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[霧島は落ちる弾丸、着弾する弾丸にも目をくれず、一気に最大戦速で前進。それだけじゃない。機関を限界まで駆動し、"一杯"に回す。艦の限界を超えた速度で、船体を軋ませ、体が悲鳴を上げても、荒れ狂う彼女の元へと、向かう。]
だから私は、貴方を見送ります!
貴方を救えなかった私は、せめて苦しみから解き放って上げなきゃいけないから!貴方を、貴方の最期を!ちゃんと見届けないと行けないから!!
[それは戦艦金剛に言ったものだったのか。すでにヴァジュラと成り果てた深海凄艦に言ったものだったのか。それは霧島にもわからない。しかし"彼女"の心を、この世の呪縛から開放する。それは、色々な苦しみ、姉と対峙する苦しみ、皆を背負ってここまできた苦しみ、最期の結末に予想される苦しみ。
全てを思い、泣いて、だけどどこまでも落ち着いて、主砲を彼女に向ける。]
/*
>>=317>>=318
桃はもう季節じゃない…
>>=320赤城さん
あっという間…だったね。
しつけって…あと何するの?
>>384
[多摩の口から出た賭け。それは球磨を心の底から驚かせるには充分すぎる衝撃があった]
なっ……多摩ちゃんはそれでいいのかクマ!?もし多摩ちゃんだけが沈んだら……
[そこまで言って、しかしそれを自分がとがめる道理はないだろうと踏みとどまる。それに……]
(……大丈夫、アレを持ってるのは球磨じゃない。多摩ちゃんだクマ。多摩ちゃんが沈む事はほとんどない……それで、多摩ちゃんが球磨を沈めてくれるのなら)
――わかったクマ。迷惑ばっかりかけて、ごめんだクマ。
[遺言の様に承諾し、自分の主砲を自分に向ける]
撃つタイミングは、3,2,1で……いいクマ?
[覚悟のこもった目で、多摩を見つめた]
>>389,>>390
[霧島がヴァジュラに向かって来る。ただ只管にヴァジュラの主砲を掻い潜りながら、傷ついて、そして限界を超えて尚も向かって来る霧島に―
―ヴァジュラは初めて、恐怖を感じた。]
『何で、何で、何でなのよっ!何で貴方はそんなに真っ直ぐ来れるのよ!
何で貴方は私が欲しいものを、全部全部持ってるのよ!何で、何で――』
[その怒りが頂点に達し、ヴァジュラの心と身体がバラバラになって―それと同時に霧島の主砲がヴァジュラ自身に向けられた瞬間―]
『―――――貴方…!!!!!』
[―ヴァジュラの艦が、突如停止する。それと同時にあれだけ荒々しく鳴り響いていた砲撃も、止む。それ同時に、霧島に1つの通信回線が繋がるだろう。
―それはきっと、忘れ事の出来ない通信回線の番号。そして、きっと霧島は忘れられない…あの声が。]
…ハーイ、霧島…?聞こえますカー…?
[もう力もなく、弱弱しくて…今にも消えそうなくらい小さい。それでもその声は…
―――金剛の声、そのものだった。]
/*
>>=323
あ、いえ、わかってはいるのですが返しが思いつかなくて
>>=321
何、ですか。そうですね。
加賀、ちょっとこっち来てください(ちょいちょい
>>388
本当に、頑固です。ならば、しっかりと初雪さんに理解してもらう必要があるわけですね。
[ そう言って、40mm高射機関砲を、5inch連装主砲を、初雪に向け… ]
此処にいるのは。"綾波"という名を名乗り、彼女の死を汚す外道です
貴女の望む"綾波"は、もう、何処にもいないんですよ。
さて。私を拿捕するというのなら、私は目一杯抵抗させていただきましょう。
[ ――さあ、最後の仕上げです、と言う"綾波"の青み掛かった瞳は…黄金色に輝きだす。柔らかな微笑みとは裏腹に、放つ威圧感は駆逐艦とは思えぬほどの重圧を持っていた。 ]
第十九駆逐隊所属、綾波。推して参ります
[ 初雪がしっかりと武器を構えるのを待って…40mm高射機関砲の仰角を下げ、初雪に向けて速射を開始する。対空火器とはいえ、装甲を持たぬ駆逐艦には十二分な威力がある。まともに貰い続ければ、蜂の巣になる事は避けられないだろう。 ]
>>391
もし多摩だけが沈んでも・・・それはそれで、球磨と一緒になれるにゃ。
そうしたら・・・皆に迷惑をかけないように、二人でどこか遠い所でひっそりと暮らすのも、いいかもしれないにゃ。
[なんて、冗談混じりに微笑んで見せる。
流石に球磨は驚いていたが・・・それでも、承諾してくれた事には頷いて、迷惑をかけるという言葉に首を振る。]
・・・ううん、多摩こそ、球磨を助けてあげられなくて、ごめんにゃ。
タイミングは、それでいいにゃ。
[自分の主砲を自分へと向ける球磨を見れば、球磨に向けていた左手を下ろして、副砲を捨て球磨の空いている方の手を握ろうとする。]
・・・球磨。多摩は、球磨がどんな姿になっても、いつまで経っても、ずっとずっと、大好きにゃ。
[覚悟を決めた瞳を向ける球磨に、最後に優しく笑いかけて・・・その時を待っただろう。]
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