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To.竹中さん
From.倉重
もし予定がないなら
――――
今度神社でお祭りがあるのを知ってる?
メール交換だけして、あまりお話をした事無いなって思って
良ければ一緒に廻らないかな
君とお話しがしたいんだ
[予定もあるだろうし断られるかもしれない
其れでも何故か、入学式の花緒の演説を聞いて
何処か惑いを見せていた彼女と
あの亜麻色の髪の彼女と話がしたいと
そう、思った*]
[>>849 もうひとつのブランコに座って、息を吐く。
全てを押し隠せば良いのでは無いかという思いが、僕を襲う。それはきっと、ぬるま湯のような暖かさは感じられると思うから。
そうしたく無いと思ったのは、奏美さんのお陰で。
苦しくとも、内面を隠していては。何も変わらないのだと。]
…霧澤さんを、例大祭に誘って断られた。
[最初に言ったのは、一言での要約。
こんなこと言うのはよくないのだと、分かっているのに。]
一つ、結論を出そうと思った時に。志乃の前では綺麗な自分でいることしか、出来ないと思ったから。
……辛い思いを乗り越えてきたのだろうとは、思う。だから強い部分を持っているのだと思う。
林間学校のあの昼食。僕は兄の代わりでありたくないって言いたかった。そうではないのだと、志乃は言ってくれたね。でも。
こういう醜い所が一杯…一杯。自分の内面を覗き込んだら見えてきて。志乃は眩しかった。
霧澤さんとであれば…少しずつでも進めるのかなって思っていた。上辺ばかりを人に見せてきたのは、互いに知っていた事だったから。でも、そうでさえ無かったらしい。
今もこうして、愚痴愚痴と志乃に吐き出して。何がしたいのか、よく分かっていなくて。
今、誰かと行くなら志乃と行きたいと願うけれど。
この状態で僕の方が志乃を誰かの代わりにしようとしているのかもしれないって思うと。
自分が、許せなく思ったから。だから言わなければならないと思った。僕は君に、胸を張ることは出来ない。
[座ったブランコは、動かないまま。
内面を晒した僕はきっと、失望されるだろう。今まで殆ど、そんな姿は見せてこなかったのだから。でもそれは僕の責任で。
……僕が受けなくてはいけない罰で。誰かに縋ってはいけないのだと思った。]
/*
実は展開的にもシチュ的にも、
志乃とくっつかないほうが美味しいと思うんだけれど……
それをやるとこの村の前提をひっくり返しかねないので
(カップル作りましょ、らーぶらぶしましょの村だから)
楓の動きをみながら考えましょう、をしたい所なんだけど。
どうしよっかなあ……奏美ちゃんに譲らせた感が半端ない。
― 母への手紙 ―
お久しぶりです。お二人共お元気ですか?そちらの気候は日本よりも過ごしやすいと聞きますが、体調を崩していないか心配です。
高校で出来た新しい友達が、このレターセットをくれたので手紙を書くつもりになりました。とても趣味の良いレターセットでしょう?
今年の誕生日はたくさんの友達に祝ってもらえて良い日でした。メールで何度か話した事がある慶太はカーディガンをくれました。ペールグリーンで、俺の髪色にとても合うと兄の嫁さんも褒めてくれました。
俺の体調管理をかって出てくれている遠馬もハーブティーのセットをくれたのでますます健康になれそうだし、
最近、好きな娘ができて遊んでくれない小太郎の気を引くアイテムをくれた子もいます。小太郎はとても喜んだけど、好きな娘にアイテムを見せてあげて更に仲が深まったようです。少し残念な気持ちもありますが、俺にも、好░▓▒▓█▓░░▓▒いや、なんでもない。
他にも、ポプリや甘くないクッキーや使いやすそうな文具や牛乳を貰い、面白いのでは10円ガムをたくさんとか、お祝いの言葉も貰って。
こちらに置いて行かれた中学入学当時は荒れましたが、今では、こちらに残れて良かったと、心底思っています。いつか、友達を連れてそちらに遊びに行くかもしれません。それまで、二人共お元気で。
[封筒に VIA AIR MAIL と書いて送った。
父母が永住を決めた国に行くつもりは今まで無かった。けど]
ま、せいぜい観光案内させて悲鳴をあげさせてやろう。
[この国が嫌いなわけでも、父母の居る国に思い入れがあるわけでもない。
まだ子供な内に置いて行かれたのが寂しかった。
今まで甥の小太郎が寂しさを癒やしてくれていた。
小太郎も、少しずつ手を離れて行くけど]
こっちに残って良かった。
[友達に、そして、……彼女に会えたから**]
―例大祭当日―
[みんなで買ってきた浴衣。時間より前に菖蒲と私の家で二人で協力して着付けしたけど、結局うまくできなくて。
お母さんに手伝ってもらって何とかなった。
私は美穂と約束している。菖蒲の約束についてはわからないけど、ともかく家から途中までは一緒に仁者まで行くはず]
約束がないなら、菖蒲も少し私たちと回る?
