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[噴水の方を見下ろして]
あちらはあちらでお楽しみのようだし、お邪魔したくはないわね。
貴方だって、達しようとしてる時に邪魔されたくはないでしょ?
わたしは嫌だわ。
それよりも……
[南の方へと視線が流れる。]
仔猫ちゃんがいるじゃない。
― 南・商店街(デパート屋上)―
[アルフレートの言葉を聞き届けながら、視線を再び天上へ向ける。
手を伸ばせど届かぬ地表。未だ見果てぬ頂の果て。]
そうか。
…………、……いずれ貴君も。
自らと、自らを縛る業を切り分ける時が来るのやもしれませんな。
[――夕暮れの風。平穏の気配。
薫る瑣末は、いずれも日常を謳歌するものばかりではない。]
――――……。
[波紋は刹那。
斜陽の影が支配する彼方に、陽を受け流す髪はうつくしきいろ。
――それは近く聞いた、『彼』の声に似ていた。]
……竜が、好きなのか?少年。
[少年の挨拶>>384に、赤竜は差し出された指先をぐっぐと掴んで「おう、よろしく!」とでも何とか喋っている。随分と気さくだ。
随分と嬉しげな様子に、緩やかに首を傾げながら問う。]
――教会に属する人物が食わせ者なのは往々にしてある事だが…。
[覚悟を求められる程度か、と目前のサーヴァントの言葉には神妙に頷いた。もしかすれば先程少年が落ち込んでいたのもその関係かもしれない、と適当に当たりを付ける。
場所が場所だけに争いになる事は無いだろうが――折角の忠刻、聞くに越した事は無い。]
いや、邪魔をしたかと思っていたぐらいだ。
何かの足しになったなら、良い。
――あちらにも、居ますな。
遠いゆえ、微かだが感じる。
どうでしょう、
今回は此方から出向くというのは?
……何せ、これまで出迎えてばかりでしたからな。
[首を緩やかに傾ぎ、微笑を浮かべた。]
レティ?
ああ。そういえばさっぱりじゃったな。
あの闖入者も言うておったが、あの部屋も陣地という感じではなかった。
[そもそも陣地や工房の類だったらあそこまで踏み込む気にはならなかったが]
わらわ自身がこのクラスじゃからのぅ。
武士…いくさびと、という事じゃな。
――――先ほどの言葉は撤回しましょう。
どうやら、『異常』が現れたようです。
[逆行の中に在る二つの影。
別の摩天楼の頂に見ゆる気配に、ぎろりと視線を投げた。]
>>388
セイバー相手に、正面からやり合うのは
…やはり無謀ですね。
[本当に困りましたね。
内心は焦っているが、顔には出さずのままだが、
球体のおかげで距離が開いたので少しホッとする。]
―――
[セイバーが視線を動かした先の存在。
球体に触れる指先の力が僅かに強まる。]
……止めはしませんよ。
返り討ちに合うだけですから。
さて、マスターの気配はわらわには判別できなんだが……。
サーヴァントの傍にあり、守られているようにも見えるという事は、おそらくそうじゃろうな。
[幼子と言われれば確かに。見た目で言えば自分よりもさらに小さい。童だ]
わらわにも気になる事がある。
あの球体……あれは……いやしかし……。
月から見えるはちょうどあんな感じだったと思うのじゃが……。
[その考え通りだとしたら……本当にこの戦争は一体何のクラスが呼ばれているのか、俄然警戒が強まった]
―中央区/南地区近く・とあるビルの屋上―
……また、そのような言い方……
ですが、仰ることについては同感ですな。
[言い回しは兎も角>>390
邪魔をしないという一点では同意見だ。]
レイ様も感じましたか。
ええ――遠いゆえ、微かだが感じる。
[仔猫扱いされるのはきっとあの青年にとって
不本意だろうが、それはさておき。
彼が伴う武人は灰色纏う――勇壮な音色だ。金萌葱の眸の輝きを深めて、南の方角に強く輝く星を見つけたような顔をする。]
どうでしょう、
今回は此方から出向くというのは?
……何せ、これまで出迎えてばかりでしたからな。
[そう、笑みを浮かべた。]
それで、さくらはあの中に突っ込んでいくタイプなのかな?
私としては、ここでセイバーとキャスターの情報が入るのだから、そこまでは求めないけど。
[言いながら、影響を受けない辺りまで足を進める。
そこまで来ればマスター二人の顔も判別できた。
一人は魔術師らしい姿だとわかるけれど、どれだけ頑張って見てももう一人は小学生だった]
聖杯戦争のマスターには、人を殺し殺される覚悟がいるんだって、聞いたけど。
あの子も、そういう覚悟を持っているのかな。
[むしろ、子ども相手にそんなことをできるだろうか、と言う懸念がわく]
[状況は有利だろう。距離は間違いないセイバーだ。なのに刀使いは魔術師を攻めあぐねる。
最優のクラスではあるが、このセイバーの身体的ステータスはそこまで高くない。それが手間取る理由なのか……あるいは、魔術師にしては、相手が巧いのか。
―――が、それでも、普通であれば苦戦は考えられない。
まだ自分も見たことはないが、セイバーには宝具もあるのだ。このままなら押し切るだろう。
しかし、ほんの一瞬、セイバーが戦う相手から外した視線。その意味を理解してしまって、ぞくりと背筋が粟だった]
あら、レティにも積極的なところがあるのね。
いつも受身だから、新鮮で素適よ。
いいわ、今夜は貴方のエスコートに任せるって言ったんだもの。
わたしを楽しませて頂戴。
[クレティアンに抱かれるまま、身を委ねた。]
ああ、先程の連中か。
なにやらサーヴァントとマスターが只ならぬ関係のようだがな。
あの手の組み合わせは厄介な場合があるな。
とはいえ、絆が深いというのならば断ち割ろう。
一人になってしまえばそれだけ反動が来るであろう。
どちらを先に処理するかは貴様に先に任せたいところではあるな。
マスターを先に殺してしまい、
英霊が捨て身になるような事態は避けておくべきであろう。
[遠くから感じる視線の主を見る。
そして先程の短い邂逅を元に自身なりの方針を立てる。]
ほう……そうか。
戦場にいるとは言え、やはり主が子供では身を案じずにはおれぬというわけか?
[距離は取ったままだが、そう離れてはいない。
これなら踏み込んで届く距離、周囲の視線もあるが宝具を使わずに済みそうか、と考える]
心配せずとも、お主が消えればそれで済むことだ。
わしも長居はしとうない。
[太刀を握りなおし、再度地を蹴り、身を低くしてキャスターへと向け身を突っ切り、太刀を繰り出す]
受けよ……!!
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