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─車内─
……魔王が、一般人を救った?
[車を運転する情報屋から、話を聞いて、後部座席で脚を組み]
魔王として、あと少し何かが足りていないのよね。ガレ君は。
……いえ、今はその名前すらないのだったかしら。
馬鹿馬鹿しいわ。
目的を達するのに、手段を選ぶ余裕があるのかしら。
非情になりきれないのなら、さっさと倒されてしまえばいいのだわ。
[揺れというものが一切ない、車内で、ふうと吐息をもらし]
[その美しさに、空気の成分が、0.1%ほど変質した]
コリィがいれば、ネ。
[つぶやいた]
[確認するかの様に説明した内容を繰り返されれば、その度に頷いて]
いえ、お話出来て、楽しかったですよ。
[実は、結構なヒミツもベラベラ喋っていたりもするのだが
…まぁ大丈夫だろう、なんてタカを括っていたとか、どうとか
現実的と言われれば、妙な顔で首をかしげたろうか]
ヒーローらしくない、とは良くいわれますけどね。
[苦笑]
[宿探しに、その場を後にするJJを見送る様に、手を振った]
[カルロと別れて歩きながら、先刻の会話を思い返す]
魔法の武器……あの魔力をどうにかできれば、
あやつの戦力は削げる、ということじゃろうが。
にしても、強すぎるのじゃな。魔王も、勇者も。
今はバランスが取れてるからよいとしても……。
[風に棚引く包帯を外して、既に事態収拾が行われている駅周辺を眺める]
『圧倒的な力同士の、危うい天秤。
……その均衡が崩れたら、どうなると思います?』
誰じゃ?
[かけられた声に*振り向いた*]
―― 駅周辺 ――
[城が光の中に消え去り、ヒーローたちもあらかた塒に戻ったその後。]
町を壊滅させる力、そして瞬時に癒す力。
目の前で日々繰り返されるそれが、一般人からやる気を奪っているのかもしれませんね。
[神父は瓦礫を拾い上げ、人々(落胆中のヒーロー含む)に諭す。]
相手がどれほど強力であっても、我々は「無力」ではありません。
すべての者に、示せる「生き様」があります。
さて、ここらの復興を見回ってから教会に戻り、ドンファンさんとの一幕を本部に連絡した後、信徒の悪事…もとい、懺悔を聞くことにしましょうか。**
―喫茶まろん―
[カンナギとの問答は結局普通の植物用栄養剤を購入するという事、多少は支払うという事で落ち着いた。1168(3733)ゴールドぐらい?]
というかだな月下美人、世界樹の雫を入手出来るとは何者だ…おいそれと手に入れられるものではないだろう。
[自分達植物の長とも言うべき世界樹を思い、目を細めた]
[ぱたぱたと走り回るシャルロットに声をかけ、むぎゅりと抱き締めて頭をぽんぽんと叩いた。どうやら走り回っているのを落ち着いていないと思い込んだようだ]
ん。それは…
[いつもの騒がしさに加えてなにやら怪我人も多いような気がする店内で、シャルロットから飲み物を受け取ったならそれはお気に入りのトロピカルジュース]
ハハハハハ、私がこれを気に入ったのを覚えていたのか!有り難い、少し疲れているもんでな。栄養剤が来るまでこれでなんとかなるな!
[そこでようやく変身を解いて何か変わった事はないかと店内を見回すと、珍妙な生き物>>352がトメ子と一緒に居るのが見えた]
なんと言えばいいんだろうな、可愛いのをあちこちから集めてくっ付けたらえらい事になったというのが正直な所か?下半身が猫で統一されていたらと思うがブサイクでもないしな。うりうり、お前なんて名前なんだ?
