人狼物語(瓜科国)


1062 【完全RP村】少女の夢村


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太陽の子 ミズキ

― 朝:夏山のログハウス ―

[目覚めの瞬間はいつも不安に駆られる。
 けれど窓の外の青空に太陽見れば、
 その不安は綺麗に消えて行くのだ]

 …――――『おはよう』

[欠かさぬ挨拶とともに身を起こし、
 もぞもぞと寝台から起きだして朝の身支度を整える。
 じん……と、蒸したような空気。
 今日の野山は、「夏」らしい。]

( 108 ) 2013/02/07(木) 20:57:45

お花畑の ハル

[グレイヘンを見送って、見上げた空。
 そのままばたん! と仰向けに少女は倒れる。
 転んだって、倒れたって、このお花畑は痛くない。
 ふんわり、少女を受け止めてくれる。
 ぴかぴかのお日様。グレイヘンの姿が、小さくなっていく]

 グレイちゃん、きれいだなあ。

[ほわわんとそう呟く少女は、空の上のグレイヘンの言葉を知らない。
 もっとも、知ったとしても「ハルは怒ったりなんか、しないよう?」とふにゃっと笑うのだろうけど]

( 109 ) 2013/02/07(木) 20:59:35

渡り鳥 グレイヘン

― そら ―

[山は秋から季節を遡り。
 いや、もしかしたら2つ季節をすっ飛ばしたのか。
 緑萌ゆる夏の色。

 陽射しが強い。
 雲は入道のようにどっしりと。
 あるいは綿飴のようにふわふわだったかもしれない]

 ――なつ。

[照り付ける陽射しに眩む。
 眩しくて眩しくて両手で顔を覆った]

( 110 ) 2013/02/07(木) 21:30:27

星売り カスミ

― 夜・帰り道 ―

[ひとり、引きずるような足取りで歩く。
身の危険を脅かすものはなんにもないけれど、星明りにしか照らされない道はひたすら暗い。

       上空に「それ」が現れるまでは]

……お月様。

[ぱあっ、と笑顔が弾け、
真っ黒なワンピースの裾を翻して、月へと向かって駆ける。
      数メートルを駆けたところで、
      速度は落ちてしまうのだけれど。


少女の視界に映る月は、いつも満月。
少女は最初それを「変だ」と思ったけれど、何度も何度も見ているうちに、すっかりこの現象を許容してしまっていた。

何故ならここは、
  願った通りの『私』でいられる場所なのだから]

( 111 ) 2013/02/07(木) 21:30:52

道化師 ダハール

 ― 海が見える食事風景 ―
[手際よく作られた食事を頂きながら
 先程、世界の外で考えたことを思い出す。

 ……目の前のシンもそうだが、
 ここの世界の住人は、このまま、ここにいれば、
 この世界の外の身体が朽ち果て、
 この世界からも消えることを。

 そのことに、彼女たちは気づいているのか、いないのか?
 気づいていての選択なのか?
 その場合、介入をしていいものだろうか?
 
 姉が、死を選び、生きながらえ
 けれど、この世界のとどまることを思えば、
 思考はいつもここでとまり、
 結論はやはり先延ばしなまま、
 食事はぺろりと平らげる。
 多分、大食漢のミズキと負けない量食べているだろう。
 それは、この世界の外での習性から]

( 112 ) 2013/02/07(木) 21:33:06

渡り鳥 グレイヘン

[頼りない動きではばたきが緩まる。
 手の隙間から眼下に広がる木々を見た。

 あの木陰の下は。
 涼しそうな気がする。

 山の隅っこの森の中へ。
 空を踏み外して小鳥は落っこちた]

( 113 ) 2013/02/07(木) 21:38:52

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A3 ) 2013/02/07(木) 21:40:18

渡り鳥 グレイヘン

― もり ―

[翼を木々に引っ掛けて宙ぶらりん。
 羽毛が辺り一面を舞う中で]

 ――……。

[あちこちに枝や葉っぱでできたかすり傷。
 そのまま眠たげに瞼を閉じた]

( 114 ) 2013/02/07(木) 21:42:03

太陽の子 ミズキ

― 夏の野山 ―

[藪の中へと分け入り、今日の「収穫」を摘んでいく。
 野草ときのこ。そして、木の実。
 その藪の中、飛ばしてしまった春の名残の野いちごが
 今にも潰れてしまいそうになっているのを見つけた]

 どうしよう………。

[成熟しすぎた赤はきっと一日も持たない。
 渡すなら今日。けれど……
 夏草の薫りを漂わせたミズキを、きっとハルは嫌がるだろう]

( 115 ) 2013/02/07(木) 22:00:37

太陽の子 ミズキ

[ならば、ベリーの瞳の渡り鳥に渡そうか。
 ふっと過ぎらせた所で、思い出す。
 今朝の鮮明な夢の名残]

 あの夢………
 きっと、グレイへンのせいだ。

[―――『太陽に手が届く』なんて、言うから>>0:145。]