[なんて聞いて。美穂にしてもずっとは私とは回っていられないだろう。
ちゃんと聞いてないけどなんとなく、永居戸と良い感じだったし約束くらい、してるはず。
ともあれ花緒の下宿先に着いたなら、こんにちは、と声をかけて]
美穂、準備良いかな?
[彼女の準備が出来ていないなら、少し待たせてもらうつもり]
は、花ちゃんんんん!?
― 例大祭前のとある放課後>>846>>847 ―
[目の前で見せる重苦しさを感じさせる溜息に、胸の奥がざわついていく。
何を言いたいのか、分かるような気がして。
隔てる窓を開ける勇気もなかった自分には、当然のことなのだと覚悟を決め、言葉を待った]
………え、、?
[けれど、それは思っていた言葉とは少しだけ違って。
何処か幻を見るかのように、呆けた顔をしてしまっただろうか]
― 例大祭(前半)―
これで、いいかな?
だいじょうぶ? 変になってない?
――このへん気をつけたらいいです?
[着崩れの恐れがあるものを見えない身で着るのは多少の勇気と無謀が必要、崩れても見て分からないからだ。
湊鼠◆色に薄梅鼠◆をアクセントであしらった浴衣姿が完成形であることを確認すると、身体の感覚で覚える――ときおり花緒に視界を重ねて念の為に視ておく]
おまたせ。
……どうかな、これ。
[和装に合わせる場合は胸元は平坦に近くなるよう処置するらしいが、今日はそれに手を加えず。
そんな浴衣姿を最初に見せるのを選んだのは、かけがえのない親友。(>>867)]
神社の中は私詳しいから大丈夫。
リハビリでよく歩いてたの。
[広くて静かで車も来ない、石畳や階段などそれなりに難所もある。
見えない身で歩く練習をするには最適な地で、以前からよく来ていた。
もちろんどの屋台がどこにあるかまでは知る由もないが、歩くぶんには慣れた場所のようだ。]
じゃ、行こ。
……つないで、いい?
[自力で歩くのに支障は無いが、左手は親友の変わらないあたたかさをねだった。]
[吐き出される言葉に、静々と聞き入る。
私が眩しいわけなんかない。醜いのは自分だ。
そんな事を叫びだしてしまいたかったけれど、それをぐっと押し留めて。
最後まで、ずっと、一言も発することなく聞いていた。
そして動かないブランコと、楓の顔を見て、穏やかに笑う]
―――ありがとう、言ってくれて。
それで、相談したいのってどのあたりかな?
霧澤さんともっとお近づきになりたいって事?
私を代わりにしようとしてるかもしれないけど、どう思うということ?
それとも、これから何をしたらいいか、分からない?
[そんな風に尋ねた自分の顔が、彼にどう見えたかなんてわからない。 だって、自分の目の前に居るのは鏡なんかじゃないから]
[>>871 相談したいのは、という声で。相談と言って彼女を呼んだ事を思い出す。]
志乃を誰かの代わりにはしたと思いたくはないから。どうすればいいのだろうね?
[1番最初の提示されたものは違うのだ、という事を伝える。
視線を少しあげて、彼女を見れば。
何処と無く辛そうな表情を浮かべているように思える。
何かを吐き出したくて、堪らないような。でも僕は心が読めるわけでもなく、精々が視線の大体の方向を読む位。彼女の内心はわからない。]
……こんな事言ったんだ、詰られて然るべきだとは思うけどね。
[ぶつける気持ちがあるのなら。それをこれ以上我慢させてはならないと、思った。]
──6月の、お昼のこと──
えっ。ほ、ホントに? 全部食べられたりする?
やっと身体が落ち着いたんだね。よかった。
[うん、一緒に食べよー。とさくら柄の小さめなお弁当箱を軽く掲げてみせ]
ありがとね。
まだちょっと、ひと目につくトコで、お弁当ひらく勇気がなくて。
[腰を落ち着けてから。
まずは中庭へ誘ってくれたことにお礼を。
慶太へ渡したのと同じ、肉じゃがだけが茶色。
あとの区画は赤や黄緑、それから白に淡桃、黄、とだいぶ鮮やかになった、自分のお弁当に目を落としながら]
しのちゃんがね、パンダのキャラ弁を見せてくれたことがあって。
わたしも、ああいうの作りたいって思って、修行中なんだ。
……例大祭終わったら、もうすぐ、しのちゃんの誕生日かぁ。
今年はどうする?
前に贈ったサボテン。
まだ綺麗に咲かせてくれてるんだよね、しのちゃん。
[慶太と選びにいったときの、あれこれと付きあわせて真剣に悩みあった思い出。
渡した時の志乃の顔と、先日送られてきた画像のなかの、元気そうなサボテン。
大事な思い出を撫でながら、新しいお祝いに心を馳せた]
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