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>>353 山城さん
・・・あ、あぁ・・・ふ、服の代わりですか・・・
[明らかに滑り気のあるそれを・・・微妙な目で見る。]
そ、その・・・う・・・う〜ん・・・あー・・・
[このまま衆人観衆の中で裸体を晒すか、それとも、この滑り気たっぷりの昆布を身体に巻くか・・・]
う・・・わ・・・分かりました・・・我慢します。
山城さん・・・その、青葉に昆布を・・・巻いてもらえませんか・・・?
[恥ずかしそうに・・・背中でもじもじ動きながら・・・第三者が聞けば意味の分からないお願いをした。]
― 月が静かに照らす海 ―
[ また、夜に、と初雪には言った。この時は、駆逐艦達が一番真価を発揮できる戦場。 ]
そういえば。あの時も…こんな夜でしたか。
[ あの時。艦隊から別れた時に遭遇した敵艦隊。最期には綾波は力尽きてしまったけれど…。最期まで全力で戦い抜いた。口元の笑みを深め…
たった一人で…当てもなく海を彷徨う。何か目的、と言えるものはなかった。いや、強いて言うのなら―― ]
……ふふ。
[ また、私が先に見つけた。 たった一人で…何かを捜し求めている姿。夜闇でもはっきりとわかった。深海棲艦の青み掛かった瞳を細める。間も無く初雪も此方の姿を確認するだろう。"綾波"は、月明かりの元、佇み続けることにした…。 ]
>>355
[追ってくる多摩に、速度を上げて振り切ろうとする……なのに、スピードはちっとも上がってくれなかった。深海棲艦の姿のまま、抱きしめられる。
掴まった球磨の顔は……涙で、ぼろぼろになっていた。艦娘の時にも見せなかったような、嗚咽混じりのノイズのような声が漏れていく]
……嫌だクマ。球磨は、多摩ちゃんを裏切り続けるのは、もう嫌だクマ……もう終わりにしたいクマ……
[その体を振りほどくだけの力も出せない。水の上に座る様にして体がくずおれる]
球磨はどうすればいいんだクマ……?
[顔を多摩には向けない。むしろ隠すようにして呟く]
>>358
・・・わ、わかったわ・・・。
[後ろの方へ回り、先ずは腰の方から巻きはじめる
ぬめぬめして巻きにくいが背に腹は変えられない
途中ではだけないようにできるだけぐいぐいとしめる]
きつかったら、言って下さいね・・・。
[青葉の裸をみて、顔を真っ赤になりながらも
今度は胸の方をしっかりと巻きはじめる]
・・・こんなものですかね。できあがりです。
肌触りはよくないかもしれませんが、鎮守府までの辛抱です。
[再び背負って佐々穂へ向かうだろう
しばらくすれば、鎮守府が見えてくるはずだ]
>>343>>349
……!!
[咄嗟に身を呈して護ろうとしてくれたお姉ちゃんを見てることしか出来なくて…もう当たる…そう思って衝撃をどうにか自分の体にも逃がそうとしがみついて…]
…え…響、お姉ちゃん…!
[…被弾したのは、私達二人の間に割って入ってその身で受け止めた響お姉ちゃんだった。
どう見たって損傷が酷い、それでも暁お姉ちゃんに向かって一歩一歩進んでいく。]
…暁お姉ちゃんを、お願い…なのです。
[それでもその背は強く、私達二人の想いまで乗せてゆっくりと近付いていく。]
>>356>>357
「じゃあ行くよぉ阿武隈!意外性重視で真正面からだ」
「それ早く敵に接近したいだけでしょ夜戦バカ!ちょっとはものを考えろ!」
[彼女らは正面からの接近を選んだ。だから、それが意味するは――]
「ふぁぁぁあぁ!」
「きゃぁぁぁぁ!」
[二人に真正面からの砲撃が襲い掛かる。全ての戦艦からの弾幕が張られる。向うからはその砲弾が片方の艦にほぼ命中したのがわかっただろう。]
「なんのこれしきぃ!!」
「バカこっちは大破よぉ!!」
[そんな仲の悪い通信が聞こえてくる。阿武隈が危険だ。]
阿武隈!戦闘海域から離脱しなさい!
二人共、煙幕!!
[そして二人は煙幕をはる。煙が敵艦隊周辺を覆うだろう。阿武隈が戦闘続行は不可能だ。単騎帰投を命じる。川内は――]
「へっへーん。この時を待ってたんだもんねー!」
煙幕を張ったまま、敵艦隊と並走。艦載機着陸の姿を月明かりの下に捉え、狙いをつける。ありったけの魚雷を、敵空母に目掛けて放つ。戦艦には目もくれず。目標の沈没を狙い、弾薬を全て消費する気概で、雷撃を行った。]
「霧島先輩!大破した阿武隈と共に鎮守府へと一旦帰投します!彼女の護衛につき、必ず生きて帰ります!」
[そう言うと、魚雷を発射した川内は、戦闘海域を抜けるため、煙幕を更に張り、最大船速で一足先に離脱した阿武隈の後を追った。]
さて、仕事をしてくれたから、後はこっちが頑張る番ね!
/*
ぬめぬめと言えば、鈴谷さんが「なんかヌメヌメする!」って言ってますね。
…深海棲艦ってヌメヌメしてるのだろうか(
[その一挙手一投足、全てに痛みが伴う。
しかし、それでも響は前へ進む。自らの敬愛する姉を救うがために。]
姉さん。
私も、雷も、電も。皆、待ってるんだ。姉さんが帰ってくるのを。
[語りかけながら、暁へと近づいていく。
少し遅いけれど、確実に。着実に。]
離れたくない、一緒に居たい。私たちだって一緒だ。
だから……
[更に距離を詰めつつ、暁の手を取ろうと手を伸ばす。
もし、暁がそれを拒まず、手を握れたなら。そのまま手を引き引き寄せて、抱きしめて。]
……帰ってきてくれ。姉さん。
[そう、囁くだろう。]
>>360
球磨・・・
[後ろからでは球磨の顔を見ることは出来ない。
だが、その声から、どんな顔をしているのかを想像するのは用意だった。
水面に座り込み嗚咽を上げている、姿は最早以前の面影を全く残さない妹の頭をあやすように撫でながら、]
・・・球磨は、終わりにしたいにゃ?多摩に沈めて欲しいのにゃ?
本当の本当に・・・もう、何も、方法がないのかにゃ?
・・・沈める事が、球磨を救う事になるなら、多摩は・・・
[球磨がそれを望んでいるのなら。
しかし、だからと言って・・・
葛藤を続けながら、球磨の胸の内の内に、問いかける。]
>>352
(最初からそう言ってくれれば、楽なのだけれどね)
(…ふふっ、素直じゃない子)
[呟く彼女の傍で、ふっと笑いかける。
…本音を言ってくれたのだと、目を、口調を見れば分かる。
大丈夫。彼女の心は、深海に沈んでなんかない]
帰りましょう。
あの子も、連れて。
みんなで。
[龍驤の方を見ながら、促す様に言っただろうか]
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