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―魔王城→中立亭―
な……なんじゃ?
[突然体が浮かぶような感覚があったかと思うと、周囲の風景が一瞬にして切り替わった]
く……なんてことじゃ……
まだJJさんが……
[周囲に人影が見えればそのような呟きを残したが、直後にダメージと疲労により、意識を失うのだった**]
だって、ボクの魔法が解けなきゃ。
[ほら、と言うかのように、好き勝手飛び回る剣に視線を向けた]
ほら…傷すら付けられない。
[一つ、また一つと、小さな剣は彼を貫いて。
しかし、動じる様子等無く、淡々とそう、告げる]
知らないなら、教えてあげようか。
《魔法使いの両腕/終わる世界》
[何やら物騒な名前の付いた《魔法》は、その場を白い光で染めていく]
[55 50より下であれば、剣や光弾は残ったまま
しかし、それより上であれば、辺りを飛び交う剣や光弾を消し去って行くだろう]
フンッ、そのような意思では温い。
[投げつけられる爆弾を見るだけで、爆破する前に天井へと高速で飛んでいき、空で破裂するだろう、そして生き残った魔獣を呼び寄せて、踏み砕く]
[浮いてる何かを掴み損ねて舌打ちしたが、それがぽとりと落ちて花束になるのを見て、目を丸くする。]
うんうん、なんか助けて貰ったみたいだし、しっかり奢っちゃうぜ!
[エルヴァイラから、保険の他にも組織からの補填があるって言われたっけしな、などと打算を胸に秘め、お小遣いの皮算用。]
怪我人だったらしっかり食べて体力つけないと。ここのおっさん……マスターのピラフは絶品なんだぜ!
[二人に向けてメニューを差し出す。
なんか外から大きな音がしたかも知れなかったが、絶賛かっこつけ中の彼の意識に入るはずもなかった。]
─アニュエラの道具屋→まろん亭─
[クスクス]
[クスクス]
なかなか良いワンコだわ、アナタ。
[抱かれて運ばれながら]
[こぼれる笑みに、0.58度ほど、地軸が歪んだ]
ああ。困ったわね。
美しすぎるのは罪……。あたしは生きているだけで、罪を犯してしまう。
[クスクス]
―>>308同じく23秒後・魔王城―
OK、まずはお掃除タイムだ。
玄関先くらいは片付けといてほしいよねー。
配達する身にもなってほしいな…っと。
[ユーリを乗せたまま、自転車の勢いでもって魔物の群れを蹴散らす撥ね飛ばす轢き倒す。まぁ、魔物って大概頑丈だし、死にゃしないでしょとか若干のん気]
ちっ、そう甘くはねえってことか。
[空中で四散する爆弾に、小さく笑み。
こちらへと向かってくるマーターからは、ローラーブレードを使って逃げて避けて]
先にこいつをぶっ壊しとくぜ。
[走りながら、さらさらと時を刻む砂時計に向かって爆弾を投げつける]
へぇ……面白い魔法だこと。
[くすくす笑ったままで、彼が剣や光弾を消し去っても動じることも無く。指を弾くと再び黒剣は生み出されていき]
ふむ、永続的なものじゃあ無いみたいねえ?
だとすると、一度解呪すればすぐにでもって所?
[薄ら笑いを浮かべるが、入ってきた姿を見ればカンナギには笑いかけ……ユーリには]
あらあ、貴女はこないだの?
皆揃ってどうしたのかしら。
[子猫をしょりしょりしていたが、不意に目をやると、店内の一角が綺麗な紫色で埋まっていた]
あら、シラン。綺麗ね。
「くるくるしてるの。ぱしってしてきていい?」
だーめ。
[突如出現したシランに目を奪われていると、今度は大きな音に揺さぶられた]
……何?今日は忙しいわね。
[音に気取られたのも束の間。女の子二人を前にしている男の子に笑みをこぼしつつ。
全く忙しそうに見えない所作で薫り高い珈琲を味わっている]
ふむ、科学者ともあろうものが、稚拙な。
それはただの時報に過ぎぬ、最も…
[砂時計に爆弾が投げ込まれ爆破しようが、そこには依然として砂時計はある。
ただ、時を刻むように流れいていた砂が止まっているのには気づくだろう]
さて…JJよ。
弱点を教えるのは甘いといったが…少しは意味もあるのだよ
[飛び散っている残骸が、急速な力をもって膨れ上がる]
ではな、しかりと生きよ
[忠告をしたメイアルにのみ一度視線を移した後、ローブを翻し消え、そして、残骸より閃光とともに爆ぜた、城が、ついでに下のビルも巻き添えをくらって破壊されていった]
るせぇ。
時報だろうが何だろうが、目障りなんだよ。
……しかも止まってんじゃねえか。故障かよ。稚拙な。
はあ、何言ってんだ?
あ、おい。逃げんのかよ?!
[砂の位置を確認した後、
彼の残した言葉に背筋に寒気が走った]
[無敵が永続だったら…それは確かにヒーローっぽくはあるのだが
残念ながら、其処までの能力は有していないと言うのが、本音だったりする]
そうだねえ。
解呪が通れば、と言った所だけれど。
[続く言葉にはそう返し、再び現れた剣に視線を向ける]
…まぁ。
その前にオネンネして貰えれば、それで万事オッケーなんだけどね。
[言うが早いか、翼をはためかせてメイアルの後ろに回りこむ
背に遠慮なく叩きこむのは]
《魔法使いの腕:TypeSpo/バジリスクの毒》
[神経毒の呪いを伴った拳
果たして、それは彼女に当たったのだろうか
当たっているのなら、彼女はその場に崩れ落ちるだろう]
[93 70以上であれば命中、それ以下であれば、外れる]
……?
…………!!!!
[しかし、どこの女王様かという余裕の態度も、トメ子>>307の姿を見るまでのこと]
[息を呑んで身を乗り出し]
ドン君!ダッシュ!大急ぎ!
お座り!回収!喫茶へGO!
[要はトメ子の傍へ行って抱き上げて、喫茶店へ運びこめと]
[時空の流れがよくわからなかったが、世界にとってはほんの些細なことであった。]
あぶないッッ!
凍れる息吹の障壁《プロテクト・オブ・ブリザード》ッッ!!
[凍てつく波動の障壁がJJ・カルロ・メイアルとかその場にいた者を包む!その場ってどの場とかどうでもいい。]
>>311
では、そのお勧めのピラフをいただいちゃいましょうか。
[注文を決めたが、何かが気になる様子でそわそわしている。]
[戸惑っている間に、唐突に城を襲う揺れと爆破。
どこかから現れた、凍れる息吹の障壁に
包まれたかもしれないが気付く余地もない]
ちっきしょう、お約束な……。
逃げんぞ!
[ローラーブレードのブースターを最大限に上げ、周囲を見回した。
もしそこに>>321でのメイアルが倒れているなら
血に塗れた手で彼女の手を引っつかんで、魔王城からの脱出行を行うだろう]
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