[アニュエラから贈られたマスコットだという事と名前を聞きながら、喉元をごろごろと弄って面白がって遊んでいた**]
よう、おかえり。
[店に入ってきたカンナギご一行様>>656に、にやりと笑って声を掛ける。]
今日も派手にやらかしてきたようだな。
ほれ。人命救助のご褒美じゃ。
[そういって、全員にビール(飲まない/飲めない相手には紅茶か珈琲)を振る舞う。]
何じゃ何じゃ、無駄な元気だけの男が、だらしないな。
しゃきっとせんかい、こりゃ。
[ぐったりしているドンファン>>660を、軽く小突いたりして。]
うむ。いつでも待って―1秒断絶―おりますじゃ。
[アニュエラ>>672に頭を下げつつ、ドンファン>>673にはむすっとして頷く。]
わかっとるわい。おぬしがそんなに持っておるとは思っとらん。
なに、いざとなればあやつに請求すればいいことだしの。
[爆裂正義団団長の顔を思い浮かべながら、すこしにやり。]
─アニュエラの道具屋─
[運転手が恭しく開ける、後部座席のドアから、まずはにゅっと白い脚が生えてくる]
[続いて真っ白い肩と、流れる銀髪が、見る者を釘付けにするだろう]
[長いまつげと、完璧な配置と形の大きな目が、物憂げに伏せられているのを見れば、身を投げ出して協力を申し出たい衝動に苦労するだろう]
[事実、運転手も冷や汗を浮かべながら、直立姿勢を維持するのに必死である]
[でも、そんなこと日常茶飯事なので]
[全く意に介さず、アニュエラは運転手を労って、自分のお店へ向かう]
──さて。
楽しいお仕置きタイムの始まりね。
フフフフ……あたしのお店へ不法侵入したこと、死ぬほど後悔させてあげるわ。
[邪悪な微笑みすらも、壮絶に美しい]
[ユーリから「何かください」との壮大なオーダー>>674を受け]
かしこまりましたぁ〜。
[「何か」と言われチョイスしたものは2(6)
1.「マスターからのご褒美>>688なのです。」ビール
2.「やっぱりコレがオススメなのです!」トロピカル
3.「ゆっくりと一息ついてくださいね。」ダージリンをストレートで
4.「『もっと!熱くなれよぉぉぉぉぉ!!』です。」シジミ汁
5.「目覚めのジャ〜〜ァスティィィィィス!!」わさびドリンク
6.「普通は手に入らないレア物です♪私はこれが大好きなのです。」ど○り濃厚 ピーチ味
]
[勇者様かどうかを尋ねられれば]
ゆーしゃさま?(首こてん)
ゆーしゃさまと言うと、颯爽と現れて、つまみぐい・水出しっぱなし・妹泣かすなどなどの悪事を華麗に働く方だとか、
仮面で素顔を隠し、その手には『てぃーしーじぇー』と呼ばれる伝説の武器を持ち、
“「アスムあればいけた」「 」”とカッコイイ言葉を残してくれるような方のことでしょうか?
私はそんなゆーしゃさまではないですよ〜。(首ぶんぶん)
[激しく解釈が間違っている事はさておき、青薔薇さんが探している相手は<<女幹部 エルヴァイラ>>さんなのかも知れないと、漠然と思ったり思わなかったり]
[店内をパタパタと動き回りつつ、グラジオラスには]
おねーさんはこれですよねっ♪
もちろん覚えているですよ。
[むぎゅられて]
くふふ。待ってました。おかえりなさいなのですっ。
[むぎゅり返し]
だけど、完全な状態じゃないのに、無理して心配させちゃうイケナイおねーさんにはこうなのです。
[やさしく軽く頭をコツン]
[見た目は人間なのに普通の人間では無さそうで、怪人でも無さそうな純粋な雰囲気を感じさせる彼女と接していると不思議な気持ちになる。]
ジェット教授……その名前で呼ばれるのも久しぶりじゃな。
じゃが、ワシは悪の組織に加担するつもりはないぞ。
常に客観的な視点を持つことが、発明には……
ふむ……新種のテクノロジー?
ほう?ほう。ほう。ほう。それは。
考える余地はありそうじゃな。
ふん。何じゃその目は。
悪だの正義だの、
そのような些事に拘っては技術は革新せぬわ。
条件次第じゃな。
ワシ専用の研究室と研究費を……ざっとこのくらいじゃ。
[算盤を取り出して、接触してきた男の目の前で弾く]
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