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・・・あれ。
なんか掛かり稽古みたくなってる気がする。
(打ち込む→防がれて返される→また打ち込む、という感じで)
― 回想・数年前 ―
「古き竜が死す時、竜は宝玉を落とすのじゃ。『自然』や『概念』が結晶となったもの、それが宝玉じゃ。」
[老人のその言葉を聞いたリーマンは、眉唾だなと一笑に伏した。
何度も邪竜の穢れを祓ってきたリーマンだが、そのような物はついぞ見たことは無い。
だが、老人は確信めいた表情で語り続ける]
「ふぉっほっほ。わしを馬鹿にしたような表情をしておるな若者よ。まあ正直な奴は嫌いではないがの」
[老人はぐびりと酒の入った器を傾けた]
「だがな、若者よ。竜それ自体が『自然』と『概念』の結晶のようなものではないのかな?」
[その老人の言葉に、リーマンはハッとした表情をする]
「そしてな、最高の宝玉を手に入れれば、全ての願いがかなうとも言われている」
― 現在・ホテルの部屋 ―
[リーマンは暗い部屋で、紅い美しい石が取り付けられた指輪を眺めていた。
その指輪を見て契約竜のミコが小さな声で言う]
「キレイ。でもこの石、少し泣いています」
[リーマンはその言葉を聞いて、遠い目をするのだった]
─ 受付 ─
ひゃっ……?!
[耳ぺたりの上から手で塞いで、やっと普通の音量になる名乗り>>127を聞いて、
どこか行って欲しさにうんうんと何度も頷く]
げ、元気でいいと思います……。
[涙目で、ふわっとした返事をした]
─ 路上 ─
[宿屋に向けて帰る途中、喧嘩を見た。
自警団が仲裁しているのもあれば、やんやと応援しているのもあった]
……どうして止めないんですか……??
[おずおずと聞いてみたら、自警団のおじさんは、赤い顔で答えてくれた]
『闇打ち・乱闘は御法度!
でも、決闘はどんどんやれ!さ』
[ぷわっと酒臭い息がかかった。
わたしは一歩を下がった]
……どういう違いがあるんです……?
[というか、このおじさん、お仕事中じゃないんだろうか]
『憎しみによる戦いは穢れだ!
この御前試合の祭りが邪竜を生んでちゃあ世話ないだろう!
しかし、己と相手を高めるための決闘は、穢れじゃない!
むしろ、文化だ! いいぞもっとやれ!』
[なるほど、と思った。
湖の町が、水の穢れに敏感なように、
竜王の町は、それらも含めた様々な穢れに注意深いのだろう]
『俺達が、無法者から町と旅人を守る!
あんたたちは安心して祭りを楽しんで行ってくれ!』
[おじさんの息から逃げるように、わたしはもう一歩下がってから頭を下げた]
お仕事頑張ってください。
― 訓練施設 ―
[>>130一撃を受け止めた手応えは、こちらへもはっきりと伝わった。
予め心構えをしてこれだから、ジミーの手はそれなりの衝撃を受けた事だろう]
むっ?
[しかし、次なる力は予想外の方向に加わった。
押し込むのではなく捻るような動きに、柄を握り込んだ指がじりじりと開いていく]
なるほど、それが狙いかえ……。
[魔法で強化した以上、打ち合えば劣化するのは向こうの刀子であっただろう。
そして捻られた手の角度は容易に戻せず、むしろ徐々に力を掛け難い方向へと持っていかれている]
武器の取り回しでは、そちらが一枚上手であるようだの。
だがの、そなたの得意分野でばかり、相手になってはやらぬぞ。
[刀子の握りに僅かに力を籠める。
握り直すまではいかぬその動きで、意識の集中を新たにする。
たん、と、一歩踏み込む動きで足が地を鳴らし]
――石筍。
[発現の合図と共に、生み出すのは丸みを帯びた石の柱。
力の焦点は、ジミーの足許。
せめぎ合いに集中しているはずのジミーの足を掬い、バランスを崩させようと]
……少し方向性が、違うんですかね?
[ 打ち合う瞬間にぱちりと電光が飛ぶ、手に通ってしまったのかジミーが苦い顔をして下るのが見える。
急にうちの竜器に合わせて、と言っても体に染みている戦い方が2人に有る分完璧にとは行くまいし、思わず出てしまう事もあるのだろう。
それでも適正どころか減衰すらしてしまいそうなうちの竜器で雷撃を撃てる辺り、逆に言えばエステルの魔法はとんでもないものだろうし。
そしてジミーが刀子に手を添えて、何かを唱えて――。 ]
ひゃん?
[ 緊急事態です!まぶしすぎてまえがみえません! ]
娘さんもいる身で戦士に復帰なんてよお、かっこいい以外の言い方はねえっすよ!
んな謙遜いらねえよお!!
[グレダの様子>>116を謙遜ととらえ、にこにこと。
ギャランがやって来たら、縮むとの言葉>>114にはのんきに首をかしげつつ]
おおい、ギャラン!!
娘さん見つかったってよ!!
[と、大声で返す。
ミルファークが相棒竜を抱えている様子が視界のはしには入っているが、まさかそこまで怯えられているとは思わずじまいで]
グレダさんによく似た娘さんを見つけたと思ったら、娘さんによく似たグレダさんで…… ん?
まあ、よかったよかった、!!
[相棒の言葉>>126に返事をしようとしてこんがらがり適当に笑ってごまかす。]
[グレダからの宿の提案>>118には、ぱっと表情を明るくさせ]
いいんっすか、グレダさん!!
お〜、すっげありがてぇ!!!
なあなあギャラン、まだ決めてなかったよな?
折角だからよ、世話になっちまおうぜ!
[相棒の腕を肘でつつきつつ、お伺いをたててみる]
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