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やっと少し落ち着いて見れるようになったわ!
一時位には戻らないといけないけれど
多摩さんは電に匹敵する可愛さね!
そして仮に私が戻ったとして、分身たちはどうしようかしら・・・
>>427
[沈みゆく球磨に・・・否、最早沈んでしまった球磨を追うように、海の中へと手を伸ばす。
海中から微かに見える、海面へと向けて伸びる球磨の手。
それを掴もうと必死で手を伸ばして――互いの指先が、確かに触れ合った。]
[しかし・・・それはほんの一瞬の出来事だった。
自分の指の上を、球磨の指が滑り、離れ、遠のいていく・・・
後に残ったのは、冷たい水の感触だけだった。]
――――っ!
球磨あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
[慟哭の声をあげながら、泣き叫ぶ。
そんな事をした所で、どうにかなるわけではない。
だからと言って今から海に潜って球磨を引き上げようとしても、球磨の身を包む重たい艦装が、それをさせないだろう。]
・・・ごめん、にゃ・・・
多摩は・・・結局、何も出来なかったにゃ・・・
[その場に崩れ落ち、水面にいくつもの雫が落ちた。
それは無数の小さな波紋を作っては広がり・・・そして消えていく。
つい先程までは、互いを想い合う仲のいい姉妹が二人、そこに居たはずだった。
しかし今は、子供のように泣きじゃくる一人の少女の姿があるのみだった。
・・・こうして、五日に渡って繰り広げられた戦いは・・・彼女が最も望まなかった形で、終わりを告げるのだろう。]
>>433
[暫く、泣きじゃくる暁を抱きしめ続けた。
やがてその涙も止んだ頃、暁が尋ねてきた。
“自分が笑ってもいいのか”、“みんなと帰ってもいいのか”と。]
……勿論さ。
[その問に、それ以外の答えなど無いとばかりに答える。]
[ 抱き締めていたのは、どれだけの間だったか分からない。
やがて暁が、ぽつりと尋ねる>>433 ]
――勿論だよ。
[ それに、響>>437と声を重ねて、大きく*頷いた* ]
>>434
……あら。ちょっと無理をさせすぎたみたいですかね。
一基どころか、二基差し上げる羽目になってしまったとは。失敗です。
[ 機関砲から放たれた砲弾が初雪の周りに着弾し…攻撃を中止しようとした際に、機関砲が停止した。それをチェックして…現状を確認して、苦笑した。 ]
…にしても。流石の判断力ですね。
砲弾は切り捨てられるわで…。本当、厄介ですねえ。
[ 拳を握り固め、深呼吸を一度。 ]
こうなったら…こちらから距離を詰めて…刀を繰り出せないほどの余裕のない距離からの攻撃しかないじゃないですか。
[ 海面を疾駆し、一直線に初雪へと駆ける。それはさながら魚雷のように…初雪へと迫り、握り固めた拳は大振りの一撃となるだろう。 ]
>>423
………ばか。
姉さんの、ばか。ばかばかばかばかばかばかばか!!
どうして、どうしていつも、先にいっちゃうのよぉ…
[彼女の声も、姉さんの身体も、姉さんの心も。既に喪われていたものだ。そして、私はやらなきゃいけないことをした。彼女の身体も、心も、魂も、本来あるべき場所に帰り、最後の最後に、別れを告げることが出来た。姉さんは、私に思いを届けてくれた。]
[霧島はその場に崩れ落ち、堰を切った感情の奔流は、月明かりの下に響く。ただ流れていた涙が、感情を伴い、その粒の大きさを増して、落ちていく。]
う、ううぁ、ああああああああああああああああ!!
あああああああああああああん!!!
もっともっと、話したかった!ずっとずっと、一緒に居たかった!
姉さんが入れてくれた紅茶ももう飲めない!
姉さんと一緒に散歩することも出来ない!
姉さんと出撃して戦果を讃え合うことも…ない!
姉さんのイタズラに手を焼いて、姉さんを注意して、いつものやりとりも、もう、できない!
どうして。どうして…
[最初から、決まっていた運命なのだろうか。こうするしかなかったのだろうか。意味のない自問自答が自らを責め立てる。]
うぅっ、うぅううううう…
[だけど、私は、自分の手で、姉さんを救った。海から、戦いに囚われ、死してなお駆り立てられた戰場の匂いをもう姉さんは嗅がなくていい。
――そのことだけは、嬉しかった。
姉さんの言葉は私の望みであり、私の剣であり、盾であり、それは、安らぎをくれた。だからこそ、逝ってほしくなかった。]
私も、私も、共に行きたいです…
ですが、姉さんが、また逢えると言ってくれました。
私は独りじゃないって言ってくれました。
姉さんは、姉さんの想いは、死なせない。
私が、私の胸で、ずっと、ずっと永らえさせてみせます…
見守っていて、くださいね。
[少女は一人。戦場の跡、暁の水平線上に太陽が顔を見せるまで、俯き、顔を腫らして、泣き続けていた。]
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