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[ぽやぁ、っと鈍く、だけど優しく光るその虫をそっと掌で包み。彼は故郷のことを思い出す。]
……父さん、母さん……。
[遠い故郷に残してきた両親。両親のことをぼぉっと思い出している彼のつぶやきは、誰かに聞こえたであろうか…。]
にぃちゃ、にぃちゃ!
焼きそばちょぉだっ。神様ばあげんの!
[ててててて、てん、てん、てん、ててん。]
じぇっ、くれるのん?…やぁなペットばならんよぅ!
バイシューばせんでなっ!!
[ててててて、てん、てん、てん、ててん。]
ぴゃああああうっ!盗みばせんよぉ! まいねまいね、
カラっと揚げんといてええーーーーっ!!
[ててててて、てん、てん、てん、ててん。]
ななー、おっちゃ! 林檎飴ー…
…もろてええの? お金ばあろ?
せ! 神様ば…場所? えっとなー…
[ててててて、てん、てん、てん、ててん。]
じぇっ?
あっちゃのとうちゃ、かぁちゃ?
[風は屋台街の賑やかさも甲高い声と共に運んだろうか。
もちろんそこには若いカップルの声も、親子連れの声も。混じっているだろうが]
んふん。
2年ば前の此の時期に、人さ連れられ行うたがさ。
そん人、ヴァス弾きで。かあちゃ、氷さ張った湖ば落ちてから身体悪うしてたんだべが
そん人のヴァスば響きの傍さ居たら良くなってん!
せで、とうちゃばお願いして暫く一緒に『テンチリョーヨー』さて貰うって!
ちょぉどあっちゃば独匹立ちの時期だんで、寂しゅうてもガ・マ・ン・きねぇ。
そろぞろがえってぐんかねぇ?今どごに居るかなー!
[呑気な、だが少し寂しげな声。
甲高い声が微かにトーンを下げるが、喧噪はそれを誤摩化したかもしれない]
ポールさはとぉちゃ、かぁちゃば覚えちょるの?
そっか。早く元気になって戻ってくるといいね。
[パーシヴァルの寂しそうな様子はほんの少し察しただろうか。
彼もまた両親について語る。]
うん。僕の両親は、僕の故郷にいるよ。
すごく自然の綺麗な、ここみたいな星。
二人とも体が病弱だから、故郷の星を離れられないんだ。
だから、今は僕とは離れて暮らしている。
元気だといいなあ…。
[故郷を懐かしむかのように、空を仰いだ。]
[マシンガントーカーなリスが小さな屋台街を東奔西走。
あちこちに『神様』の事を触れ回ったせいで、
…何と云う事だろうか。
ご神木の前には簡易的な祭壇の様な物が作られ
其処に様々な屋台の食事や飾り、挙げ句の果てにはおみくじを勝手に作る者も出て
小さな社の様になってしまった。
そもそも此所に居る人間は皆、他の星からの来訪者。
現地の、それも獣の間の言い伝えや文化など良く知りもしない。]
いっときばどーなっかと思うたけんど…
などかなふもんだべなぁっ!
[くふふふっ!と少々騒がしくなったご神木の前で前足をすりすり独り言。
『お供え』に来た者同士の間でまた新たな接点が出来た面々もいるらしく、
辺りに談笑が広がっている。]
[遠くから祭囃子の音が聞こえる。街の方で夜の祭りが始まったのであろう。そんな中、彼はまだ河原にいる蛍をじっと見つめている。]
――忘れてたな。こういう景色のこと。
都会の喧騒や、日々の生活に紛れ込んで……
自然に生きる命の強さを感じる暇もなかった。
[顔を上げる。蛍が一匹、また一匹と彼の周りを淡い光で包み込むように飛ぶ。それはさながら、光の粒が彼に集まってきているかのようで。]
――いい場所だよ。本当に。ここは。
[自然と顔が綻んで、そう呟いていた。]
せな、せな!
