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−街−
『ダン、止まって。
信号が複数。
一つは漆黒。
紅色は不在。
他は不明。』
な、なんだって!?
ああ、でも、エネルギーを補給しておかないと、万が一戦闘になったら大変だ。
さっと食べられるもの……。
そうだ、ハルナ、こっちへ。
[ハルナの手を引いて街中を駆ける。辿り着いた先は牛丼チェーン。
入店して二人前を注文すると、席に座るのとほぼ同時に丼が提供された。]
さ、食べよう。
あ、ああ。
HMが発表されたのは数年前……しかも突然だ。
当時は大事件だったからな、よく覚えてる。
しかし、それが終焉と……?
[彼女達が「終焉」と呼ぶもの。
それがもし本当に、裏でEndeavourと繋がっているとするなら。
もはや現代の大部分を裏から操れると思っても過言ではないかもしれない。
その絶望的な予想に、思わず口を噤む。]
[「違うもの」
「壁を避けては通れない」
その言葉が、どこか重く心の奥へとのしかかる。]
――解った、肝に命じておく。
「それでも、返答に躊躇をすることは無かった。
あれほど「異常」を嫌っていたというのに。
何かが小さく……でも確かに、内から変わってきている証拠だった。」
−ラボ−
[コックピットのハッチが開き、フィリップはラミアの外へと身を乗り出し、近くにいるクルーへと声をかける]
着陸準備感謝する。
サラ・ミラー氏との待ち合わせをしている、ここにいると連絡をいれてくれないか。
[怪訝な表情を浮かべたクルーが、何処かへ連絡を入れている。その姿を確認した上で、ラミアから降りる準備を始める]
−ラボ−
[コックピットのハッチが開き、フィリップはラミアの外へと身を乗り出し、近くにいるクルーへと声をかける]
着陸準備感謝する。
サラ・ミラー氏との待ち合わせをしている、ここにいると連絡をいれてくれないか。
[怪訝な表情を浮かべたクルーが、何処かへ連絡を入れている。その姿を確認した上で、ラミアから降りる]
[卵を割って、器の中で軽く溶いて、丼にかける。ハルナもそれを真似た。
器を前にして、手を合わせる。ハルナもそれを真似た。]
いただきます!
『いただきます。』
[丼を片手に持って、その縁に口をつけると、箸でがつがつと口の中に流し込む。ハルナもそれを真似た。
しかし、ハルナの小さな口はそれを受け入れきれず、端からぽろぽろと零れる。]
ああ、ごめん。
ハルナは君のペースで食べてくれていいよ。
[ハルナの頬についた米粒を取って、自分の口に運んだ。]
軍事用HMについては、いくつかの省庁とは密に連絡を取っていました。日本と私たちは常に友好的だった…そうでしょう?
そういうことにしておいた方がそちらにとっても都合はいいはず。Endeavourの本社機能が日本にあることで日本が得ている恩恵がいかほどのものか、あなたは知っているでしょう。
…「ME」についてあなた個人が「知らない」というのはそちらの問題でしかありません。
[日本の縦割り行政は、助かる場面も多いのだが、いちいち別々に説明しなくてはならない場面などがあると鬱陶しい。指で机をコツコツと叩き、苛立ちを相手に伝える。]
そんなことより…
早く本題に入ってもらえるとありがたいのですけれど。
…先日から起こっている、HM絡みの事件のことでしょう。
[少し、姿勢を正す。]
…そんな。とんでもないことです。未だ調査中ですが…
あら、ふふふ…そちらが私たちの調査を阻害したとして、我々以上の成果を得られるとお思いなのですか。こちらが調査を終えた後のそちらの調査を阻害することはしていません。その意味するところは分かるはず。
賠償?ええ、私たちが加害者なのであれば…。
Endeavourに敵対的な態度を示す勢力は未だ数少なくありません。過激派は今までも大規模な攻撃やテロを仕掛けてきた…今私たちができるのは情報収集と自衛です。
マスコミ対策はこちらでもしていますが…
[キャスリーンは両手を広げて、少し影のある笑みを浮かべた]
私の両手はこの程度。世界を覆うにはとてもとても。
神の智恵が借りられるならば、どれほど有り難いことでしょうね。
[予感は予感でしかない。確信に至るには、余りにも情報が乏し過ぎるのだ]
他の可能性、気付くことがあれば教えてください。この両手を少しでも遠くへ伸ばすために。
[風限の躊躇無き返答には一瞬だけ厳しい視線を向けたが、すぐに彼女は柔和な瞳に戻した]
次に事が起きるならば、私よりもあなた方なのでしょうね。次なる時に微力をお貸しできるよう、私も自らの務めを。
[そう言うと、キャスリーンはバイクにまたがった]
−ホテル傍公園−
[澄んだ金色の中で揺れている光は
長方体の中を上がったり下がったり、まりものようでもある。
漸くたどり着いた、というほど実際に時間はかかっていないのだが]
…ホテル戻ったんじゃなかったのかよ、くそジジイ
[手にしていた金色はゆらりとゆっくりその光を落とし
次第に元通りのレジンクリスタルのような見た目に戻る。
手に地酒の壜があれば、呆れたような顔してみたか]
…ええ。できることなら協力を。
余計な混乱は避けましょう。
そうですね。助かります。
[これは貸しですぞ、と相手ががなり立てて通話が切れる。
まったく疲れる作業だ。
だが、こういうことで現場の作業効率が大きく変わるのだから、やっておかなければならない。]
─ Endeavourラボ ─
[腰を引き寄せていたフィリップの腕が緩んだのを感じた。
フィリップの顔を見詰め返す。
言葉を発しないまま、沈黙が闇の中に落ちる。
インターフェイス──Endeavourラボのネットワーク、都市のインフラ、セキュリティへの侵入、各種データベースとの接続が可能な存在の記憶はどのようであるのか。
フィリップが何かを確かめるように掴んだ肩には、触れていた肌には温度があった。]
──……
謝って、
何になる。
[口端をつり上げるが、それ以上の言葉は続けない。]
[こんな事が過去にもあった。
既視感。遠い──記憶が再生する。
其処に想いは存在する事は確かなのに、心は上手く繋がらない。
だから、おのれは出来るだけ多く触れようとするのだ。せめて、容易なものだけでも、触れて、繋いでいたい。その、繰り返し。
愛しさが深まる程に感じるのは、孤独。
胸を締め付けるような痛みが甦るが、何も口にはしない。
コックピットが開き、白っぽく明るい人工照明が差し込んだ。リルの双眸は瞬きもせず、首だけを巡らせて外を見る。]
次、か。
期待させてもらうよ、それじゃあな。
[そうだ、まだまだこの状況は続いていくのだろう。
バイクに跨がるキャスリーンへ更なる言葉を続ける。]
気をつけろよ、Endeavourはでかい。
それこそ世界中に名を知られ、それに相応しい影響力を持ってる会社だ。
もし想像の通りなら―――……。
[その言葉に対する返答はあったか。
バイクを駆り去っていく姿を見送る。]
――さぁ、行こう。イステ。
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