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「はいどうぞ」 くわえたばこの すぐ横に
炎は点る 墓場の小径
「こりゃどうも」 二本くわえて 吸いつける
片方は置く 線香代わりに
─ 路地裏で ─
なあ、聞いてくれよ。
[仕入れ帰りのマスターが、なにやら愚痴り中。
相手はパトロール中の野良猫。
なので、だいぶ迷惑そうな顔をされている。]
今朝なんだけどさあ。
あ、一応、聞いた話だってことにしておくけどさ。
パソコン買い換えたんだんだよ。ある男がさ。
古いのから全部データ移行して、準備OK、いざ立ち上げるぞ、って立ち上げてみたらさ。
もう、真っ青。澄み渡った海の中もかくやっていうくらいの真っ青。
初期不良だったんだよ。最悪の。
元のパソコンのデータは残ってないし、移した方は吹っ飛んだしさあ。
他の写真なんかはともかくな。
妹が消えたんだよ。
わかるだろ? 俺の大事な妹がさあ。
ああ、最悪だ…。
[猫はなぁごと呆れたような声ひとつ残して、塀の向こうへ消えていった。]
人から聞いた話。パソコンを買い替えた日、波の静かな海面を覗いた後、妹が死んだそうな。
ブルースクリーンも二次元の妹も怖い話。
人から聞いた話。ひどく風が吹いた春の午後、部屋の窓から聞こえる寂しげな歌がいつまでも終わらないそうな。
http://shindanmaker.com/470710
うっかりと火事現場になってしまった。
全身を あますことなく 差し出して
飲んでと迫る 果汁100パーセント
……字余り。
[ついに色々とツッコミを放棄しだしたようです。
代わりにアズサが今飲んでる真っ赤な飲み物に対する、
無粋っぽいツッコミもしなかったわけだけれど。
しばしぼやっとしていると、背中に何かがぶつかった気がした]
―――え? 何なに? なんかどむ、って……。
[ゆっくりと、おそるおそる、振り返る]
葦原や いきてかえりし 比良坂の
松に掛かりし 我が背の骸
練る時間がなくてひねりも何もないので、そっと埋めておく。
「葦原にある黄泉平坂を行って帰って生き返ったけれども、待ってくれていた私の夫は骸となって松の木に掛かっていた」くらいの意
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