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まぁ、人が増えてくれば通用しない判別手段だしなぁ。
「片腕が無い」「男性」って記号にするとこの場じゃ俺一人だが、
片腕が無い男性が何人も居ればじゃあどうやって判別する、って話だし。
…人が増えれば増えるほど、判別に要る記号が増えて行く。
・・・記号で足りちまうのが問題だけどな。今は。
[弱冠しんみりしかけた所で、少し気になる問題を出されて。
どんな理由かと期待した後、答えを聞いてつっこんだ。]
いや、それ山羊だよな!手紙喰うのって山羊だよな!?
[ヤギとシカとの間には、結構深い溝があったはずで。
それ以前に、獣人は手紙を食べないだろうと言うツッコミは本人に任せる事にした。]
[パースさんとカインさんの注文に、笑顔で小さく頷きます。
それからもう一度、ちらと隻腕の彼の方も伺って。
マスターの様にシェイカーを使う事はできませんが、混ぜて作るお酒だったら作れます。
味に五月蠅かったマスターのおかげで、お酒はきっちりと瓶で保管されています。
灰のせいで、味が落ちている事はないでしょう。
グラスの一つ一つだって、しっかりと磨かれています。
いつだって、お客様をおもてなしする準備を、マスターはしていたのです。]
………
[そんな事を考えながら、カインさんへのカクテルを作りました。
パースさんへは、木苺のお酒をソーダ水で割ったものを用意します。
先ずはカウンター席のカインさんに、と。
グラスを彼の前に置いた時に、カウンターテーブルに落ちた水滴を見て、わたしはまた、泣いている事に気付くのでした。]
[少年の頭を撫でる友人の姿に目を細める。
終わろうとしている世界の中で、場違いに穏やかな時間。
これがずっと続くなら、どんなに良いことか]
そうだね。よく探せば、蕾があるかもしれない。
[裏庭へ行こうという提案にうなずき、そして]
よく、お休み。
[少年に布団をかけ直し、静かに部屋を後にする。
他人には食べろ食べろと言う割に、
男も食が進む方ではない。ここ最近は、特に。
食事を終えれば、残りは皿へ移して棚へ取り置く。
酒場への見舞いと、
エラリーが万が一来てくれた時の為のもの]
[…出て来た彼女に気付くのは、二人が注文した頃だったけど…]
…んー。
申し訳ない。
酒を飲んだ事が無いので、何時潰れるか分からないし遠慮しとく。
[…アルコールと言えば、自分にとっては試薬か溶媒。
飲むお酒なんて高級品、そもそも手自体届きません。]
………
[…涙を見れば顔を伏せるも、かける言葉は浮かばずに。
結局何も言えぬまま、黙って座っておりました。]
[食卓に戻り、食事の続きをはじめるが]
もう食べないのか?
[ここ最近、友の食がやけに細いのが気にかかる。
そのくせ自分にばかり、もっと食べろと言ってくる。]
ドワイト、これも。
[棚へ移されようとしている皿に、半分にちぎった、硬いパンをのせる。
別に、友に準じたわけではない。
このところ、あまり食事が美味しいと感じられないのだ。
食卓では、いつも「美味しい」と口にしてはいるけれど。]
ほんじゃ、まあ。行くかね。
[ぐっと背伸びをして、椅子から思い切りよく立ち上がる。
こんな動作にもだるさを覚えてしまう、原因の灰が忌々しい。
世界全体に充満しているというのも気にくわない。
避けられないその要素に対抗している、生き残り達――気分は戦友だった――彼らの姿を、見付けようではないか。]
さ。ちょいと散歩がてら、行ってみようじゃないさ。
そうそう、灰よけの日傘あるから、好きなの使っていいよ。
[パステルグリーンの傘を自然に手にする。
少女は傘を使うだろうか。
扉を開ける。
湖の反射する鈍い光が、ともすればささくれ立ちそうな女の心を癒していた。]
[困りました。
辛い時でも、お客様をもてなすときは笑顔でいろ、と、マスターは言っていましたから。
だから、本当は、泣いていてはいけないのに。
このお店にお客様がいる以上、わたしは泣いてはいけないのに。]
