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[頭をひねるせちろーに笑うの。]
あら。あなたは最初から、私があなたを好きで当然みたいな顔で接してたわよ?
距離感だっておかしかったし。
自意識過剰って何回も思ったわ。
だって……
私、中学の時、りさちゃんのこと「ふじさん」とか呼んだあなたの事、許した訳じゃ無かったんだもの。
あなたは一人、マイナススタートだったわよ。
[べって舌を出して。]
[一緒に回って欲しいというお願いには、真顔で返すのよ。]
あんた、バカ?
今日お祭りよ?
特別な意味をもったお祭りよ?
告白したい子が居るんでしょう?
……誘えや。
[最後の一言はどすが効いてた。]
あなたのそういうところが嫌なのよ。
あなたの告白したい子。
あなたの事、待ってるんじゃないの?
自分の事だけじゃなくて、その子の事、考えてあげなさいよ。
「好かれたから好きになる。」切欠はそんなんでもいいの。
でも、告白したいくらい好きならね?
あなたも、自分から、その子のために動いてあげて。
私はあなたを大事な友達だと思って居るので。
残念ながらあなたとこれ以上お祭りは回りませーん。
鳥居までご一緒してお別れでーす。
残念でしたー。
[そう言って伸びをする。]
― そして、祭の日に ―
[待ち合わせ場所は何処になったろう
いつも通り早めに待ち合わせ場所に向かい
白を纏いつつ、ボクは一鷹を待っていた
縹色の鼻緒をした黒の下駄を履き、紺の帯しめ
藍に近い髪を、群青の花飾りでまとめて
着こむは白地に淡い青の花柄の浴衣
緋色に白躑躅のワンポイントの巾着を手に提げる
口元は桜の色の紅を引き
伊達眼鏡は家に留守番だ
そして白衣を羽織らぬまま。人込みに佇む*]
鳥居まで、って言うけどだいじょーぶ。
オレまだおみくじ引いてねーし遊び足りねーもん。
だから、ここで解散でいいよ。
付いてきてくれるなら良いけど、そうじゃないだろ?
[お面をつけ直す]
オレが誘っちゃったから他断ってたらゴメンな。
だって、最初から振るつもりだったんだろ。
慣れたほうがいいんじゃないのー?
ユリ子さんは実際すごくかわいいんだし。これから山ほどいわれるとおもうけどなー。
[そういえば林間学校のときもそんなこといってたっけなー。
中学の連中の目は節穴だったのかなあ。あり得ないと思うんだけど。]
んー……うん、まあ。人混みが苦手っていうか……
人混みだとユリ子さんに迷惑かけるっていうか……
[言葉を濁す、濁さざるを得ない僕が嫌になる。
割り切ってるのに言えないのも嫌になるなあ!もう!
でも重いこといってもそれはそれで迷惑でしょうよ!
と、脳みそぐるぐるさせてたら、さらに致命傷がクリーンヒットしてもうふらふらだよ、僕は。]
書かない、かな。
神頼みしなきゃいけない相手、いないし、たぶん。
[神頼み、してどうにかなるなら別だけど。とっくに玉砕したさ、ははっ。
ユズめ、気軽に連コインなんていってくれてさー。]
そういうユリ子さんは、どうなの?
[これだけかわいい子が、誰も回る相手がいないってほうが僕には信じられないよ。
おかげで、役得役得&役得って感じだけど。
とりあえず、今日は忘れて楽しもう。*]
どんなに怒ってくれてもいいし、嫌ってくれても文句ねーよ。
オレの為に、大事な時間くれたんだし、さ。
[ちょっとうつむいた視線、座る彼女に落ちる]
オレの好きな子? 考えてみな。
きっと、オレの事殺したくなるぜ。
ーそれは、まだ例大祭の前の話ー
うん、白衣も映えて綺麗に見えるよ。
[>>66 やはり私の目は間違ってなさそうだった。
後は白衣がない方が似合うかもしれない、可愛らしい服を探すのみだなぁって、思っていたの。
そして、一緒に行く人については。やっぱりいるみたいで。]
じゃあそのえる中校区のお祭りの時に話してね?約束だから。
[よし、後一着見た後浴衣も見るよー!って、引っ張るんだ。大親友の、変わりゆくのを好ましく思いつつ、あと。]
夏樹に振られたからユズくんにお返事するかな。
[ちょっとした、もしかしたら爆弾発言になるものと*]
『ビッグになれた?』
『今度話聞かせてね?』
『(待ってる!と女の子がニコニコしながら言ってるスタンプ)』
[まぁ、流石に藤井くんだと思ったから。
買い物してる間に、LINEを1つ*]
『夏樹に振られたー笑笑』
『私は大丈夫だけど、ユズ君は結局どうなったの?』
[と、ユズ君にもLINEを送っておこうかな*]
[立ち上がって首根っこ掴もうかと思ったが、りさちゃんが好きな男、りさちゃんが好きな男、と、怒り狂う自分をなだめながら睨み付ける。]
電話!!LINEじゃなくて電話!!!
会おう!今すぐ!!くらい言え!!
貴様があまのじゃくなのは知ってるが、今すぐ誘え!!
[思いっきり中指突き立てた。
許されると思う。
あまりにも腹が立ったので、これ以上顔を見て居られなくて、真っ赤な顔で踵を返してその場を立ち去った。*]
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