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―市内某所―
[自宅で休養を取った後、鑑識課のヘンリーに紹介してもらった医師のもとへ向かう。
ヘンリーの紹介と言うこともあって、話が早い。]
「で、ジンロー署の刑事さんが何のご用ですかな。」
ええ、ちょっと『ライカントロピー』と言う奴について調べておりまして。
素人知識では限界があるので、専門家のお話しを聞きたいと思った次第です。
「『ライカントロピー』とな。例の人狼事件の一環かのぅ。
獣憑と言うと、一見ふぁんたじー世界の産物のようじゃが、現実世界でも中世の魔女狩りの時代に(くどくどくど…中略)
一種の狂犬病の様なものじゃ。個人的には、今回の事件の犯人像とはかけ離れておるような気がするの。」
…と、言うと?
「小生も実際に患者を診た事がある訳ではないが、狂犬病の様なものじゃからそのような者が居るなら、すぐに見分けがつくだろう。
特殊なケースがあったりするなら話は別だがな…。」
なるほど。わかりました。ご協力感謝します。
[ハズレに近いグレーか、と思いつつ警察署へ向かう]
―― セントラルパーク ――
[バーガーショップの店員は、太った叔父さんになっていた]
「レベッカ? ああ、彼女なら3日前に辞めたよ。いい金ヅルを見つけたってさ。さあ、なんのことだかね。で、買うの?はい、ジンロウダブルバーガー毎度。大丈夫、人肉じゃないから、安心して食いな。最近またぶっそうになって、酷い殺人が起きてるそうじゃないか。
さて、他のことねぇ、ダンスももう辞めるって言ってたっけ。ケイティ? いや、知らないな。俺は最近雇われたばっかりだ。で、そのナリで一個で足りるのかい? ジンロウホットドッグと、コーラメガサイズ毎度アリ」
[買わされたハンバーガーとコーラを持ってショップを離れる。ぐううううっと鳴る腹に、自分でため息をつく。そういえば昨日の夜からなにも食べてなかったと気づいた。ハンバーガーにかじりつく]
[...は現場検証の結果、何も新しい所は見つからなかった…。
警察官に聞いて、わかった所は名前はレベッカ=ブラウン。
ハンバーガーショップのアルバイトで働いてる23歳の女性である事はわかった。]
ふぅ…。疲れた…。寝たい…。
[...はホテルに戻る事にした…]
−第二現場→ホテルウェアウルフ−
─警察署・自分のデスク─
[眠い眼をこすりながらデータベースに目を通す。しかし眠さのせいでほとんど情報が頭を素通りしてしまっている]
あ〜、いかんでござるな。
[これ以上このままやってもしょうがないと感じ、6(6)時間ほど仮眠をとることにした。これで少しは頭がスッキリするだろう]
−ホテルウェアウルフ−
[そう言えば、腹減ったな…。大好物のカレーライスとメロンソーダでも食べるか…。ん…。]
「探偵さん!」
…まさか!教会からここまで来ていたのか!?
「私、探偵さんのお陰で探偵になろうとしてるのよ…。探偵さんの泊まってる所をお姉ちゃんに教えてもらったの…」
[お姉ちゃんって、ジュディの事か…。]
おい……、この事件は遊びじゃないんだ…。事件の巻き添えになるのはやめて置け…
「私…両親、知らないの…。最近牧師さん、私の相手してなくて…。私、探偵さんの役に立ちたいわ…。あの時(孤児誘拐事件)のお礼もしたいし…。」
………わかった。足纏いになるなよ…。
「本当っ!良かったわ!」
[少女は嬉しそうに泣いている…。]
忘れていた…。俺の名はゴメス・アディスンだ…。晩飯を食べに行こうか…。「うん…」
[...と少女はこのホテルで珍しいチェーン店(...の好きな店のチェーン店)に*行った*]
―署長室―
[...はデータベースにアクセスし、現在の情報を閲覧しながら、ぶつぶつと呟く]
黒い毛と赤い毛か。
人狼は劇場型の犯罪者だ。この毛もおそらくはワザと残していったに間違えがない。
そして、おそらくは犯人は二人居るだろう。
黒と赤、どちらがリーダー格なのかは分からないが……おそらくこの二人両方を逮捕するまでは、この事件の解決は見ることはできないだろうな。
―署長室―
[...は時計を見て]
もうそろそろ鑑識と検死の結果が出る頃か……。
死因と正式な身元が分かるはずだが。
―回想・車の中―
[勢い付いたままラッキーに同行を申し出たが、断られたらどうしようという不安も中には在った、が。
「一緒に行く」との言葉を受けて多少は胸の内も晴れたかも知れなかった]
ありがと!それじゃあ私が車を出すわ、一気に飛ばして行くんだからあっと言う間よおお!!
[自信たっぷりにラッキーをナビシートに座らせたは良いものの、何故か自分がナビシート側の扉を開けかけたり居心地悪そうにハンドルを握って顔を青ざめさせていた]
あ。そうだ、こっちは左ハンドルだし右側走行なんだっけ。
[その後の酷い運転状況に叫ぶラッキーを他所に、なんとか無事に現場へと辿り着いたという]
―回想・第二現場―
[両手を合わせてラッキーに頭を下げながら現場へ入り、大まかにジョニーとロバートからどのような状況なのかを聞いていた。その話の中にあった「人騒がせな偽妊婦」についてはその場の3人に訊ねて把握した]
警察関係者だけを狙うのかと思ったらそうでもないのね。
…あ、でも全くの無関係でもないのよね?サムスだったかしら、あの警官と何かがあって騒ぎになってたって事があるし。
[そこで再び現場の方へ向くと3(3)
1.サムスが自転車を取りに来ているのが見えた
2.誰かが自転車を取りに来ているのは見えた
3.なぁんだ、猫かあ]
[何かが蠢く影が見え、注意深く様子を見ていると1匹の猫が走り去って行った]
なんだ、猫かあ。脅かしちゃダメよっ!
こんな時って色々怖くなっちゃうんだから。
[被害者のものと思われる携帯電話が発見された、と聞き>>403]
こんだけ派手血痕を残したりしちゃってるんだから、携帯のデータを消したりする…証拠になりそうなものを消す所までは考えが及んでいないんじゃないかしらね。
でっかい手がかりゲットの予感って所かしら!
[しばらくその場で現場を調べていたが、特にこれといった遺留品もみつけられなかった為、皆に付いて一度署に戻る事にした]
―署長室―
[資料に目を通していると、視界がぐらりとゆれた]
む……?
いかんな、少し疲れがたまってきている様だ。
[考えてみれば、一件目の事件発生からずっと署長室に篭りきっていた。疲れるな、と言うのが無理な話だ]
さすがに今日は家で休むとしよう。
―鑑識課―
[警察署に到着すると、そろそろ鑑識結果が出ると言う事だったので、そのまま鑑識課へ。
ヘンリー曰わく]
「一言で言えば昨日とほとんど一緒。
死亡推定時刻は午前0時頃。死因は失血によるショック死。
まるでデジャブのようだね。
ただ、昨日と違うところが一点だけあって、
傷口が昨日よりももっと細くて、…そうだなぁ、鉄の爪のようなもので引っ掻いたみたいに、こう平行に傷がついているってところかな。
凶器は刃物だと思うんだけど、ナイフのようなものじゃなくて、鉄の爪のようなものを使ったんじゃないかと思うよ。」
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