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[スーに告げられた3つの選択肢>>57。
はて自分がまた決めていいのだろうかと思ったが、相手のおしゃべりな口は閉ざされ、視線はこちらを待つようにじいっと向けられている。
譲り合い問答をするよりは意見を言ったほうが良策と判断するのに時間はかからない]
古代遺跡、ですか。
援軍も要請できたのであれば、事態解明が進むまで迂闊にルミナスには近寄らないほうがいいかもしれませんね。
スー、パーミュに行きましょう。
[戦力増加、と言われている時点で戦闘が起こりえそうなものだが、そこまでJ・Qは考えていなかった。
あるのはただ、先ほど会ったばかりの弟にものめずらしいデータを送りたいという、一つのわがまま。]
― 回想/クーロン・裏通り ―
[店員に尋ねた道順を頼りに、クーロン裏通りにひっそりと構える闇医者の診療所へとやってくる。眠らぬリージョン・クーロンでは夜半を過ぎても患者の姿は絶えないらしい。秒針が刻む音色の中しばらく待合室で佇んでいたが、闇医者に顔を見られるや否や、話もそこそこに診察台へと上げられ、一通りの「診察」を受け]
……。
[自身がやはり造られた存在であることを幾らかの含みとともに告げられるが、闇医者が放つ台詞は大仰的で理解が追いつかない。一種無感情的な反応に不服げな闇医者を尻目に、技師から渡された紙片を広げ、そこに書かれた文面を読み上げる。シュライクの生命科学研究所と、かつての所員の動向について。真相を知ってか知らずか、闇医者から新しく発見された超古代文明 >>3 を聞かされ]
……古代。
[「生まれて」からどれだけの時間が経過しているかすらも定かではない。しかし何か心に引っかかるものを覚え、パーミュへと向かうことを決意する。シップの運航は明朝だろうか。診療所を出、その辺りで夜を明かそうかと考えたものの、技師とメカから教わった社会の仕組みを思い出し、クーロンの宿へと向かう。**]
― 回想>>28 ―
ふふ、面白い話を教えてあげましょうか。
この剣を作った妖魔は、努力して努力してここまでの剣を作れるようになったの。
この剣を超えるような武具となると、月下美人か。
或いは獅子の異名を持つ方の使っていた剣か……
[そこまで話してから、彼女に教えるのだった。
メイアル達、妖魔のヒューマンとは違う価値観を。]
けれど、努力で手に入れた物を私たちは評価しないわ。
最初から持っている資質。
それによって評価されるのが私たちの基準。
[その意味で言えばツバキは外見も、資質も申し分ないと言えるだろう。
もちろん、口には出さないのだが。]
そうそう、ツバキ。
黒騎士さんだと、たくさん居て分からないでしょう?
メイアルで良いわ。
人によっては“白き明星”と呼ぶ人も居るけれどね。
それでは、私はこれで。
[そう言うと足早に屋敷を去っていき。
シップ発着所へ戻るとクーロンへと向かうように指示を出した。
何か収穫はあったかと聞いてくる下級妖魔達に微笑んで。]
それなりには、ね。
[目を閉じて、ツバキの言っていた資質の事を思い出す。
相伝に近い形で伝えられると聞く時術。
中でも――オーヴァドライヴという術の強さを伝え聞くに是非とも欲しいと思っていた。]
セカイを見て、それから彼女がどう動くのか。
楽しみだわ。
― →クーロン ―
相変わらずね、この街は。
[雑然としている街を見回して笑う。
尤も、妖魔である自分が妖魔のリージョン以外の場所で目立たないのは此処ぐらいだろうが。]
さて、まずは何をどうしましょうかねえ……
[そう言うと人混みに目をやって。
その雰囲気の中で懐かしい感覚に一瞬捉われた。
ここ最近よりももっと前のファシナトゥールで感じたような。]
さてさて、おはよう諸君。
今日もしまっていこう。
悪役をやるか、それともヒーローをやるかだが……。
今は両方の選択枝を取れるようにやっておこう。
無論、正義と悪の二元論だけでは動かんほうがいいな。
でもジョーンズってか、俺自身の性格を考えれば、目的のためにはラスボスすらも利用してやろうと考えるだろうなw
ただそこの清濁の部分に葛藤を感じるかどうかはキャラの味付けに委ねられる。
でもまあ出来れば、かりょさんもriotもしろんさんも全員騙してやりたいね。
っても結局は流れの中でモブっぽく死んじゃうのも有り得るがな。
だがまあまずは目的から決めていこう。
怨恨の筋を考えるならば、妖魔のリージョンの滅亡だな。
そのためにモンスターラスボスと、幻術の最終奥義である、ヨルムンガンドとケツァクウアトルを呼び出す。
いいね、厨二っぽい。
モンスターのラスボスをヨルムンガンド、幻術の奥義をケツァクウアトルに見立ててみるか。
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