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[バクからの返答は暗いというよりも・・・若干情けない声だった]
ぇ、なに・・・すぐ行くけど、どうしたの?
あぁ、そういう事・・・ソレって変な事じゃないと思うよ。
僕の好き嫌いは別として、キミが攻撃的な思念を持っているのは分かっているつもりだし、備わった能力を使用したくなるのも別段変じゃない。
キミが変に感じているモノの正体は『自己嫌悪』なのかもね。
それは僕等が狂わないために大事な感覚だから・・・覚えておいて。
[友へ諭すように優しく話しながら、スタジオへ急ぐ]
―メインスタジオ―
サイの姉ちゃんもいつの間にか来ていたか。
何か良いもんかね?
くそう、気楽に唄っていれた時間がいかに恵まれていたのか今なら良く分かるゼ!
−自室−
…あああ…。ウチ、また迷惑かけたようやなぁ…。
[自動起動後、もそもそとマシンチェックをしている。]
…ん?
…送信履歴…2件…??
[履歴詳細より、爆音の持ち主にも『本文テキストのみ』誤送されていたことを把握した。]
う!
爆音の影響値、想定範囲超えとったか…。回線乱れたんかもしらんなぁ…。
[本文にも暗号フィルタかけといて良かった…と思った。]
(人間って……面倒だよな)
[パンを一口分ちぎってから頬張り咀嚼するも、けだるそうである]
(こういうとき、ボーカロイドが羨ましいよ)
[飲み込むそれは確かに消化器を通っているものの、自らを動かすためのエネルギーとしか男は認識していない]
(次世代のボーカロイドにはそれが組み込まれてるらしいけど、果たして彼らはどう思ってるんだか…)
[大きなあくびをするとカップに冷めたコーヒーを注いだ]
本社社員 アキラは、あくびが出るのはデフォルトだ。 ( b0 )
―メインスタジオ―
ふぅ・・・ちょっと急ぎすぎちゃったかな。
あれ、皆さんお揃いで何をお話してるんですか?
僕も仲間に入れてくださいよー!
[メインスタジオにいる面々に軽い挨拶を交わしながら、サーティが休止していた間に起きた事、現在の話題とそれを取り巻く状況を説明してもらうだろう]
ぁ、挨拶が遅れちゃいました。
昨日からご一緒している皆さんは、おはようございます。
初めての方は、よろしくお願いしますっ!(ペコリ)
[思い出したかのように丁寧な挨拶と自己紹介も忘れない]
そろそろ来週のスケジュールも調整しとかないと。
[給湯室でお気に入りのアップルティーを淹れて、啜る]
んーっ!美味しい。生き返る。
至福の時間よね。
― 生活棟・自室 ―
[内部電力がある程度回復し、低い電子音とともにシステムが起動する。ややあって、ヨルは青と緑の双眸を数度瞬かせた]
・・・・・・。
[ベッドに倒れたまま、ヨルは記憶を整理する。自分が作られてからの全てを、長い時間をかけて]
はは、は・・・壊れた思想・・・か。
――っ、こんな、物っ・・・!
[突然荒々しい仕草で帽子を毟るように取り、頭から生えているように見える透明の八面体に手をかけた]
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