………、
[戸惑うわたしの指先に触れたのは、可愛らしい紙に包まれた飴玉でした。
わたしは涙を流したまま、カインさんの方へと瞳を向けます。
もう、子供じゃないんですよ。
わたしに声があったなら、そう言っていたでしょうか。
けれど今のわたしが返せるのは、泣き笑いになってしまった表情だけ。]
[それから、カーディガンの裾で涙を拭えば、お盆にパースさんの飲み物を載せました。
カウンターを出る途中、甘いソーダ水の瓶を一本と、空きグラスを一つ取ります。
中身の入ったグラスはパースさんへ、ソーダの瓶と空きグラスを隻腕の彼へ。
ソーダの瓶は栓抜きの不要な瓶ですので、あまり握力に自身の無いわたしでも一安心です。
彼の前で栓を抜くと、ぷしゅ、と心地よい音が立ちました。
掌を彼の方に向けて、どうぞ、と、促します。
それからわたしもカウンターの方へと戻ると、カインさんから少し離れた場所に腰掛けました。
途中で、教会のあの子に貸していたケープをちゃんと、回収して。]
―――…嗚呼、歳の所為かな。
[食欲が落ちていることに対して、そんな軽口を返す。
実際、多少はその影響もあるだろうが、
それ以外の要因の方が大きいことは明白だった]
おや。君は、もっと食べないと。
[渡されたパンに、複雑そうな表情をして。
それでも無理に食べさせるまではしない]
[…友人の種族は特に体が弱いことは知っている。
だからせめて少しでも、栄養を付けてもらいたいのだが。
今度は彼の好物を作ってみようか。
果たしてなんだったか、と思い返しながら]
空の散歩に、
連れて行ってもらわなくてはいけないからね。
[そっと柔らかく、彼の羽に触れる。
一度目を伏せてから顔をあげた]
さあ、裏庭に行ってみようか。
[カインとナデージュのやり取りが、胸に刺さる。
素直に悲しめば良いのに笑いを繰り出すのは、きっとマスターの教育のおかげなのだろう。
先ほどこらえた涙が、つられてせり上がってきそうになる。
カウンターから出た彼女に木苺酒のソーダ割りをもらえば、それを軽く掲げてから、ぐ、と喉に流し込んだ。
喉の奥で、泡がぱちぱちはじける感じ。
木苺らしい、甘やかで爽やかな香りの感じ。
明るい酒だな、と思った。
心まで明るくなれば良いのにな、と思った。**]
いやおれは、今日は寝てばかりいたから。
[森を見に、少し湖へ行っただけで、ひどい疲労感におそわれて、ドワイトが帰ってくるまではずっと長椅子で眠っていた。
だからこれは、嘘ではない。
複雑な表情を向ける友に、緩く首を振って笑い、パンはそのまま皿の上に。]
どうせなら、また、晴れた日に飛びたいな。
[春の風が渡る空を、まだ少年だった友を抱いて飛んだ。
懐かしい思い出に、目を細める。]
───!
[羽に触れられると、一瞬、びくっと身を強張らせた。
それから、少しわざとらしく、緩く羽ばたき]
すまない、少し驚いただけだ。
行こう。
あぁ、そういえば傘は……?
[ドワイトの傘はどこに置いたろうと、部屋を見回す。
自分用の傘はない。
傘を差して、空を飛ぶことはできないから。]
[───微かな不安。
見られなかっただろうか。
触れられなかっただろうか。
灰色の羽根に混ざる、赤黒く変色した、不吉な羽根を───]
…「年数」だけなら45年だぞ。
流石に、潰れるなら一人酒にするわ。小っ恥ずかしいし。
[…人に換算したら二十二・三歳となるけれど、
其処は意図的に言わないで。
ソーダとグラス>>84を受けとって、ぺこりと頭を下げました。
外の事情を聞かれれば、ソーダで口を湿らせて…]
…此処に来る前は北に居たが…
あそこが廃墟になったって聞いて、
驚かずに納得する時点でお察しだよ。
病の治療法を探って、逆に病を悪化させる事も何度も有った。
…この腕だって、そうしてできた毒引っ被った結果だからな。
[何かを振り払うようにソーダを注ぎ、喉に流して炭酸で咽る。
遠くを見る目に映るのは、在りし日の街か同胞か。]
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