊である以上その気になればそう未了の影響を受けないとはいえ、何となく気恥ずかしいものはあった。
主に気持ちの問題なのだ。……師直なら多分この場で手を出していただろうが]
3年前?
[口を挟むではないが、ふと気になった言葉は口から漏れた。なるほど、天地がひっくり返ったようだと思ったら、誰かが意図的にそうしたという事か。どうしてそうなのか、理由の部分はますますわけが分からなかったが]
望月 玲が「時間を進める」を選択しました。
― 西ブロック 図書館1階 ―
[近いと隠しきれないのは、お互い様かと、
真っ直ぐにみつめられた瞳を受け止めれば
眼鏡の奥の瞳を細くして、軽く頭を下げた。]
初めまして。
…あなたの方がサーヴァントですね。
[マスターの顔、は見えなかったので尻を見て、
見てもあまり意味はなかったのでもう一度、視線は英霊へ。]
戦うならお受けしますが、場所は変えましょう。
とはいえ、そちらのマスターがその様子では…
すぐに戦うという事はないでしょう?
…私も今は、調べものをしていました。
できれば、戦闘は回避したく思います。
―――代わりに、というわけではありませんが。
[黒手袋の手、人差し指だけを立てて、]
大学なら…ここから真逆の方向になりますよ。
道案内も可能ですが、まあ、簡単な地図で良ければ書きますか?
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