あっちゃの事ば忘れてねえとえがなぁ。
[冗談の様にくふくふ笑うが、
やはり何処かに子供の寂しさのある鳴声で。
一時、その早口をチャックしポールの話に、風に、耳を傾ければ]
ぷぇあーっ。あっちゃのかぁちゃば身体弱うて星ば出たが
ポールさのとぉちゃかぁちゃば、身体弱うて星ば残るものな。
そっちゃも元気だとえがなぁ。居場所ば分がっならおみやでも送るがな?
[ふぬふぬ、と小さな頭でこちらも空を見上げる。
何処かの星に自分の両親は、そして彼の両親は居るのだろうなと]
/*
どう見てもセロ弾きのゴーシュです。
本当に有り難う御座いました >ヴァス弾き、弱った母栗鼠
何かもう無作為に御勝手設定振り撒いちゃってるリスだけど
皆様丁寧に拾って下さって本当に嬉しい&申し訳ない…!
感謝感激雨霰。思わずとんぼ返りしちゃう。
きっと元気でいるよ。…君の両親も、僕の両親も。
[何も根拠はない。だけど、そう信じたいという願い。
さあっと冷たい風が、ポールやパーシヴァルの頬を撫でるだろう。
まるで、火傷をした子供の肌を母親がその手で冷やすかのように。]
――この星のお祭りが終わったら、一度故郷に行ってみるよ。
久しぶりに会いたくなった。
だから、お土産買わないとね。
[ふっ、と力を抜いて微笑んだ。]
――ねえ。
[この星で最初に出会った、彼と同じ客人であるテトラ>>68に声をかける。]
そういえば、テトラはどうしてこの星に来たの?
君は……どんなところから来たの?
[尋ねてみたい。故郷のことを思い出したからこそ。色んな人の人生の遍歴を。そう思ってテトラに訊いた。]
くふ、くふふっ!
元気ばね、ポールさが言んならきっと元気だぁ。
[冷えた風がほっぺたを撫でて、ちょっぴり熱を持った目元をこちょぐる。
それがくすぐったくて、何だか懐かしい気がして、くるくると頭を毛繕いした]
ん! えがことえがことっ。
ポールさのとぉちゃ、かぁちゃもきっと、ポールさの顔見てぇな思っちょる筈な。
うめもんでも、綺麗もんでも、思い出話でも、
買うば拾うば作るばせばえがな? なぁーっ!
[きゅ、きゅ、きゅ、きゅ。
相変わらず警戒心の無い鳴声で、鳴いた]
ああ。もちろん。
[パーシヴァルの声に、優しい調子で答える。]
思い出、か……。
人と人との、出会い……。
[風に乗せて、出会ってきた人たちの思いを感じ取る。
特に、大樹の下に座っていた、あの少女との出会いを――]
笛の音…かにゃあ。
[風に乗り、聴こえてきたのは祭囃子の音。
明るさの中にどこかしら、哀愁を含んだその音色に引き寄せられれば、猫は元来た屋台の方へと振り向く。]
ー……。
[ゆっくりと動かした視線の先。
猫の灯石と似た色をした光りが飛ぶ。
屋台街の近く、一際大きな樹木の元へと]
彼処に住処があるのかにゃあ。
[静かにつぶやく、その瞳は食い入るように神木を見つめる]
[海水が音もなく浮き廃墟の姿を露にする。
アスは廃墟の中を一頻り歩き人が住んでいた痕跡を感じ取っていた。
浮いた海水の中には海蛍の様な生物が含まれているのか、細かな光が明滅している。
目が良ければ遠くからも見えるかもしれない。]
ふむ。
[アスの体が浮き、廃墟の一端に降り立つ。
瓶を抱え、手を加えて透明となった金平糖を貪り。
充分廃墟を回ったのか、一声零されると同時、上昇していた海水が廃墟に傾れ落ちた。]
[飛沫は綺羅綺羅と夕闇に煌めき、海蛍の様な光と混ざり合う。]
そろそろ陽が昏れるか。
[丁度時刻は、小川で舞い飛ぶ光達が見易い時刻となっていたか。
アスは廃墟からふっと浮くと、神木の方へと戻り始める。
眼下には、真白い砂浜。白い矢印の花。先程とは逆向きに移動する。
そう時間が掛からずに、屋台街と神木の元には戻れただろう。]
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