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―巨竜の麓―
諦めた とは。
貴方は何かを望んでいたのですか?
[男に問いかける。男が天使に注視していたならば、返事はなかったかもしれない。
ナジは天使に問いかけることはなく、天使の声と動きを見るだけだっただろう。]
…?
[どこからか聞こえる足音、そしてどこか懐かしい気配。]
…ナジ。久しぶり。
[足音の方を振り向けば想像した通りの人物>>9>>10。
一拍おいて小さく口角を上げる。]
今はひとりなのか?
[その表情を壊すことなく訪ねてみるがはてさて。
かつてと変わらぬ黒衣。そして相変わらず顔は見えない。
叡智で知ることもできるが、そのような下卑た使い方は好まない。他人のことは極力知らないほうがいい。]
…………。
リューナ、お久しぶりです。
[目的の人物は程なく見つかる。ナジは静かに声をかけた。]
いえ、シリルに同行しています。
まだ年若い英雄です。
お変わりないようですね。
貴方は、…ひとりなのですか?
[問いかけは躊躇われた。]
ナジも、かわりないみたいだな。
[ふ、と表情を崩してみせる。一人かと問われたならばカラカラとわらう。]
あぁ、ひとりだよ。
…なに、一人も案外いいものだぞ。
[冗談ぽく言えばちらりと辺りを見回す。
しかし、彼の言うような年若い英雄と思しき人物は見当たらない。]
…その、年若い英雄殿はおいてきたのか?
[変わらない笑い方に何処か安堵する。
それでも、一人も案外いいものと言われれば、寂しくも感じた。]
そうですか。
お元気なようで何よりです。
先程見かけませんでしたか?
あそこに見える……おや。
[先程は議論をしている輪の中>>0:30>>10に居たように思ったのだが、リューナの言う通り、姿が見えない。
他にも何人か姿が見えない者が居ることから、巨竜に働きかける為に、別行動を取ったのかもしれない が。]
貴方の声が懐かしく感じて、彼女を置いてこちらに来てしまいましたよ。
[ナジの纏う空気は、冗談ぽい言い方に感化されたように柔らかさを帯びた。]
[どのくらいそうして居ただろうか。周囲のざわめきに我に返れば、目的の場所にすらまだ辿り着いて居なかったことに気付く。]
……よい…しょ……
[立ち上がれば、人々が集まるその場所へと**]
置いていったんじゃなくて置いていかれたか?
[クスクスと抑え気味にわらう。]
そうだな、
…ナジ。今更なんだが…なんでいなく…いや、まぁいいか。
そんなことよりだ。
コイツを本当に動かせると思うか。
[その口調は心配ではなく確認といった風。
この龍を動かすことが"正しい事"であるか。それさえでさえも、リューナに答えを出すことはできなかったから。
叡智は答え《結末》など教えてはくれない。教えてくれるのは可能性のみ。]
…やもしれませんね。
[小さな吐息と笑みを浮かべる。
しかし、その笑みは次の言葉にすぐ消えて、]
………、
[言い直す様子に、ナジはリューナに合わせることにする。]
……………。
今回ばかりはやってみなければ分かりません。
巨竜を動かそうと試みた人間など、私の知る限りではこれまで居ませんでした。
[リューナであれば居たかどうかを識っているかもしれない。]
「英眼のリューナ」ともあろう者が、迷われているのですか?
[ナジは、冗談ぽく笑いを含ませて返事をした。
心配ではなく確認といった様子からもナジの返答は柔らかい。]
…そう…ね。
[確かにその通りなのだ。やってみないとわからない。そんなことをした人間など、未だかつていたことは"なかった"のだから。
流されるままに住む場所を変え、適応してきた。なのになぜ、今更?そんなことを思うも、答えは出ない。戻りたい。その心しかわからない。]
…ふふ、まさか?
[冗談っぽく迷っているのかと問われたならばそんなわけ無いでしょう?とこちらも冗談めいた口調で。]
さ、てと。そろそろほかの英雄さんたちと合流する?
[そう聞いてみるがなんと帰ってきたのだったか。**]
…………。
[ナジはリューナの返答に双眸を細める。
どれだけの時が沈黙が過ぎたか。]
今暫しは貴方に付き従いましょう。
リューナ。
[双眸を瞑ればフードの下は暗闇ばかりになる。
再び開いた時、ナジはリューナを見て、かつてのように小さく頷き、他の英雄と合流することに*同意した。*]
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