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[>>93隣の総司令はクルークに対してはそれ以上言う必要は無い、とばかりに視線を送る。下手にブラフとしての情報以外を撒いてやる必要も無いだろう、とまたアレクシス自身も頷いて。
それから。奔るのは――会議室全体の衝撃]
―――ッ、
[まさか、と>>97息を呑んで。
彼は何の策も無しにこんな発言をする男では無い筈だが。
総司令官が険しい顔をして問い質そうとするのを、此処は自分が、と場を引き受ける。>>100一見すれば、部下を信頼する上司の表情、だが。それだけでないのは容易に分かる。
彼を幼い頃から見てきた――つもりだ。]
…解散の前に、クルーク補佐官。
……それは正式な任命理由があっての事でしょうね?
[正気か、とその双眸は訴えるが。策があるならば潰す訳にもいかない。遠回しに、そう聞いては]
/*
挨拶忘れてたなぁということで、こんにちは
当方狂人ですので、同類同士の引き寄せられる感覚は多分わからないと思います
狼さん方が寿に気付くかどうかはお好きにどうぞ
ほいほい着いて行くかはわかりませんが、利用なりなんなり使ってください
*/
―回想―
[孤児院に入って直ぐ、少年は礼拝堂にあるオルガンに気づいた。
かなり年季が入ってはいるが、寄贈品なのかとても上等なものだとすぐに分かった。勝手に触ってはいけない気がしたが、我慢できずにそっと蓋を開けてみた。
鍵盤を一つ弾く]
―――――…♪
[透き通るような音が、しんと静まり返った礼拝堂に響き渡る。
神様なんて、信じてはいないが。
その光景は酷く荘厳に見えた。
夢中になって、椅子に掛けてオルガンを弾いた。
そこには何処か逃避も混じっていたかもしれない。兄として足りない自分。人として何か欠けている自分。其処から逃れるように、ただただ、奏でられるのは美しい旋律]
へえ…アレクシスは、そーいうタイプの狼なんだね!
面白いなあ!生まれてから狼の素質がある人もいるんだ、ははは!もしかして、ミツルも生まれた時から狼の素質があったりしたのかなあ?
[クロロは『魔剣に飲まれた』という言葉に全く気にするそぶりを見せず、楽しそうに笑うばかりだった。
それは、今の自分が魔剣に飲まれた結果であることを認識してるが故なのか、ただ仲間を見つけた嬉しさ故なのか。]
残念。留まるわけじゃないんだ。それじゃあ、戦場で会ったらよろしく…ね?
[ばたん]
……えっ?
[知らぬ間に、演奏中に一人の少女が礼拝堂に入って来ていた。
集中しすぎて気づかなかったのだろう。慌てて音を止めて振り返る]
あ、あの、すみません。
あまりにこのオルガンが良い音だから、つい。
[果たして彼女は叱っただろうか。それとも許してくれただろうか。
ともかく、それがイリアとの出会いだった]
[オルガンも気に入ったし、祈りの時間以外はあまり人がいないことも気に入って、少年は礼拝堂によく居座るようになった。思いついたように掃除を始める以外は、概ねオルガンを弾いていた。
自然と、イリアとは毎日のように顔を合わせるようになる。
イリアは孤児院で幼い頃から育っており、今では礼拝堂の手伝いをしているらしい。幼い頃の自分にとって、彼女はまさに姉のような心安らげる存在だった。
挨拶を交わして、世間話をいくらか。御喋りが得意ではない自分はあまり話題が続かず、そのままオルガンを奏でるのが日課だった。
イリアは飽きもせず、仕事が終われば椅子に座って僕の演奏を聞いてくれていた]
[ある日のこと。
いつものようにオルガンを奏でていたが、どうも相手の様子がおかしい。心配になって、顔をあげて声をかけてみる]
…イリアさん?
おや。
[忙しくて疲れていたのだろうか。静かに寝息を立てる姿を、どこか微笑ましげに見つめる。
最初は彼女のことを、姉のようだと慕っていたが。共に過ごしてみて、案外可愛らしいところも多いのだと、知った。…と、本人に言えば叱られてしまうだろうが。
彼女にそっとひざ掛けをかけて、演奏を再開する]
Schlafe, mein Prinzchen, schlaf' ein … ♪
[優しい音の旋律に乗せて口ずさむのは、子守唄]
[いつしか彼女は、正式に孤児院の管理を担うことになったらしい。
誰にでも温かいイリアには、適任だと思った。
成人すれば孤児院を出ていく人も多いので、彼女と別れずにすむことは、嬉しかった]
イリアさん。
……イリアさんは、シスターになったのですね。
[お行儀よく、頭を下げて]
おめでとうございます。
シスター、イリア様。
[静かに微笑んだ]
御祝いの曲を、練習したんです。
きいて、もらえますか?
[特別な日の演奏は、いつも以上に、心を込めて**]
…さ。そんなちゃんとした理由なら、
もっと頑張らなきゃね。
スパルタで行くわよ〜?
[ 髪をわしゃわしゃっと撫で、
目があえば微笑む。 ]
……でも、朝は勘弁して。
できれば、夜で。
[ このときだけはかなり真剣な眼差しを。 ]
/*此方はあくまで敵国なので戦場なので出会ったら気付きたいなあ、と。一応上層部同士なので後でバラしたら愉しいかなあ、と*/
[ボウと周囲に揺れる霊魂の影が見える。]
――『貴重な情報をありがとうございます。』
――『ええ、この件はコトブキ様に報告を上げます。』
[無事に連合領へ辿りついたというのに亡くなってしまった人々。
先の要所襲撃には成功したようだけれども、その際に被害が出た。
情報を得てから侵攻開始に間にあわせる為に少し無茶をしたとも聞くし。
あちらの国には孤児院時代の仲間を含め実力者が数多くいる。]
[霊魂との会話を終えて、どこかでコトブキへと報告をいれようと執務室へと向かう道すがら。テンション高く歩くコトブキを見つけたか>>94]
コトブキ様、こんな所を何でうろうろしてらっしゃるんですか……。
怒られたくてさぼってるんじゃないですよね。
[報告したいこともあるし、とあなたにだけ聞こえる声音で囁いて、室内へと向かうように促した。
もしコトブキが従ったのなら、道すがらや執務室でクロロとも合流したろうか>>105]
/*
はっ。狼だと顔も狼でわからないのか…少し申し訳ないことしたかも。アレクシスさんごめんなさい。
コトブキさんよろしくお願いします〜!
私も気づく方向に持って行った方が面白いと思いますねえ。
/*
しかし、おそらくは、イリア様は表にもいて2IDではないかと思いますので。
是非とも表優先で、お願いします。
僕は、一人でも、いくらでも話せる人だったりします。
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