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[子猫をしょりしょりしていたが、不意に目をやると、店内の一角が綺麗な紫色で埋まっていた]
あら、シラン。綺麗ね。
「くるくるしてるの。ぱしってしてきていい?」
だーめ。
[突如出現したシランに目を奪われていると、今度は大きな音に揺さぶられた]
……何?今日は忙しいわね。
[音に気取られたのも束の間。女の子二人を前にしている男の子に笑みをこぼしつつ。
全く忙しそうに見えない所作で薫り高い珈琲を味わっている]
ふむ、科学者ともあろうものが、稚拙な。
それはただの時報に過ぎぬ、最も…
[砂時計に爆弾が投げ込まれ爆破しようが、そこには依然として砂時計はある。
ただ、時を刻むように流れいていた砂が止まっているのには気づくだろう]
さて…JJよ。
弱点を教えるのは甘いといったが…少しは意味もあるのだよ
[飛び散っている残骸が、急速な力をもって膨れ上がる]
ではな、しかりと生きよ
[忠告をしたメイアルにのみ一度視線を移した後、ローブを翻し消え、そして、残骸より閃光とともに爆ぜた、城が、ついでに下のビルも巻き添えをくらって破壊されていった]
るせぇ。
時報だろうが何だろうが、目障りなんだよ。
……しかも止まってんじゃねえか。故障かよ。稚拙な。
はあ、何言ってんだ?
あ、おい。逃げんのかよ?!
[砂の位置を確認した後、
彼の残した言葉に背筋に寒気が走った]
[無敵が永続だったら…それは確かにヒーローっぽくはあるのだが
残念ながら、其処までの能力は有していないと言うのが、本音だったりする]
そうだねえ。
解呪が通れば、と言った所だけれど。
[続く言葉にはそう返し、再び現れた剣に視線を向ける]
…まぁ。
その前にオネンネして貰えれば、それで万事オッケーなんだけどね。
[言うが早いか、翼をはためかせてメイアルの後ろに回りこむ
背に遠慮なく叩きこむのは]
《魔法使いの腕:TypeSpo/バジリスクの毒》
[神経毒の呪いを伴った拳
果たして、それは彼女に当たったのだろうか
当たっているのなら、彼女はその場に崩れ落ちるだろう]
[93 70以上であれば命中、それ以下であれば、外れる]
……?
…………!!!!
[しかし、どこの女王様かという余裕の態度も、トメ子>>307の姿を見るまでのこと]
[息を呑んで身を乗り出し]
ドン君!ダッシュ!大急ぎ!
お座り!回収!喫茶へGO!
[要はトメ子の傍へ行って抱き上げて、喫茶店へ運びこめと]
[時空の流れがよくわからなかったが、世界にとってはほんの些細なことであった。]
あぶないッッ!
凍れる息吹の障壁《プロテクト・オブ・ブリザード》ッッ!!
[凍てつく波動の障壁がJJ・カルロ・メイアルとかその場にいた者を包む!その場ってどの場とかどうでもいい。]
>>311
では、そのお勧めのピラフをいただいちゃいましょうか。
[注文を決めたが、何かが気になる様子でそわそわしている。]
[戸惑っている間に、唐突に城を襲う揺れと爆破。
どこかから現れた、凍れる息吹の障壁に
包まれたかもしれないが気付く余地もない]
ちっきしょう、お約束な……。
逃げんぞ!
[ローラーブレードのブースターを最大限に上げ、周囲を見回した。
もしそこに>>321でのメイアルが倒れているなら
血に塗れた手で彼女の手を引っつかんで、魔王城からの脱出行を行うだろう]
[>>322急にアニュエラが取り乱したのに驚き、指差した先を見るとトメ子が傷付いた様子で街路から隠れる形で中立亭の裏に倒れていた。]
なっ、あれは御婆殿!?
しっかりしなされ! 今、中へ運びますぞ!!
店主殿、店主殿ォォ! 手当てをお願い致す!!
[女性二人を抱き抱えたまま店内へと飛び込み、すかさず持ち前の大声でアンクルへ向かってトミ子の治療をお願いした]
……ちっ。
これは一旦撤退か。
[崩れ落ちそうになる刹那。彼女の髪の護符が光り……周囲に羽の様なものを撒き散らしながら彼女の姿は消えていった]
いずれ、この返礼はさせて貰うわ。
……それまで精々、勝利の美酒を味わったつもりで居ることね。
[そう呟きながら、彼女の体は羽にまみれて転移して行き。最後に指を軽く弾くとゴーレムと獅子の残骸も魔法陣に包まれて消えていっただろう]
[うっかりシランの花を咲かせてしまった浮いている何かが落下して来たのに気付き、>>298その花をそっと拾い上げて]
ウフフ、怪我はなかったかしら?
クッションになってくれていたなら良かったのだけれど、あんまりお店の中に花を散らすのは良くないかなって思って…そうしたら、あなたが飛んでいるのが見えたからついつい。ごめんなさいね。
[首を傾けて謝罪すると、今度はシランの花を綺麗だと言う声が届く。そちらに視線を向けると珈琲を楽しんでいる女性と、猫>>316]
花を綺麗だと言う人は心の美しい人。
貴女はとても素敵な人なんだわ、私はとても嬉しい。
[そう言いながら微笑んで見せて、再び席に着いた。
そこで怪我の事を問われ、>>301あっと声を上げた]
そうだ…もう傷は塞がったわ、ドクダミの種の命を貰ったの。多年草は生命力も強いから大きな怪我をした時はそうしてもらっているの。
その分、私が生きて花達を護るの。
[まだ内側は傷むけど、ね?と胸元を指して苦笑した]
…ありゃ?
[凍った城の玄関先で魔物蹴散らしてたら、爆発準備だろうか、不意に消える、氷のドーム。一も二もなく突っ込んで]
まいど!また会ったねおねーさん!
[こっち見て笑いかけたメイアル>>315には、しゅたりと片手を上げてご挨拶]
おわー…今日もまたずいぶんと大迷惑な魔王さんだなぁ…
[消えるとともに大爆発を引き起こしていく魔王にも上げた声はのん気なもの]
まいどー、ジャスティス急便ですけど、お困り?
[ローラーブレード最大速度のハカセっぽい人>>325に軽々追いつき、一声かけて]
まーまー、せっかくだし助けてもらおうよ。
[と、凍てつく波動の障壁>>323内へと連れ戻した]
[スパァァァン!]
さっきから、アンニュラとかトミ子とか、いい加減におし!
[ドン君に突っ込みを入れつつ]
[胸の谷間から携帯を取り出し、呼び出し]
もしもし、エビル商会?あたしよ、あたし。
一番いい救急キットを10個仕入れるわ!大至急持ってきて!金に糸目はつけないわよ!
[トメもろとも店内に運びこまれれば、ドンファンの腕から飛び降りて]
[正義にジャスティス急便があるように、悪にはエビル商会がある。64秒もすれば、注文した品物が届くだろう]
よう自転車屋。遅かったじゃねえか。
別段、困っちゃいねえよ。
[何があったかよくわからぬまま、連れ戻された]
逃がしたか。まあ、いい。
あの野郎、誰に喧嘩を売ったか思い知らせてやるぜ。
[花娘や、ユー君や、店主には目もくれず]
[届いた救急キットを開けて、トメの手当てを開始]
[焦燥にかられる姿や、額に浮かぶ真珠のような汗も、この世ならぬ美しさだが]
[明るい喫茶店内では、魔性の美貌は、多少目減りしてるかもしれない]
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