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その笑い声は少年のようでも少女のようでもあり、また、その両方であるようにも聴こえた。
倒れた獣人に駆け寄り、その体を揺さぶる。
私の腕の中で、獣人はまるで眠っているようにも、既に助からないようにも見えた。
『魂を救って』彼はそう言った。まだ救える手立てがあるということなのだろうか。
「…悪魔……子供の、姿…」
彼の残した言葉が、真か嘘かはわからない。
それに従わねばならぬ義務もない。
それでも、行動に変換できるだけの、哀れみと義憤があった。
言われてみれば孤児院らしき食堂用の大きな長椅子に獣人を横たえ、鞄から引っ張りだした擦り切れた毛布をかけると、私は奥へ続く扉を開けた。
こんにちは。あなたのそらたかです。
ようやく箱に到着しましたが……
幽さんのチームのあれはなんでしょう。
私の腹筋を崩壊させるつもりなのでしょうか。
●
ヘビーローテンションで痛くなった喉を潤した私は、しばし休息を取ることにした。
この部屋は静かだ。私しかいない。
時計の音が鳴り響く。それに混じってまたしても足音が聞こえてきた。
「また兄の幻影か・・・」
無視して寝てしまおうか。そう思いつつも、入口に目をやると、そこにいたのは兄ではなく、髪をだらしなく伸ばした少女が立っていた。
>>=178
やっちゃっても別によかったですにww
ただそうなった場合は、ホットコーラは超危険物ということになりますが。ますが。
■
「くすくす」
「くすくす」
「もぉ いいかぁい?」
「くすくすくす…………。」
奥へ進むにつれ、子供の笑い声は四方八方から反響してくる。
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