( 116 ) 2013/02/07(木) 22:02:49

星売り カスミ

― 朝・鏡の部屋 ―

[陽が昇ってからかなりの時を経ても、
起き上がる気配を見せない。

今日の分の『星』は昨夜のうちにできていた。
食べ物ではないから出来たてか否かにこだわる素振りも見せず、
ビンの中にまとめて入れてテーブルの上に鎮座させている。


一言で言うとそれは――「旗」だった。

細く短い棒にくっついているさまざまな色の紙に、
さまざまな色の星が描かれている。手書きと分かる不恰好さで]

………んん。

[寝返り。
眠る時も外さない右腕のブレスレットが、シーツと触れ合って透明な音を立てた]

( 117 ) 2013/02/07(木) 22:06:10

渡り鳥 グレイヘン

[もぞり、体を動かす。
 翼が痛い。
 下を見下ろした。
 ぱたぱたと足を動かす。
 翼の付け根が引っ張られてやっぱり痛い。
 でも仕方がないから。

 そのまま更に無理矢理翼を引っ張った]

( 118 ) 2013/02/07(木) 22:15:20

太陽の子 ミズキ

― →森の中 ―

[結局野いちごは摘み切って、
 自分用の、散策中のおやつにした。

 43回目にして勝利してしまって以降、
 リヴリアとは通りすがる程度しか会っていない。
 あのとき撫でてくるリヴリアがやけに嬉しそうだったから、
 気恥ずかしさを覚えた――とは、理由にはならないけれど……
 薄情を責めて、夢の中に出てきたのだろうか。

 そんなことを考えながら、
 ぼんやりと野山の端まで辿り着けば]

( 119 ) 2013/02/07(木) 22:15:40

太陽の子 ミズキ

[木々の合間に散らばる白の羽毛。>>114
 その真中に宙吊りになっている幼い姿―――]

 ………グレイヘン?

[目を大きく見開いた後、幾度と無く瞬かせる。
 その身体に傷があるのを認めれば]

 おい、グレイヘン……… おい!?

[その名を叫びながら、慌てて駆け寄った]

( 120 ) 2013/02/07(木) 22:17:24

太陽の子 ミズキ、樹の下に駆け寄って、抱きとめるべく両腕を伸ばす。

( A4 ) 2013/02/07(木) 22:17:57

道化師 リヴリア

[『生まれてきた意味』……
そう問われたとき直感した。

『ああ、この子はきっと止まっていたのだろう』…と。

そして、少し似ていると思ったことも理解する。

『きっとこの子も知っている子なのだろう。己を』…と]

( 121 ) 2013/02/07(木) 22:19:01

道化師 リヴリア

 キミは燃えさかる火なのだね。
 太陽より産み落とされた火の欠片。おひさまの子だ。

 燃え上がり 輝いて
 総てを照らす
 ……そしていつかは尽きるのだろう?

 ああ、それは素晴らしい生き様だ。
 ボクには出来ない生き方だ。
 ボクは好きだよ。そういうキミの生き方は。

 そうだねぇ。ならばボクは見ていよう。
 キミの生き様を。生きた証が無ではないことを。
 キミが生きたその瞬間を。
 邪魔はしないよ。させないよ。

 精一杯生き抜いて、そして飛んで行くといい。
 だからね……

[天に伸ばす手を、拒まれなければ携えるだろう]

( 122 ) 2013/02/07(木) 22:19:23

道化師 リヴリア

 イカロスにはなるんじゃないよ。
 キミはおひさまの子だけれど、太陽じゃない。

[彼女が太陽ならば、原始の闇より永劫とも思える刻を輝くこともできるのだろう。
希望であり絶望であり続けることもできるのだろう。
けれど、彼女自身が言うとおり、激しく燃えて
消えていくのだろう。]

 ああ、ボクが見ていると言っても、
 別にキミはボクは見なくてもいいよ。

 こう見えて恥ずかしがり屋なのでね。
 キミのように眩しい子に見つめられたら照れてしまうよ。

( 123 ) 2013/02/07(木) 22:19:52

道化師 リヴリア

 そうだねぇ。ボクが先に行くようなら
 少しの間でいい。寒い冬を他の子が凌げるように
 暖をとってあげるといいさ。寒い北風に凍えぬように。

 その間に、ボクは朽ちていこうじゃないか。
 
 ボクの生まれてきた理由はね。おひさまの子
 ……腐って朽ちるためだよ。

[カラカラと仮面は嗤う
似たところもあるけれど、彼女と私はまるでちがう。
彼女が燃え尽きるように生を謳歌することを望んでいるけれど、
私は腐り熟して朽ちていきたいのだろう。未練が腐り堕ちるまで] *

( 124 ) 2013/02/07(木) 22:21:03

渡り鳥 グレイヘン

[ぺっとり汗で前髪が額に張り付く。
 あと少しで抜け出せる、そう思って力を入れようとした時]

 ――ミズ、キ?

[声が聞こえて顔を上げた]

 ――……ひっかかった、の。
 した、あぶない、から。

[引っかかったまま、花水木を見下ろした]

( 125 ) 2013/02/07(木) 22:21:47


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