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……北、か。
[西じゃないならいいか?と、ダイスの出目に深く考えずに了承した。]
確か、北には誰か行ってたんだよな。追いつけるといいが。
[じゃぁな、とひらりと手を振り。小屋から出て行く。
それからは、ジッポーの火を頼りに北に進むだろう。**]
んー。
[空気の肌触りは外なのか中なのかもわからないけど、小屋から出てきたなら外なのだろう]
小屋がなくちゃ外なのかもわかんない。
外にいるーて思えば、多少は清々しいね。
[まるで無秩序みたいだと思った]
― 小屋から北ルート ―
さてと、んー。
[うなりながら、何かを念じるようにして目を閉じて歩く。道は真っ直ぐ続いていて、尚且つ誰もいないからできる行為だった]
帰り道出ろ帰り道出ろ。
[いくら思っているモノが出てくると言われても、物事には限度があるのか、自分の想像力に限界があるのか]
何も出ないわね。
[常識で有りえない――そんな先入観を強く抱えているせいか、他の人のように自在に物を出す事も出来ず、無駄に歩く距離が伸びるばかり]
第一、あの中に仕掛け人がいることは否定できないわ。
一体何が目的なのよ。
[苛立たしげに呟く。此処に来るまで自分が何をしていたのかということも良く思い出せないことも不快を増すだけの理由になっていた]
全員が目的? どう見てもバラバラなあの面子で?
[ありえない――と却下する]
私が目的――まさかね。
[こんなまどろっこしいことをして、他の人間を巻き込んでまで行う何かに自分が関わっているとは思えない]
――だとすると
[あの中の誰かが、あの中の誰かを、密かに……そんな仮説を立てていた]
勝手にやるのは知ったことではないけれど……
[巻き込まれた自分達の運命やいかに――そう思うと、不安が過ぎった]
――出ろ。
[強く念じると、暫く先に小さな木箱が転がっていた。それを拾い上げ、中を開ければ]
へぇ、こういうものも出せるのね。
[中身を取り出して、服の中へと仕舞いこんだ。]
私以外にも、こういう物騒なものを手に入れる人もいるんでしょうね…。
[そう思うと、微かに身体が震えてしまった]
=まっくら森→小屋=
[真っ暗な中、うっすらと小屋らしきものが見えた]
お、良かった。
これで誰か居ればいいのだけれど…
[そう言って、小屋をぐるりと回り、入口を探し当てる。
真っ暗なので、難儀した。
ノックを数回、失礼にならない程度してからドアを開けた]
えー…こんばんは、かな。
どなたかいらっしゃるか。
[小屋の中に人が居れば]
申し訳無い。
私はルシアスと云う。
この暗さで迷ってしまってな。
少しここで霧が晴れるのを待ちたいのだが構わないだろうか。
[一応、丁寧に礼儀を忘れずに状況とを説明して、多少強引になったかも知れない。
中に入れて貰う。
もしかしたら、同じような境遇で、快く入れてくれたかも知れない]
すまない、ありがとう。
[小屋の中に酒盛りをした風を見れば気付かれないように嘆息しながらも、パンを見付ければ「私も貰っていいだろうか」と空腹を訴え掛ける腹に忠実にチョコクロワッサンを食べ始める]
これ以上は止めて置く方が賢明かしら。
[懐中時計で時間を確かめると、道の脇にあった目立った樹木の枝を手にしたナイフで目印代わりに叩き斬った]
ここまで歩きましたっと。
[全く無意味の徒労に終わる気がしていたが、何もせず引き返すのも無駄足の気がして、何となく先程手に入れた刃物の切れ味を試してみた]
ここは、なんなのだ?
森なのは判るのだが、真っ暗過ぎて何もみえやしない。
[その場に居た人々に尋ねるが、明確な答えが返って来るかは定かではない]
私もどうしてこの森に迷い込んだのか、判らないのだ。
[そう言って、カバンからノートを取り出し、現状を書き込んでゆく。
常に旅の記録を付けるのがルシアスの癖だった。
森の中を探索している人物達が帰って来れば、また自己紹介をしただろう**]
誰か判らないし、やり過ごすのが賢明ね。
[...は道を外れて、森の茂みへと身を潜める。幸い、辺り一体は真っ暗闇で、それほど丁寧に身を隠さなくても大丈夫だろうと高を括る]
こういうことがあるから、安易に光を求めるのは怖いのよ。
[最初に目を閉じて歩く事で、いち早く闇夜に馴らしたままの目を細めながら、通り過ぎるジーマをやり過ごすべく見送った]
[こちらに気付いたかどうかはわからないが、火が遠くなるまでやり過ごせば、改めてそのまま小屋へと戻っていった]
ふぅ…何しているのかしら、私。
[その問いに*答えるものはなく*]
[先を行く麦わらの少女に、なんとか追いついた。追いつきましたよ酔っ払いなのに。やたー!]
↑行動と思考がないまぜになってる。
まだ酔ってんだなぁ。
[>>23に、これは外したかとやや残念な顔を少女に向けた]
結論から言うと、NOだな。
私が創作のために見る夢は、いつだって私が神であり、自身が登場人物の一員であったことなんぞ一度も無い。
大体、こんなおっさんが出て来たところで、面白くも何もなかろう?
だから、私にとっては私がここにいること自体イレギュラーなのだよ。
だからだな、私は待っているのだ。
番人とやらが現れ、私を攫うその時を。
その時こそ、番人とやらと確実に接触が叶うはずだからな。
そうしたらこっちのものだ。何としても何もかも聞き出して、作品に活かさねば。
何故に私がここに来るに到ったのか。理由が有るか無いかすら分からぬが。
何も得ずにいるのは勿体なかろう?
番人、が、みんなをここに呼び寄せたの?
この中に、いるの?小屋に集まった人たちの誰か?
[コテリと小首を傾げた。]
あ、待って。置いていかないで。
[先導して、真っ直ぐと歩きはじめたフーの後を
はぐれないように追いかけていく*]
ふぁー、良く寝た…。
[小屋が大きくなっていることに気付き、辺りを見回す]
なんだこりゃ! 一体どうなってるんだよ…。
そうえば、夢の中で誰かが言ってた気がするなぁ
「望めば物が出てくる」みたいなこと。
[自分の商売道具が出てくるように、強く念じてみる、ドサリと音がして]
おお!出てきた!
[出てきた袋の中に、商売道具のボールやナイフ、ピンやマッチなどを確認する]
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