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-- 本棟廊下 --
[ふんふんと鼻を鳴らす。]
[どこからか、小腹を刺激する匂いが漂ってくる。]
お腹、すいたぁ。
[きゅう、とお腹に手を当てて匂いの招く方へと。]
[扉の開く音が福音のように聞こえた>>234。]
やあやあ、助かった。感謝します。
[目の前に現れた見知らぬ男に礼を告げて、室内に身を滑り込ませた。男に少女を預け、手を軽く振る。>>235]
このお嬢さんが転んでしまわれてな。
気を失っているだけだとは思うのだが……どうも、この屋敷は不案内なのでな。
ここ以外に休ませていい場所が見当たらなかった。
[出まかせをいう時のコツは、堂々とすること。
広間を見渡せば、フィグネリアの姿もあっただろうか。]
何処を打ったかまでは霧のせいで見えなかったが、息もあるし大事ないだろう……頭を打ってたなら、目覚めてから錯乱するかもしれない、がな。
[本棟四階の廊下に独り残るは城主のみ。
騒ぎがあろうとも別段気にする風ではない。
幾ら騒ごうと城門は固く閉ざされている。
今はビクともせぬだろう]
――…逃げられないよ。
[あやすような音色で独り言ちる。
魔の本性を知りながら逃げなかった者を想う。
人間に、逃げないで、と懇願する事はない。
魔性は人間とは違うものなのだと理解している。
同じ時間を生きることは出来ない。
だから、束の間、人間と戯れるか。
似た存在へと変えてしまうか、それだけ――]
[少女の悲鳴が聞こえたのは、丁度その頃だったろうか。
え?…と、礼拝堂の方へ視線をずらすも、……だが躯が気だるかった]
今の、…え……悲鳴…?
[行った方がいいのだろう、行くべきだ、とは思う。が、]
……あ、…。薔薇にあてられた、かな。
[微苦笑を零しながら呟いた。少しふらふらする。頭が痛い]
駄目だ。……でも、行かないと…。
[何故、行かねばと思うのか。
よく分からない思いで、それでも覚束ない足取りは、
ゆっくり礼拝堂へと向かう。
件の少女を抱いたグレゴリーとは、気づかぬ距離ですれ違ったのだろう]
だいぶ、冷えてきたようね。
[体調のこともあり、ニコライを見送るのみに。
使用人に暖かな茶を頼み、
柔らかすぎぬ質の良いソファに腰を下ろして息をつく]
……まだ、宴前だというのに。
[オリガを遠慮がちに伺い、目が会えば会釈をして。
誰かが来るか、話しかけられるまでは休息を*とる*]
宴の料理なのかなあ。
[ハイヒールもやっと慣れてきた。]
[とはいえ歩く速度は早くない。]
あ、近い。
[立ち止まって、またふんふんと。]
[匂いが近づいて来ている気がして、瞬いた。]
[少女を抱えどこか横たえる場所はないか探す]
失神しているだけでしょうか…
何もなければよろしいのですが…
[談話室に戻り、フィグネリアが座るのとは別のソファーに横たえる]
― 本棟三階・自室 ―
[着ていたドレスを脱ぎ落とす。
侍女の手によらない着替えは久方ぶりだった。
宴の為に用意したのは、矢張り喪服のように黒、そして黒に限りなく近い灰と紺が基調]
少し動き易さを重視し過ぎたかしら。
[独り言ちた。
裾から右の膝上まで深く入れた切れ込みはともかく、ゆったりと布地の多いドレスから躯のラインにぴたりと沿ったデザインのものに着替えれば、ナイフを二本身につけることは難しい]
手ぶらで歩き回る気はないのだけれどね。
[キンジャル――精緻な象眼の施された刀身がS字に湾曲している、貴族の護身用の短剣――を枕元に置き、もう一本を。
椅子に右脚をかけて、ドレスをたくし上げた]
まあ…いいわ。見えても。
貴族連中の下らない舞踏会じゃあるまいし。
[腿の薄く滑らかな皮膚に指を這わせ、革のベルトをきつく巻く。
銀色の十字架のようにも見えるスティレット――刺突専用の刃のない短剣――をベルトに挟み、具合を確かめた。
脚を下ろして真っ直ぐに立てば、ナイフを隠す太腿はそう目立たないよう。
片眉を上げて息を吐き、身繕いを調えた。
鏡の中の女は、目許に不機嫌な色を佩いて、しかし愉しげにたおやかな笑みを浮かべている]
[再び足を向ければようやくおいしそうな匂いの出所を見つける。]
[それは料理を手に移動する人で。]
こ、こんにちは。
[空腹は愛想笑いで誤魔化した。]
[今まで感じたことのない空気―海のにおい―を感じながら。]
――南塔/入り口付近――
[主の前より姿を消した男が現れたのは南塔に入る扉の前]
……主はなぜあの『海賊紳士』の名前を?
[『海賊紳士』――トリスが招待されていることを男が把握していなかったわけではない。
男はあの者を知っている。彼は数十年前にも宴に訪れたことがあったが、周りの人間に混じって宴を愉しんでいた。
何か騒ぎを起こすような者――例えば、手当たりしだいに人間を襲うとか――には見えなかった]
……
[無言で、南塔を見上げている]
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