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……………………?
[突如、ホールに降り注ぎ始めた銀色のなにか
不思議そうに天井を見上げた]
[あまり過度に驚きはしなかった、けれど]
きれい……どうなってるんだろう
[ホールの外へ視線を移せば、
やはり雪に混じって銀が降り注いでいて]
― ホールの外 ―
わ、…………
[ホールを出れば、廊下にも、やはり降り注ぐ銀]
そうだ、アップルパイ作るの手伝……
あ、でもこれ落とした人が困ってるかも……
[銀を帯びてきらきらと輝く粒
それをじっと見つめて]
[落とし主を捜そうと、廊下を歩き回り始める]
[林檎のコンポートを作り、パイの生地を作る。
パイ皿に生地とコンポートを敷き詰め]
さ、あとはこれを…
[ピェーチに入れ、焼き上がりを待つ。しばらく経つと
パイの焼ける香ばしい匂いがキッチンを包み込む]
そろそろいいわね。
[恐らくここにいる人すべてに行き渡るであろう量のアップルパイができあがる]
ナタリーはずっとここにいるの?
ホールに行けばパニーニもあるわよ?
一緒に行かない?…そのクレストも。
[切り分けながらホールに向かうよう誘う。
カチューシャから聞いたナタリーの傍らにいる黒狼にも声をかけた。
恐らくそこにいる人にはみんな声をかけただろう]
― 廊下 ―
[ホールに向かうべく廊下にでると]
あら…まぁ、綺麗
[降り注ぐ銀の星>>#1に感嘆の声を上げる。
不思議なことに食べ物を避けるように降り注ぐそれにしばし見とれる]
え、えええ?!
ばるすの王に世界せいふくされて、科学がこっぱみじん、…?!
ど、どど、どうしよう、えと、……!
[とめる方法を探せど、頭がぐるぐるしてみあたらず。]
………ま、まほう?科学じゃなくて、……?
???
[ちょっと関係ないところに、質問した。]
ば、ばるすは世界せいふくの呪文、で、
ばるすが名前じゃなくて、ええと、………
………キーラ?
[目を、ぱちぱちと瞬き。どこか、で、………]
………キーラ、………あんまり、意地悪したら、だめと、思う。
[実際に現場は見ていないけれど、
なんとなく言わなければならないような、気になった。]
―――見張りべや
[きらきら きらきら。部屋の中なのに「外が眩しいな」と顔を上げると、全てに星が降り注いでいた。銀の]
…―――なんてこと…
[言葉を失って、それに見蕩れ]
……バブーリャ…――
[きらきら。きらきら**]
― 物置近く ―
[メーフィエは、たしか、怖いものがスキじゃない、はず。
幼少期を地下かどこかの一室で過ごしていたレイスにとっては、
慣れたものではあったけれど。]
えと、…うん。そう、キッチン。
話、できると、いいと思う。
[穏やかに笑いながら、メーフィエを見送った。]
知り合い、か、…会えて、良かったなら、いいな。
[思い出したくない事だとか、会いたくないだとか
そんな事もあるかもしれないと、記憶の無い友人を思いつつ]
あの、…よかったら…あんたと、会ってみたい。
[せっかく、こうして、話ができるのだから。
…死んでから永く、明るい男と話をしていたからか。
少し影響されて、好奇心が旺盛になったらしい。]
?
[周囲にきらきらと輝く何かが舞う。
どこからともなく現れて、雪のように降り注いで――
黒狼の頭に乗っていた一粒を、
(さっきみたいに攻撃されやしないかとやや警戒しつつ)
そっと掬って掌に]
…………不思議なことばかりだけど、
こんなに綺麗なものが見られるなら、全然悪くないな。
[掌の中できらめく小さな銀色の光に、
灰青を細めながら暫くの間見入っていた]
― →二階・11の部屋 ―
[階段の直ぐそばが、自分の宛がわれていた部屋だった。
内装が、幼い頃過ごしていたよりも新しい事に、気付かない。
どんくさいからと言うよりも、“そう言うもの”だと認識していた。]
[いつの間にか持っていた鍵で、部屋の扉を開く。
傍のオリガの手を、ぎゅっと握った。]
……あ、れ?
[―――部屋には、“何もなかった”]
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